2025年8月にスマートフォンを端末変更(Android12→Android15)したところ、自分にとって重要なアプリが複数使用できなくなっていた。本記事では今までお世話になっていたそれらアプリへの感謝の気持ちを込め、記録として残すとともに、代替アプリが見つかったものは紹介したい。
[推敲度 2(作成中)/10]

なお、記事タイトルに2025と銘打っているが、2025年になって全てのアプリが使えなくなったわけではなく、2025年今回の機種変更で使えなくなったアプリを中心に紹介したという意味である。またこのような趣旨の記事を書くのは初めてである。
【目次】
1■Androidアプリが使えなくなるということ
1.1■Androidの欠点
1.2■本記事での「消えたアプリ」とは?
1.3■アプリのOSアップデート対応?
1.4■アプリ制作者達への感謝の思い
1.4■むしろAndroidが恨めしい
2■愛すべき消えたアプリ達
●AlarmDroid
●MultiPicture Live Wallpaper
●Display Brightness、Volume Control
●アメダスウィジェット
●Elixir Widget
●DiskUsage
●無音スクリーンショット
●夕立X
(その他追記予定)
3■終わりに
【本文】
1■Androidアプリが使えなくなるということ
1.1■Androidの欠点
Apple製品は嫌いなこともあって、自分が使用してきたスマートフォンは当初はWindowsMobile(WindowsPhone)、その後は専らAndroidだ。
Androidは反iPhoneという点で使っている面が強く、それ以上の好悪はないが、一つの不満は仕様の変化が多いこと、アプリが基本的にはGooglePlayでの配布に限られること、それらにより過去のアプリがしばしば使えなくなることが挙げられる。
今回、2年半ぶりにメインスマホを機種更新したところ、今までは使えていた、しかも自分にとってはかなり重要性の高いアプリが複数使えなくなったり、またGooglePlayからも無くなっていた(あるいは新しいAndroid 15の端末では見えなくなっていた)。
1.2■本記事での「消えたアプリ」とは?
本記事で書いている「消えたアプリ」とは
- もはやGooglePlayストアに登録されていない(パソコンでも表示されない)。
- Android15でGoogleプレイストアに表示されない。
- インストールしても使用に不具合が出る(起動は出来てもウィジェットで表示できないなど)。
などを指している。
セキュリティに問題があるのを了解しつつ、野良apkや前の端末からapkを抽出して新端末で試した場合もあったがインストール出来なかった。(紹介している全てのアプリでそれを試したわけでは無く、またセキュリティ上の問題も危惧されるので、極力それでは解決したくない。)
`本記事で使えなくなった環境というのは自分のメインスマホである
OUKITEL WP21 (Android12)→Cubot KingKong X Pro (Android15)
の機種変更によるもの。
ただ、サブスマホである
京セラTORQUE G06 KYG03
2023/10頃 Android13にてセットアップ(インストール)→2025/5頃 OSをAndroid15にアップデート
の環境では使用が継続できているものも多い。よってAndroidの仕様が変わったことによるものだけかは分からない。だがAndroidプレイストアから無くなったアプリも多いため、サブスマホTORQUE G06 KYG03からの機種変更時(TORQUE G07とかか?)には同じ問題となる可能性が高いだろう。
1.3■アプリのOSアップデート対応?
精力的なアプリ制作者であればAndroidのアップデートに伴って対応をしてくれるものだ。しかし私自身も、とあるソフト開発を手伝っていた時期があり、その労力が多大なことは察するものがある。多くのアプリ開発者にとって特定のアプリは作成しているアプリのうちの一部にしか過ぎず、またその方々にとってアプリ制作は生業に出来ているわけではなく、趣味やボランティアのようなものであることが多い。頻繁なAndroidの仕様変更に全てのアプリで行うことを期待するのは酷というものだろう。
1.4■アプリ制作者達への感謝の思い
本記事で下記のアプリを挙げるのはアップデートされないことへの制作者への不満では無く、今まで有用なアプリを使わせて貰ったことへのひたすらの感謝の念だ。今回する紹介するアプリは半数以上、寄付や有償版の支払いをしてきたが、改めて履歴を確認したところ100円や500円でしかなかったものも多く、むしろ申し訳なく感じている(体感的には少なくとも2000~3000円以上払っても惜しくなかった、ただし定期支払、サブスクは好きで無い)。
繰り返すが、この記事を書いた一番の目的は、ここで挙げたアプリの制作者の方々への感謝の思いである。そもそも自分が気に入って、継続してほしいようなアプリ、ソフトウェアはWindows、Androidに限らず、ブログで紹介したいという思いをブログを書き始めた2007年よりずっと抱いてきたのだが、実際に紹介できたアプリはごく一部だった。
言ってみれば、お世話になったり、自分に影響を与えたりして、日々感謝していた人が、お礼をきちんと言わないうちに亡くなってしまったようなもの。もっと長生きしてほしかったのは言うまでも無いが、亡くなったことを恨むはずなど無く、むしろ述べ損なった感謝の思いのやり場に困り、それは弔辞にでもするしかない。そう、この記事はお世話になったアプリへの弔辞のようなもなのである。
1.4■むしろAndroidが恨めしい
恨むとすれば、アプリ開発者では無く、Androidシステムである。
Windowsは昔のソフトでも未だに使えるものが多く、自分も20年前、25年前のソフトウェアを多く使っている。
スタンドアローンで使うことから出発したWindowsOSと、インターネット時代のAndroidOSでは思想が違うのかもしれない。セキュリティを考えた措置というのは頭では理解できる。しかし私は愛すべきアプリ達を使えなくしたAndroidシステムを恨みがましく思うし、昔のソフトウェアを多く使い続けられるWindowsが大好きなのだ。
2■愛すべき消えたアプリ達
アプリの制作者の方達には申し訳ないが、有用なアプリでも制作者の方々のお名前の気にすることは普段ほとんどない。しかし今回は記事の趣旨すなわち制作者の方達に感謝の思いを込めるという意味から、制作者・開発者(チーム)の名前を出来るだけ調べ、記載したが、すでに公式のサイトからは削除されているアプリも多いため、推測の部分もある。
●AlarmDroid (開発者:Fabian Lueghausen氏)

<概要>
アラームアプリ。複数の時刻を設定でき、各設定で個別に自由に音源を設定可能。その設定時間を自由に並び替え。ウィジェットで次回のアラーム時刻を表示。
<使用開始と使えなくなった経緯>
少なくとも自分は2012年より使用(2013年支払記録)。ここ数年でエキスポートが出来なくなり、今回2025年の端末移行でGooglePlayより消えているのを確認。AIチャットボットの調査ではアップデート情報は2015年頃で止まっているとのこと。
<自分の思い入れ>
このアプリ、アラームアプリについては別記事を作成するつもりなのでそちらで詳述したい。
<参考情報>
Google検索結果(厳密)
<見つけた代替アプリ>
AMdroidスマートアラーム時計 チャレンジ(パズル)
●MultiPicture Live Wallpaper(開発者:lllccc?、lllllT?)


<概要>
所謂、待受画像(壁紙)チェンジャーで、MultiPicture Live Wallpaperは特定のフォルダ内の画像を一定時間ごとに変更できる。以下のようなことが出来た。
- 指定した画像フォルダ下の画像を待受画像として表示(ランダムor順次)
- 表示切り替え時間(切替頻度)は全体設定で指定し、1分、2分、5分、10分、30分、1時間、2~12時間、2日、4日など。
- スマホでは待受画面が複数あるのが普通だがそれぞれで個別の画像フォルダを指定可能で、そのフォルダ内の画像を次々と待受画像として表示。
- 待受画面ごとに画像の利用の仕方の透過度、彩度、カラーリングなどを指定可能。
<使用開始と使えなくなった経緯>
少なくとも自分は2011年から使用(2011年支払記録)。近年、インストールしてもアイコンが作られない、ドロワーにアイコンが表示されない、などが発生していたが、壁紙してでは「ライブ壁紙」の中で出てきて設定できたり、ウィジェットではアイコンが作れたりしたが、今回の移行でインストールできず。AIチャットボットの調査では更新は2016年頃で止まっているとのこと。
<自分の思い入れ>
自分はWindowsの頃から何十~何百ものお気に入り画像(萌え絵とか^^;;)を壁紙(待受画面)で次々と表示させておくのが大好きで、大好き以上にパソコンやスマホの作業をするのにモチベーションを維持するのに必要で、極めてその必要度が高い(プライベートな場合のみ)。すなわちWindowsやAndroidでお気に入りの画像が待ち受けになっていない状態だと気持ちが落ち着かなくなってしまう。
本アプリは2011年使用開始だがこれは自分がAndroidを初めて使った年(EVO WiMAX ISW11HT)であり、すなわちAndroid端末の使用の間、14年間ずっとお世話になってきたことになる。
自分は画面にはアイコンやウィジェットを所狭しと並べるため、お気に入り画像をそのまま壁紙として使うとアイコンが見にくくなり実用に耐えないし、また他人に見せたとき、見られたときにもあまりにコテコテで、さすがに恥ずかしい。だからカラーリングのフィルターをかけられることもかなり重要で、このアプリはそれが出来た。
赤がイメージカラーのスマホでは赤色でのフィルターリング、青がイメージカラーのスマホでは青色のフィルタリングなどにしており、気分転換で楽しかった。
<参考情報>
Google検索結果(厳密)
<見つけた代替アプリ>
FiveWallpapers
KLWP Live Wallpaper Maker(調査中)
●Display Brightness、Volume Control(開発者:RubberBigPepper氏?)

<概要>
画面の輝度と音量をワンタッチで変更することが出来るようにしたのがこの二つのアプリである。画面の上下左右のどこかに太さ、長さ、透過度を設定できるバーを配置し、それをスワイプすると輝度、もしくは音量を調整できた。
<使用開始と使えなくなった経緯>
少なくとも2013年より使用記録(2013年支払記録)。
これらのアプリはGooglePlayである時期にダウンロードできなくなった。しかししつこく探したところ、Amazonアプリストア(Amazon Appstore、アプリストア)というAmazonが提供するアプリストアで提供されていることに気がつき、Amazonアプリストアを通じてダウンロードするようになった(2018年頃か?)。
Amazonアプリストアは2025/8/20でAndroidへの対応を終了するとのことで、今回の移行した時点でAndroid15のためかすでにアプリストアをインストールできず、その結果、このアプリもダウンロードできなかった。(Amazonアプリストアの公開は続いている)
<自分の思い入れ>
自分は画面の輝度と音量は変更したいことが頻繁にある。輝度は自動で調整する機能が備わっているが、大抵思うように調整されず、結局は手動でしか調整しなくなった。
それら、特に輝度は上からスワイプして出てくる「クイック設定」の中で調整できることも多い。しかし自分は輝度調整で「クイック設定」を出すのも面倒に感じる。そこで見つけたのが上のアプリ「Display Brightness」で、手放せないアプリの一つであった。そもそも、たとえば輝度が低いままで太陽光の元に出ると画面が暗すぎて操作が出来なくなってしまうこともしばしばある。このような時には画面が暗いので「クイック設定」での操作も見えないので碌に出来ない。しかし「Display Brightness」であれば、調整バーの位置は普遍なので検討をつけてスワイプすれば輝度を明るくすることが出来る。
上記に書いたようにGoogleプレイストアからはなくなり、Amazonアプリストアで入手するようになったが、Amazonアプリストアを利用するのはこれらのアプリのためにであった。
<参考情報>
Google検索結果(厳密)、Amazonアプリストア(Display Brightness、Volume Control)
<見つけた代替アプリ>
Easy Slider(調査中)
●アメダスウィジェット(開発者:Ima Tec)

<概要>
日本気象状況をマップでウィジェットとして配置することが出来るアプリ。選べる情報は天気予報、気温、湿度、アメダスなど豊富。それらをホーム画面でウィジェットとして置いておければホーム画面を見るだけでそれらを把握することが出来る。
<使用開始と使えなくなった経緯>
少なくとも2015年頃使用開始(2017年支払記録)。今回の移行でウィジェットが「NowLoading」のまま表示されず。
<自分の思い入れ>
私事で恐縮だが仕事柄、天候を気にすることが非常に多い。関東一円の気温、湿度、台風の状況、などなど。ウィジェットでホーム画面に配置すると、自然とそれらを目に出来る。実際にはウィジェットの情報が最新になっておらず、アプリを起動せねばならないことも多かったが、天候が目に触れやすいというのが大事であった。
<参考情報>
Google検索結果(厳密)、GooglePlayストア、制作者Ima Tec
<見つけた代替アプリ>
探索中。
●Elixir Widget(開発者:Tamás Barta氏)


<概要>
スマートフォンの現在のシステム状態をアイコンにしてウィジェット表示するアプリ。すなわち
- 以前の再起動からの時間
- 画面が消灯するまでのタイムアウト時間
- 現在のWiFiの接続先
- メモリ、ストレージの空き容量
- Bluetoothの状態
などなど、ここに書き切れない多くの情報をアイコンに凝縮、集約できたのがElixir Widgetであった。
<使用開始と使えなくなった経緯>
少なくとも2012年頃使用開始。Extended Controlsというアプリも同じ趣旨のアプリで、そちらの方が先に使い始めたように思われる。当初はそちらの方がデザインが少し気に入っていて併用していた時期もあったが、理由は忘れたが結局Elixir Widgetのみを使うようになった。
今回インストールしたところ、Elixir 2は出来るがElixir Widgetがインストールできない。
<自分の思い入れ>
前述の画面輝度や音量もそうだが、Androidの設定の中には時々変更し、また現在の状況を把握したいものがある。具体的には「概要」で書いたような項目だ。
<参考情報>
Google検索結果(厳密)、制作者Tamas Barta氏
<見つけた代替アプリ>
探索中
●DiskUsage(開発者:Ivan Volosyuk氏)


<概要>
内蔵ストレージ、および外付けストレージ(microSDなど)のデータ内容をグラフ?可視化?で視覚的に一瞥できるアプリ。
<使用開始と使えなくなった経緯>
2012年頃から使用。今回2025年の端末以降でGoogleプレイに確認できず。AIチャットボットの情報によれば本アプリの開発は2020年頃で止まっている。
<自分の思い入れ>
スマートフォン導入当初は内蔵ストレージの容量不足に悩まされたものだ。容量が圧迫され、減らさねばならぬ時にどこが多くの容量を占めているかを分析する必要があった、その時に活躍してきたのがこのアプリであった。
ストレージ内のファイル状況を視覚化するアプリはそれなりにあるが、このDiskUsageの特徴は下部構造まで含めて表示できたことだ。特定のフォルダを細かく知りたいときには拡大が出来る。他のアプリも使ってきたが、結局、このDiskUsageの使い勝手を超えるものは見つけられ無かった。なお2025年現在、同名の違うアプリも在存在するが、本アプリの便利さは再現できていない。
<参考情報>
Google検索結果(厳密)
<見つけた代替アプリ>
探索中
●無音スクリーンショット(開発者:SFApps)

<概要>
近年のスマホにはスクリーンキャプチャ(スクリーンショット)と呼ばれる画面をそのまま画像として保存する方法が用意されており、代表的なスクショの方法は「電源ボタン+音量ボタン減の両者同時押し」などである。しかしこの操作は両手での操作が必要なことが多く、手軽に出来るとは言い難い。そこでもっと簡易に出来る要するアプリが登場するようになった。
自分がたどり着いたのが無音スクリーンショットで、以下のような特徴を持つ。
- 画面に常時小さなアイコンを表示し、そのアイコンを押すとスクリーンショット撮れる。
- ショットを撮ると撮れたことが分かるがその後に余計な画面などが出ない。
- スクショを撮った画像は指定の画像に入る。
- タイトルにあるように無音でキャプチャできる。
- Androidの設定の画面などは撮れないことがある(アイコンが消えてしまう)
<使用開始と使えなくなった経緯>
2020年頃から使用(2020年支払記録)。サブスマホでAndroid15にしたところ、ショットを撮る操作をするとシステムらしきダイアログが出て「全体をとるかアプリを撮るか」のように聞かれる。スムーズに撮れない。
<自分の思い入れ>
自分は2010年頃からスマホのスクリーンショットをしばしば録ってきたが、当初は標準の方法で行うだけだったように思う。2018年頃からブラウザゲームのプレイで多くキャプチャ画面を録るようになり、標準のキャプチャ方法では満足できなくなり、簡易なキャプチャ方法を求めるようになる。そこで見つけたのが上記のアプリだった。また、ゲームに限らず、スマホ上で少し変わったことがあると記録としてキャプチャーを撮っておく。
このアプリのお陰で日常的に頻繁にキャプチャを撮ることが可能になり、2020年以降は毎年、年間1万枚以上のキャプチャーを録っていたことが記録されている。
<参考情報>
Google検索結果(厳密)、Googleプレイストア、制作者SFApps
<代替アプリ>
スクリーンショットタイル
●夕立X(開発者:2ZZ tiny tools Lab.)

<概要>
スマートフォンは当初も今も、スリープから復帰したり、スリープにしたりする操作は物理スイッチを押してそれを行うのが基本だ。しかし2015年頃からスリープの画面をタップ(もしくはダブルタップ)するとスリープから復帰したり、逆にスリープに出来るする機能を持つものが出てきた。また画面ではなくても、電源スイッチに指を触れるだけでスリープ復帰するものもある(特に指紋認証が電源スイッチで行われている場合)。
端末でそのような機能がついていない場合、タップによるスリープ復帰をアプリで実現するのは難しいようだ。だが復帰では無くて、スリープにする機能を画面の任意の位置では無いがアイコンをタップすることで実現するようにしたのがこのアプリである。
類似のアプリはしばしばあるが、この手の類いのアプリでスリープにすると指紋認証による復帰が出来ないという場合がある。
<使用開始と使えなくなった経緯>
このアプリ、他のアプリに比べて比較的最近のイメージがあり、各種記録が残っていなかったが以下の呟きをしていた。
今回、Googleプレイからダウンロード出来ず。
Androidの制約で似たようなアプリを消さざるを得なくなったとかなんとか。
<参考情報>
Google検索結果(厳密)
<見つけた代替アプリ>
Lock Screnn
●Ampere(記載予定)
●ピンポイント天気
3■終わりに
本記事では自分の今回の機種変更で使えなくなったAndroidアプリ達を感謝の思いで述べたものである。
自分は30年以上前からソフトウェア、アプリケーションこそが主役であり、あることを、OSはソフト、アプリあってこそのものであることを、ヘボ川柳でイメージしている。
「OSは、ソフト(アプリ)無ければ、ただの箱」