独断レビューTORQUE G06 KYG03 後編 カメラ、5G他

一年前、京セラ製タフネススマホ(バッテリー交換可能)TORQUE G06 KYG03が発売、「速攻独断レビュー 前編 交換可能バッテリー他」という記事を書き、取り外し可能(交換可能)バッテリー、本体大きさ、おサイフケータイ、ワイヤレス充電、カスタムボタン、指紋認証・顔認証、などについて述べたが、後編である本記事ではカメラ、通信5G性能、LED通知ランプ、マイナンバーカード対応、eSIMなどについて触れたい。

[推敲度 7/10]

 本機種、京セラ製TORQUE G06 KYG03を発売日2023年10月19日に購入して、サブスマホとして活用し始めて、一年余り。その速攻レビュー(前編)を書いてからを後編を書かずに1年経ってしまった。前編の最後で書いたように、前編の内容にこの機種で自分が主張したかったことは7割方(8割かも)詰め込んだので、後編を書くモチベーションがかなり低いのだが、検索キーワードを見るとこの機種の情報を探して訪問してくださる方が多いようなので、ブログのWordPress移行記念、TORQUE G06 KYG03の満一年記念を機会に、頑張って後編を仕上げることにした。

 余計な話をすると、自分は本機種がTORQUEシリーズでは3機種目。しかし前の
TORQUE G03 KYV41(1年弱使用)
TORQUE G04 KYV43(2年弱使用)
の2機種は中古(白ロム)で購入、自分が購入したのはそれぞれ発売後3年半後、発売後2年3ヶ月後だった(所謂「型落ち」である)。その「中古で買ったけど、なかなか良かったね体験」が現在の最新機種TORQUE G06 KYG03新品購入に繋がるわけだが、このG06もまだまだ今後、新品だけではなく、中古で買う人もいるだろう。今やTORQUEを応援したい身としては新品を買ってほしいが、自分も中古から入ったわけで、そういう人の参考にもなったら、と思い書くことにした。

この記事は「後編」です。TORQUE G06 KYG03のユニークな仕様を中心に述べた「前編」は以下をお読みください。
速攻独断レビューTORQUE G06 KYG03 前編 交換可能バッテリー他

【目次】

(1)カメラ、広角性能が気に入る

(2)通信5G、必要性イマイチ?

(3)LED通知ランプはあるが、、、、

(4)マイナンバーカードに対応したNFCスマートフォン公式対応機種

(5)eSIMも採用

(6)2世代前のTORQUE G04 KYV43で不具合の会った「GeoTracker」「歩数計」

(7)終わりに

【本文】

(1)カメラ、広角性能が気に入る

 自分は日常の記録として、スマホのカメラを多用している。ただ、自分はこの機種はサブスマホであり、スマホのカメラはほとんどが従来、メイン機種で撮影することが多かった。ところがこの機種のカメラは結構よく使っている。というのも、、、

・本機種のデジカメには広角レンズ、広角撮影の機能が付いており、0.6倍?の広角で撮影できる。

 デジカメでの広角機能の便利さを自分が痛感したのは2021年頃にメインスマホとして2年弱使用したGalaxy Note10+だった。実際に一歩引かなくても撮りたい全体を撮れる広角撮影はそれまでのコンパクトデジカメ4機種、スマホ15機種のデジカメでは体験していなかったもので、便利さにびっくりした。ところがその後で購入したメインスマホOUKITEL WP21はまともな広角機能が無く、少しがっかりした。

それぞれ左の写真が普通の撮影(x1.0)、右が広角による撮影(x0.6)。対象物を撮るだけであれば通常の撮影で問題ないが周りの景色を含めた写真を撮りたいと思うと、通常は体をかなり引いたり、少し離れて撮影しなければならいが、広角撮影ではそのような写真を位置を変えずに撮影することが出来る。

 だがその半年後に買った本機種TORQUE G06 KYG03(サブスマホ)は広角機能がついていて、体感的にGalaxy Note10+ほどではない気がするが、それでも十分に広角を体感できる。よって少しでも広角の写真を取りたいときには本機種を使うようにしているのだ。

 もっとも、、、

・この機種は普通に撮影するとやたら画面、画像が暗い。調べたところ、これは一回画面をタップしてオートフォーカスしないと?明るさ調整が機能しないからであるらしい。しかしタップをしても暗いことがあるが、明るさ調整が撮影時に手動で簡単に調整できるので、手動で明るくして撮影することが多い。

撮影時の広角を選択するアイコン(0.6x)と画面の明るさを選択するゲージ

 とはいえ、正直それまではカメラを向けるだけで自動で明るさ調整をしてくれていたのが普通なので、それからするとかなり不便。

・解像度は4624×2600などの写真で十分な細かさ。

・望遠、ズームは4倍まで、少々物足りない。メインスマホとして使っているOUKITEL WP21では10倍。
 ただもともと、望遠撮影はそれを拘ってコンパクトデジカメを使ってきた経緯があるので、それほどスマホでの望遠はそれほど拘ってはいない。

・日本製だけあって、カメラのシャッター音は消せないし、音を変更することも出来ない。

・これを書いてある今になって、カメラの機能を見て、いろいろあるのを思い出したが、、、、、使ったことないものが多すぎて良くわからん。オフィシャルサイトでご確認ください(汗)

(2)通信5G、必要性イマイチ?

とある場所でのスピードテスト結果。設定で4Gのみの場合と5G SA使用した場合の比較。数値上は5Gの方が2~3倍出ている。なお場所、時間によっては4Gでも100Mbps以上出る場合もある。しかし本文中に書いているように動画鑑賞などに利用していない自分はその速度の恩恵を体感することはほとんどない

●4G登場の時には待望だったのだが、、、、

 昔話から始めるが、自分は2012年頃、3.9Gと呼ばれた通信規格モバイルWiMAXの品質が非常に不満で、4GとされたLTEの登場を心待ちにした時代があった。この話はブログに記事も散々残している。

+WiMAXテザリング生活苦節1年半~プラチナバンドのau LTEを待ちわびる

私がHTC J butterfly HTL21を諦めてLG製Optimus G LGL21にした理由

待望のau LTE Androidスマートフォン Optimus G LGL21を使った感想

 ということで、4Gは自分にとっては喉から手が出るほど待望したもので、その性能には大変満足した。
(本質的には3.9G、4Gとかではなく、WiMAXが後に謂うところの「プラチナバンド」ではなく、2.5GH周波数帯だった関係なのだと思うが。)

 しかし今度の5Gは、、、、上のような4Gを待望して全裸待機(?!?)したレベルの自分であるが、その後の4G使用で不満に思ったことはほとんどなく、よってより高速の通信規格が欲しいと思ったことはほとんどない(ちなみに自分は動画は自宅でも戸外でもほとんど見ないので、それもあるだろう)。

 4Gスマホで通信回線が「唯一」遅いと思うのは、スマホゲームの更新アップデートでデータをダウンロードする時(一ヶ月に1回位)。自宅での光回線-WiFi経由だとみるみるうちに更新データをDL出来るが、メインスマホの4G回線だともっさり遅い。しかし、必要な頻度も少なく、切迫感はなかった。事前に調べた感じだと自宅では都市部にもかかわらず5Gのエリアにすら入っていなかった。

●時々の通信不具合は5Gでも解消されず

本機種の購入動機の内容は

・サブスマホをTORQUE G04から最新TORQUE G06 KYG03に買い替え検討
https://blog.stakasaki.net/article/20231017_001.html

で書いているが、そこでは5Gに対して興味がないこともないようなことを書いたが、今から思うと正直、「買うための言い訳の追加」で、それよりも馴染みの場所で、通信状態が悪くなることが5G回線で良くなることを期待した。

 結果から言うと、上の記事で書いていた

 まず現在のTORQUE G04はUQモバイルで使用しているが、場所と時間により回線がやたら遅くなることが時々ある。具体的には通常60~80Mbpsが5~20Mbpsになってしまう(ダウンロード)。テザリングで繋げたパソコンを使っていると明らかにネットサーフィンが遅く、Webサイトがばかなか出てこない。メインスマホ(mineo、ソフトバンク回線)では同じ場所、同じ時間で問題は起こらないので、そういうときはメインスマホに切り替えてしまう。テザリングは通常専らサブスマホで使っているので、微妙に面倒くさい。

(a)UQモバイルは所詮MVNOだからなのか?
(b)4Gだからなのか?
(c)TORQUE G04端末の問題なのか?
((d)UQモバイルの契約プランの問題なのか)
(e)場所と時間的にどうしようもないのか(しかしmineoソフトバンク回線は大丈夫だぞ?)

などが考えられようが、この手の原因究明はとても面倒であり、もしTORQUE G06 KYG03への変更でauにMNPすれば上の原因の可能性5項目のうち4項目を変更することになるから、解消の可能性はそれなりに高いと思う。

貼り付け元  <https://blog.stakasaki.net/article/20231017_001.html>

の件はすぐには解決しなかった。すなわちTORQUE G06 KYG03を使い始めたあともしばらく続いた。しかも問題の場所では5Gのエリアにすら入っていなかった(巨大施設の中)。

 ただ、これを書いていて気がついたが、その後一年、上記の極端な回線低下を感じる頻度は「いつの間にか」極端に減った。そういえば上の不満を感じる場所で5Gが入るのかすら確認していなかったので、今度確認する。

●5Gのエリアは限られる。とはいえau KDDIの本機種でドコモで話題のパケ詰まりはない。

 結局、自分にとって5Gはどーでも良かったのではなかろうか、という感が否めない。また、4Gに比べると5Gのエリアもまだまだ限られ、たまに意識して4Gか5Gかを確認すると「やっぱりここは4Gか」と思うことが少なくない。

 自分はこの機種はサブスマホであるが、ただしパソコンやタブレットのテザリングとしては本機種を多用する。一般にパソコンでの通信はスマホで行うよりも通信量を食うとされているようだが、それでも自分は4Gの通信速度、品質に不満を感じることは多くなく、仮にあってもそれはあまり4G、5Gと関係ないように思われる。

 そして、スマホ単体での操作は、メインスマホOUKITEL WP21であり、それは4Gであるが、その通信速度に不満を感じることも滅多にない。

 なお、本機種はいうまでもなくau KDDIであるが、NTTドコモでは5G端末での通信品質の低下が大きな問題になっている。本機種はau KDDIの機種ということでその類を感じたことはほとんどない。自分が体験していた通信品質の低下は以前の4G端末から起こっていたものだし、現在の本端末にして最初も起こっていたがいつのまにかほとんど無くなってくれた。

 自分の現在の使用電波(スマホ2台持ち)はau KDDIとソフトバンクだ。NTTドコモの通信問題が世間を悩ませているこの時代に、NTTドコモ電波を使っていなくて良かったと一人ほくそ笑んでいる。

●5G SAには対応しているがミリ波には対応していない

 概説などに書いてあるが5Gにもいくつか使用がある。TORQUE G06 KYG03は5G SAには対応しているがミリ波には対応していない。まあしかし、そもそも5Gそのものの意義を感じていない自分としてはその点は評価のしようがない。

●これからの5G

 というわけで、5Gを搭載した本機種を買ったのが2023年10月、そしてこれを書いているのが1年経った2024年10月、加えてメイン機種OUKITEL WP21は未だに4Gなのであるが、5Gの必要性は全くと言ってよいほど感じていない。(上述のように自分は動画は自宅でも戸外でもほとんど見ないのでそのためもあるだろうか。)

 確かにこれからは各キャリアは確かに5Gに力を入れていくだろう。だがOUKITEL WP21での検討記事

・仕様検討:巨大バッテリー9800mAh、大画面6.78インチのOUKITEL WP21 | まったりハマる生活

で書いたように、4Gはまだ当面、具体的には2030年くらいまでは主力であり続ける。すなわち6年後だ。スマホを平均588日で買い替えている自分がその頃にも同じ機種(メイン、サブ)を使っているのは非常に想像にしにくい。いや、考えられるとすると、京セラがこのTORQUE G06 KYG03の後継『TORQUE G07』を出してくれなかった場合には、この機種に大変満足している自分としては相当な年月、使い続ける可能性はある(自分が最長使った機種はサブスマホとして使ったサムスン製Galaxy S5 SCL23で2161日間、5.9年という端末がある)。そんな機種が5Gを備えているのだから、自分としては最強だろう。

 また3Gから4Gへの移行の時代は確かに通信量も著しく拡大する面がったが、昨今の通信量の拡大は当面限られるのではなかろうか。無論、動画を見る場合には5Gの恩恵は大きいものがあるかもしれない。ただ自分は動画をほぼ見ないのだ。自分はパソコンでの戸外でのテザリングが主な用途なわけであるが、動画に比べれば「パソコンでのインターネットは通信量が多い」といっても限られるように思われる。

この記事は「後編」です。TORQUE G06 KYG03のユニークな仕様を中心に述べた「前編」は以下をお読みください。
速攻独断レビューTORQUE G06 KYG03 前編 交換可能バッテリー他

(3)LED通知ランプはあるが、、、、制御アプリが効かない。

 昨今ではLED通知ランプがついている機種は少なくなってしまったが、本機種はそれがついている希少機種だ。

 以前の機種のLED通知ランプは一般のアプリ「LED flow」などで制御することが出来、通知を出しているアプリごとに色を変えたり、点滅頻度を変えたりして、たった一つのLEDランプで必要な、何種類もの通知を把握することが出来た。ところが一般のスマホはLEDランプがなくなってしまったので自分はメインスマホではメッセージ通知Proなどを使い、重要な通知は画面に出すようにしている。

 その点で、本機種TORQUE G06 KYG03は通知ランプが付いていて有り難いのだが、、、だが。

 (以下の部分2024/10/25追記)この記事で当初、「本機種の通知LED(通知ランプ)はアプリで制御出来ない」と書いていたが、以下のアプリで少なくともLEDの色はアプリごとに設定できることが判明した。

通知音/バイブ/フラッシュ/仮想LED-メッセージ通知Pro – Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.minds_net.msgnotifypro&hl=ja

 なお、この機能を有効にするにはスマートフォンの
「設定」-「通知」-「点滅」を有効
にしておく必要がある。

 上のアプリではLEDの点滅速度は変更できないようだが、アプリごとに色が変更出来るだけでも大変有用だ。

もともとこのアプリは、通知LEDのついていないメインスマホで画面上に仮想の通知ランプ表示したり、Gmailのラベルごとに通知音を変えたりするのに自分は使っていて、大変お世話になっているアプリだったが、通知LEDの制御というハードウェア制御にも使えるとは1年間気が付かなかった。

(以下の取り消し線部分は当初の内容)
だが、本機種TORQUE G06 KYG03、昔から重宝していたLED通知ランプ制御アプリ「LED Flow」が使えないのである。通知を出すアプリごとに色や点滅頻度を変えられないと、どういう意図でLEDランプが点滅しているのか把握できないので、役に立たない。

 結局、最低限の機能である、「バッテリー切れの時には赤点滅」「充電中には赤点灯」「満充電で緑点灯」くらいの機能でしか使っていない。

 上の不満はもしかすると私のLED通知ランプ制御アプリ「LED Flow」の設定の仕方が悪いのかもしれないが、今回調べたが、そもそもLED通知ランプ搭載の機種が稀になったので、その類のアプリも減ったり、それらのアプリはサポート(新機種やAndorid最新バージョンへの対応)も不十分になっている状況のようだ。

・LEDと通知制御 – Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.rageconsulting.android.lightflow&hl=ja

 通知ランプ制御アプリが使えていた時代は以下のような使い分けをしていたものだ。

赤の超早い点滅・・・電池切れ
赤の早い点滅・・・重要なメール
赤の遅い点滅・・・上よりは重要度が低いメール
青の点滅・・・SMS(かなり重要)
黄の早い点滅・・・防災情報(そこそこ重要)
黄の遅い点滅・・・不在着信(そこそこ重要)
緑点滅・・・LINE通知

 これを、あの小さな小さな点だけで判断できるのだ。今から思うと超絶便利であった。

 こういうガジェットを追いかけていると、時代が進むからと言って、便利な方向にどんどん行ったり、便利な機能が維持されるとは限らない。通知LEDなんて、制御で使いこなせばあんなエコで便利な昨日はなかったのに、上述のようにほとんどの機種で無くなってしまった。酷いものだ。

 まあそういうわけで、たとえLED制御アプリで使えなくても、完全に無くなるよりはマシなのだが、それでもアプリで制御できない本機種の通知LEDは不満を感じざるを得ないのである。

(4)マイナンバーカードに対応したNFCスマートフォン公式対応機種

 昨今、良くも悪くも世間をたびたび賑わしているのが「マイナンバーカード」の話題。スマートフォンが登場するまで、家庭でマイナンバーカードを使いこなそうとするとカードリーダーなどが必要となり、なかなか普及しなかったが、そこへカード読み取り機の機能を活用させるようになったのがスマートフォンだ。

 ただしスマートフォンでのマイナンバーカード活用では、NFC読み取り機能が必要で、しかも専用アプリは対応機種が限られたりしている。

 その点、本機種TORQUE G06 KYG03はNFC機能がついているし、マイナンバーカードアプリに公式に対応している。

・マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン等を教えてください。 | よくある質問|マイナポータル
https://faq.myna.go.jp/faq/show/2587?site_domain=default

公開日時 : 2023/11/30 11:22 更新日時 : 2024/10/04 11:30
Q.マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン等を教えてください。

A.マイナポータルアプリに対応しているスマートフォン等は以下のとおりです。(2024年10月4日時点)なお、記載の通信事業者以外の携帯電話サービス・公衆無線LAN(Wi-Fi)環境でも、
データ通信が正常に行える場合には、マイナポータルアプリを利用することができます。
(略)
・TORQUE 5G KYG01
・TORQUE G06 KYG03

貼り付け元  <https://faq.myna.go.jp/faq/show/2587?site_domain=default>

 自分はマイナポータルでいろいろな手続をしたが、TORQUE前機種G04が上の一覧に入っていなかったのも新しいTORQUEを買う動機の一つになった気がするのだが、現在調べてもそれに言及している文書は見つからないし、G04でマイナポータルアプリの利用になにか支障があったのか、判然としない。

 とはいえ、マイナポータルのサイトで公式対応しているというのは安心できる。

(5)eSIMも採用

スマートフォンで通信情報が入ったカードとしてSIMカードがあるが、近年になって物理カードに依存しないeSIMが登場し、一部の機種で採用されつつある。本機種もeSIMが採用された。しかし従来のSIMも使われており、自分はそれしか使っていないのでここでの言及は遠慮しておく。ただ、SIMカードとeSIMの併用は出来るようだ。

(6)2世代前のTORQUE G04 KYV43で不具合の会った「GeoTracker」「歩数計」

 ここからはかなり個人的な話になるが、自分が昔から重宝しているアプリに

GPS記録アプリ「GeoTracker」

万歩計アプリ「歩数計」

がある。この2つのアプリ、本ブログで書いているTORQUE G06 KYG03の前に使っていたTORQUE G04 KYV43(世代的には二世代前)の端末でうまく動作しなかったのだ。この2つの昨日は所謂常駐系アプリで、バッテリーを食いがちなこともあり、バッテリーを交換できるTORQUEに任せたかったのだが、必然的にメインスマホで動作せねばならず、メインスマホのバッテリー低下をもたらした。TORQUE G04 KYV43は2年弱使っていたが、この点は潜在的にかなり不満だった。

 そしてTORQUE G06 KYG03への買い替えで?

 実は当初、GPS記録アプリ「GeoTracker」は機能がうまく動作しなかった。また待ち受け画面チェンジャー「Multipicture Live Wallpaper」もたびたび機能が停止した。かなりがっかりしていたのだが、しばらくしてのシステムアップデートで、両者とも快適に動作するようになったのだ!

 そして改善された後は本機種TORQUE G06 KYG03は「GeoTracker」との相性が自分の使った端末の中では一番良い。

 TORQUE G06 KYG03とGPS記録アプリ「GeoTracker」との組み合わせについてはまた別な記事を書きたいと思う。

(7)終わりに

さて、一年越しでTORQUE G06 KYG03の独断レビューの前編と後編を仕上げることが出来た。これを書いて改めて感じたのはこの機種TORQUE G06 KYG03に対する、サブスマホとしての自分の満足度は著しく高いということだ。

 発売早くも1年が経ったということは後継機種『TORQUE G07』の登場が通常であればもう来年の可能性がある(TORQUEシリーズは2年毎に出ている)。京セラのスマホおよびTORQUEシリーズ開発については

サブスマホをTORQUE G04から最新TORQUE G06 KYG03に買い替え検討
https://blog.stakasaki.net/article/20231017_001.html

で述べたように、近年「迷走」とも言える事態が起こっている。すなわち昨年の関係ニュースを再掲すると

京セラが個人向けスマートフォン事業から撤退へ――「シニア向けスマホ」はアクセシビリティを強化するiPhoneにシフトか:石川温のスマホ業界新聞 – ITmedia Mobile(2023/5/28)

コンシューマーから撤退も「TORQUE」は継続、京セラが高耐久スマホに注力する理由 – 佐野正弘のケータイ業界情報局(107) | マイナビニュース(2023/8/25)

貼り付け元  <https://blog.stakasaki.net/article/20231017_001.html>

すなわち個人向けスマートフォンから撤退を発表したにもかかわらず、その後「TORQUE」

は継続することを発表し、実際2023/10にTORQUE G06 KYG03を発売した。こんなニュースを聞いたら

  • TORQUE G03 KYV41 中古で5000円で買い、それなりに満足したがやはり古すぎて1年弱で買い替え
  • TORQUE G04 KYV43 中古で3万円で買い、それなりに満足していたが一部のアプリ不動などに不満で2年弱で買い替え
  • TORQUE G06 KYG03 新品で8万円弱で買い、超絶満足、これからもTORQUE応援したい!

という経緯をしてきた自分としては京セラを応援したくなってしまい、特に必要性は感じないがTORQUE G07が発売されたら応援のつもりで買うつもりでいる。

 その一方で、今回の2回のブログ記事で分かって頂けると思うが、自分は特定の機能に対して無茶苦茶思い入れが強いので、そういう機能がTORQUE G07で外されたら買うことはないだろう。特に現在の機能で十分満足している場合、コダワリが強いほど買い替えはリスクがあり、スマホの性能が成熟した今となっては新しい機種で得られる「新体験」は稀になるため、尚更だ。

 ともあれ、TORQUE G06 KYG03という機種に出会えたことを感謝しつつ、後継機種『TORQUE G07』の情報を待ちたい。

この記事は「後編」です。TORQUE G06 KYG03のユニークな仕様を中心に述べた「前編」は以下をお読みください。
速攻独断レビューTORQUE G06 KYG03 前編 交換可能バッテリー他