2021年4月に
Galaxy Note10+ SM-N975C(楽天版)
<MVNOにてソフトバンク電波で使用>
を使い始めて22ヶ月。最近、バッテリーの減り方がかなり早くなり、猛烈に不満が溜まってきた。本記事ではその点を含めてこの機種に抱いた不満点、良かった点を纏めたい。
(このブログ記事はシリーズ「9800mAh OUKITEL WP21へ至る道」の第1回目です。全5回予定)
不満と言ってもレベルがあるものだ。10年前のブログで使った不満のレベルを使おう。
〔不満度5〕→最大不満。それだけで買い換える理由になるほど。
〔不満度4〕→かなりな不満。複数あると買い換えの主要理由になり得る。
〔不満度3〕→それなりの不満。代替手段などでなんとか我慢。
〔不満度2〕→若干の不満。次の機種で改善されたら良いなと思うが買い換える主要因にはならない。
〔不満度1〕→ちょっとした不満。まあなかなか完璧な機種なんてないよな、という感じで諦めのつく程度の不満。
〔不満度0〕→ささやかな不満。別な機種との違いなどから思いつく小さな不満。他の機種を使ったことがないと気がつくことすらないかも。
■Galaxy Note10+ (plus) SM-N975C(楽天版)を22ヶ月使った不満
〔不満度5〕
・22ヶ月(2021年4月より)使ってバッテリーの減り方が早くなったのが不満。バッテリー交換が出来ないのは昨今の風潮だが4300mAhは少ない。そもそも、6000mAhの前機種から買い替えた早々に不満を述べていた(こちら)。
使用22ヶ月と書いたが、この機種の発売は2019年12月で、自分は新古品を買ったため、製品としては38ヶ月の可能性がある。
夜勤では早々に勤務中に充電が必要になっていたが、最近では昼間勤務でも夜までバッテリーが持たなくなってきた。夜勤では2回充電しなければならないこともある。
「バッテリー」の項目を見ても80%よりは劣化していないという。またバッテリーの使用状況を見ても意図しないアプリがバッテリー容量を食っている感じはなかった。
〔不満度3〕
・指紋認証、顔認証の機能があるが、うまく動作しないことがとても多い。指紋認証は液晶の上で行うものだが、これが精度がイマイチ。顔認証もついているのだが、マスクをしている、あるいはメガネを外していると認証されない。それらの結果、結局パターン認証でクリアすることがとても多い。
液晶上の指紋認証については自分は硬質ガラスシートを貼っているので、それも原因にあると思われるが、画面割れ防止のために自分はどうしても貼りたいのでそこは譲れない。
物理的な電源ボタンに指紋センサーがあるタイプを現在のサブスマホで使っているが、こちらの方が認証されやすい。指紋認証のための液晶シートはと円形に薄くなっているものが多いが、これも見た目が良くない。それらのことを踏まえると自分にとって指紋認証が画面上にあるのはメリットを全く感じない。
〔不満度4〕
・4Gがたびたび切断される(4Gのマークが消える)。通信速度も遅くなる気がする。機内モードの切入で復活する。1日に何度も起こり、大抵でウンザリしてきた。
調べると楽天端末ではよく起こるとある(ただし自分が使っているのはソフトバンク電波のSIMである)。SIMを拭くようにアドバイスがあったが拭いても治らなかった。
〔不満度4〕
・画面の大きさが6.8インチだがこれでも小さい。
自分は近年、幅80mm超えの大画面の機種を好むようになっていた。16:9液晶では6インチ台、昨今の18:9液晶では7インチオーバーの機種である。このGalaxy Note10+は6.8インチということで当時のハイスペック(ハイエンド)機種(そして今も)では最大クラスの液晶サイズであるが、自分はもっと大きい方が良かったのだが、7インチオーバーの機種がなかったのでやむなくこの機種を買った。
画面の大きさが物足りない点については常に忘れたことはない(事実上のズルトラ難民?)。
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不満な点は以上で、昔のスマートフォンの買い替えに比べると数としては多くなかったことに気がつく。
今回の記事が買い替えに伴うものとは言え、不満点を書くだけでは不公平のように思われるので、次に良かった点も述べておこう。
●Galaxy Note10+ (plus) SM-N975C(楽天版)が良かった点
・Antutuスコア60万近くということで、性能が悪いと感じたことはほとんどなかった。特に前機種はAntutuスコア8万でブラウザゲームで不満を感じていたため、Galaxy Note10+にしてからはとても快適だった。
・カメラで広角(仕様では「超広角」)のモードがすごく便利だった。近いものの撮影では一歩引いた写真、景色では後ろに何歩か引いたような写真が撮れ、このような広角のカメラを使ったのは始めてだった。
自分はコンパクトデジカメも所有しているが、望遠、フラッシュの点ではスマホカメラはデジカメに勝てないと思っていたが、それでも所詮はコンデジだったため広角はついたカメラを使ったことがなかった。
・充電が早い。1時間ほどで100%になる。ざっとした体感で1分で1~2%充電できる。ちなみに仕様としては45W充電で、この機種、あるいはこの機種が出た頃の最新の充電性能状況の説明には以下の記事が良い。
【山田祥平のRe:config.sys】とにもかくにもType-C、Galaxy Note 10+が示す急速充電の方向性 – PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1217555.html
この記事を読んで、充電器を買うならPPS対応を買いたいと思ったものだ。
充電が早い状況は最近でも変わらないが、充電時間がいつも確保できるわけではないし、減りが早いので夜勤の長時間勤務では1回充電しても結局こころもとなくなってしまう。
・画面タッチでスリープが復帰する。これとアプリの導入で、スリープと復帰に物理ボタンを使わずに済むことが出来る。物理的に操作するボタンは過去の経験上、多用していると壊れやすい印象がある、
・液晶が有機ELでバッテリー消費が少ないとされ、通知ランプ(通知LED)がないのもあって、画面に通知が表示されるようにしたがそれもバッテリーの減りを早くした可能性があり、過度に期待すべきでなかったのかもしれない。
・おサイフケータイがついていたが、おサイフケータイはサブスマホで使っており、このスマホでは使わなかった。
・Galaxy noteの特徴であるペンはたまに使った時に便利だったが常用はしなかった。
■総括すると
こうやって考えてみると、Galaxy Note10+ SM-N975Cに対する不満はひたすらバッテリーの減りにあった。それならば「バッテリー内蔵スマホケース」を買えばいいのではないかと思い至り、探したのだが他のGalaxyでは結構あるのに、この機種Galaxy Note10+ SM-N975Cでは手頃な「バッテリー内蔵スマホケース」がもう見つからなかった。見つかっても発送が中国のようで到着に数週間から数ヶ月を要するとのことで断念した。
そうしてあれやこれや悩んだ結果
OUKITEL WP21
を買うに至ったのである(つづく)