速攻独断レビューTORQUE G06 KYG03 前編 交換可能バッテリー他

 京セラのタフネススマホTORQUE G06 KYG03を発売日2023/10/19に購入サブスマホとして使い始めた。早速、レビューを書くが、以下のような点により一般的なレビューとは異なることに注意されたい。

・私の使用はあくまでサブスマホとしてであること(メインスマホは大画面スマホOUKITEL WP21
・TORQUEシリーズ使用歴としてはTORQUE G03TORQUE G04がある(後者は今回の買い替えまで)。前の機種TORQUE 5Gの使用経験はなく、記事内での記述は主にG04との比較になる。
・自分は2009年1月以来、メイン、サブ合わせて18機種のスマートフォンを使ってきているが、性能・仕様の一部に強いコダワリがある。そのコダワリは過去の各種ブログ記事とりわけ「Android端末の憂鬱」などを参照のこと。

本記事・前編では、私が特に仕様として拘(こだわ)る、取り外し可能(交換可能)バッテリー、本体大きさ、おサイフケータイ、ワイヤレス充電、カスタムボタン、指紋認証・顔認証、などについて述べる。

[推敲度 8/10]
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ちなみに本機種購入前に書いたブログ記事として
・TORQUEシリーズを気に入った理由と、TORQUE G06に買い替えを決心した理由を書いた記事
「サブスマホをTORQUE G04から最新TORQUE G06 KYG03に買い替え検討」まったりハマる生活(2023/10/17)
・本機を買うための通信会社変更についてを書いた記事
「TORQUE G06 購入の為UQモバイルからau KDDIにMNP検討」まったりハマる生活(2023/10/18)
があるので、それらの話題に関心がある方は参照されたい。

<注意事項>今回、このブログ記事作成は発売後2日足らずということで、とにかく情報を早く出すことを目的としたため、文章は推敲不十分、画像もほとんど載せていない。1週間程度で完成した記事にする予定なので容赦されたい。


【目次】

1.定番の交換可能なバッテリー、容量も増加、取り出しやすさは難?

2.サイズは5Gよりコンパクト、本体大きさは5GよりもG04に、重量はG04よりも5Gに近い

3.microSD、おサイフケータイ、ワイヤレス充電Qi(おくだけ充電)

4.タフネススマホならではの?カスタムボタン他

5.使いやすい指紋認証、顔認証も併用。マスク、眼鏡なしでも可?


【本文】

1.定番の交換可能なバッテリー、容量も増加、取り出しやすさは難?

●交換可能だがバッテリー容量、重さは増大

自分がこの機種を買うのは、もはや絶滅機種になったユーザによるバッテリー交換が可能な機種だからである。TORQUEシリーズでは新しくなるにつれてバッテリー容量は増大しているが、それでも一貫してバッテリー取り外し可能な仕様を維持してくれている。

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左がTORQUE G03、真ん中がG04、そして右が本機種TORQUE G06 KYG03のバッテリー。G03とG04は切欠が違うだけで全く同じサイズである。
ここに載せていない5GはG06と形状は同じだが切り欠けが違うと他の記事で読んだ(5Gは未所持の為、確認不可)。ただし下記表のようにバッテリー容量は違う。G03とG04のバッテリーであるが、切り欠けが違うが実はG03のバッテリーはそれをヤスリなどで削るとG04で使えるようになる(無論メーカー保証外。爆発しても自己責任)。5GとG06のバッテリーも同様になっているかは不明である(たとえ可能でも無論メーカー保証外。爆発しても自己責任)。
機種充電容量バッテリー重量
G03,G042940mAh48g(実測)
5G4000mAh不明(未所持のため)
G064270mAh78g(実測)
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G04とG06のバッテリー。G06はG04(G03)に比べると、幅が若干、そしてかなり厚みがあることが分かる。

すなわちG06はG04に比べるとバッテリー充電容量は約1.45倍に増大している。その分、バッテリーの大きさ、重さも増大しており、特に重さは約1.62倍になっている。

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G06のバッテリーはG04に比べ、容量以上に重量の方が増えている。ユーザー取り外し可能なバッテリーにするとやはりパッケージの関係などから嵩張ってしまうのかもしれない。

バッテリーパックの重量が1.62倍というのはかなりの増加で、単純に言えばG06のバッテリーは2個持ち運ぶだけで以前のG04(G03)のバッテリーを3個持ち運ぶよりも重い

では今まで予備バッテリーを2個持ち歩いていたと同じような動作時間を予備バッテリー1個で実現できるかというと、一般的な話としてAndroidOSのバージョンや端末性能がアップすると、バッテリー容量が増えたのに動作時間が短くなるというのは「スマホあるある」である。

実際、本機種を含めたバッテリの動作時間は公式発表では
G04 490時間→5G 350時間→G06 390時間
となっており、すなわちG04とG06で比較した場合、上述のようにバッテリーの容量は1.45倍、重さは1.62倍になっているにも関わらず、動作時間は100時間減り、割合でいうと動作時間は2割減っている。

まあそんな感じで、バッテリーのコスパ(重量、充電容量、動作時間)は明らかに悪くなっているのであるが、大事なのはバッテリー取り外し(交換)が出来るということなのだ!

●バッテリーの取り外し方はなんと重さを利用!

取り外し可能ということで、予備バッテリーを使うとすると日常的に交換する可能性があるわけだが、G06のバッテリー、前述のように厚みがまして、しっかりと本体に填まるようになったので、いざ本体から外そうと少々取り出しにくい。G04の時には爪を引っ掛けて取り出す作りになっていたが、G06は指が引っかかりにくく、そもそも引っ掛けるような箇所も見当たらない。

取扱説明書を読んだところ
https://www.au.com/online-manual/kyg03/kyg03_01/m_02_00_01.html#m_01
なんとびっくり、端末下を上側、画面を覆うようにして持ち、バッテリーを振り落とすようにして反対の手に軽く叩きつけて取り外せという。(バッテリーが重くなったのを利用している。)
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確かにこの取り外し方法で比較的容易?に取り出せることを確認した。

●予備バッテリー専用充電器が有り難い!

TORQUE G06 KYG03の素晴らしいのは予備バッテリー専用充電器も販売されていることだ。

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バッテリー専用充電器とG06本体。バッテリー自体厚みがあるので、充電器も少々分厚い。ちなみに今回10/19(木)夜(本体発売日)にau Web Shopに注文したところ、二日後の10/21(土)には届いてしまった。後述のように予備バッテリーが当面入手できそうにないので、充電器だけあっても仕方ないのだが。

(au限定)TORQUE(R) G06 バッテリー充電器(税込4653円)
https://onlineshop.au.com/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=12035

一昔前のスマートフォンではユーザーによる交換が可能なバッテリーが当たり前だったが、その時でも必ずしもメーカーから予備バッテリー専用充電器が発売されていたとは限らず、むしろ無い方が多かった気がする。

余談になるが、とてもメジャーな機種(Galaxyシリーズなど)だと、サードパーティ製(すなわち純正でない)予備バッテリー専用充電器が発売される場合もあった。純正だったか忘れたが予備バッテリー専用充電器の中にはスマホスタンドも兼用になっている洒落た機種もあったっけ?(LG製だったかな)。

予備バッテリー愛好者(?)ならば知っていようが、専用のものではなくもギミックな汎用バッテリー充電器が売られており、専用充電器を使わない場合にはそれらを使うことが出来る。ただし汎用製品は一般的な話として、電極位置を調整するために固定の仕方に難があってバッテリーが外れやすかったり、サードパーティなので品質に不安があったりするので、純正があるならそちらの方が望ましい(値段は張るが)。
バッテリー交換が出来ることにTORQUEの価値を見出している人ならば是非とも純正予備バッテリー充電器は買うべきであろう。

●予備バッテリーはすぐには手に入らない?

今回、量販店で本体を買ったとき「予備バッテリーありませんか?」と聞いたが、購入手続きを進めてくれていた店員さんは慣れていないらしく「そんなこと聞かれるとも思わなかった!」と動揺を見せ、購入手続きが遅れそうなので「あ、いいです、気にしないで下さい」とご辞退申し上げた。その場で(メインスマホで)au shopを調べたら「予約受付中」になっていたので在庫は潤沢でないと想像された。

TORQUE(R) G06 電池パック KYG03UAA (3608円)
https://onlineshop.au.com/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=12092

帰宅して発売日10/19夜のうちにバッテリー2個を予約注文したが、予約だけで確定せず、支払いは(入荷し)本申込みになってからだという。しかも本記事を作成した日10/21夜にページを見たら

大変申し訳ございません。ただいまご予約の受付を一時停止しております。

となっていた。あーあ、予約が殺到?
早急な入手は期待できそうにない。まあ売れてるなら良いことだね!(今回の購入意図は京セラへの応援!


2.サイズは5Gよりコンパクト、本体大きさは5GよりもG04に、重量はG04よりも5Gに近い

TORQUE G04 KYV43を使っているときにTORQUE 5Gも検討したことがあったが、高さが17mmも大きくなったことはサブスマホとして使っている自分としては買う気を失せさせた。(店頭でも見た。)

「TORQUE 5G」と「TORQUE G04」の違い – フォトスク
https://photosku.com/archives/4502/
端末サイズの比較がとてもわかりやすいサイト。

しかしG06は5Gよりコンパクトになった。

「TORQUE G06」と「TORQUE 5G」の違い – フォトスク
https://photosku.com/archives/5156/
端末サイズの比較がとてもわかりやすいサイト。

G06は5Gよりも13mm低くなり、すなわちG04との差は4mmになった。5Gのときに17mm高くなったのにに比べるとG04とG06は「確かにちょっと大きいけどそれほど変わらない」。

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左からTORQUE G03、G04、G05。少しづつ大きくなっているが、使ってみると気になるほどではない。また液晶サイズも少しづつ縦に長くなっており、それは本体サイズ以上のように思われる。

ただし重量はG04から5Gへは45g増えてG06では14g減ったのでG04との差は31gであり、G06は234gなのでG04に比べると1割以上であり、重量としてはむしろ5Gに近い。ただ自分が鈍感なのか、手で持ってもよく分からない。

自分にとってはあくまでサブスマホとしての使用であるため、バカでかくはなってほしくなかった(それはメインスマホ)ので、G04並にコンパクトさを取り戻したのは非常に有り難い。だから購入を決意した理由の筆頭に挙げていた
実際に使い始めた感じでもG04からサイズや重さが大きく変わったという感じは受けない
(確かに気持ち大きくなかったかという程度)。


3.microSD、おサイフケータイ、ワイヤレス充電Qi(おくだけ充電)

●microSDスロット

私が特にスマホの機能で拘ってきたのは「バッテリー取り外し可能」と「microSDスロット搭載」であり、前者はほぼ絶滅だが、後者も次第に減りつつある。たとえばGalaxyのハイエンドシリーズではS21以降、microSDスロットは装備していない。また世界中で登場し始めている折り畳みスマートフォンであるが、microSDスロットを搭載したものは世界中で一機種も発売されていない。折りたたみスマホは自分もメインスマホ向けにかなり興味があるのだが、自分の食指が動かない大きな理由の一つがmicroSD搭載のものがないことである。

閑話休題。しかしながらTORQUEシリーズでは一貫してmicroSDスロットがある。勿論、今回のTORQUE G06 KYG03もだ。当然microSDXC(現在発売製品最大1TB、規格最大2TB)対応だ。

スマートフォンにおけるmicroSDの役割には2つ、内蔵ストレージの容量拡張と、物理的な方法によるデータ移動の役割がある。後者の役割を重視した場合にはmicroSDが取り出しやすい機構が理想的だが、残念ながらTORQUE G06 KYG03はmicroSDを取り出しやすいとは言い難い

バッテリーを外して、しかもmicroSDとSIMカードを載せたトレイを取り外しする必要があるが、このトレイがとても取り扱いにくく、載せたSIMカードなどすぐ落ちてしまう。差し込む隙間もぷるぷると手が震えるとうまく入らない。

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G04はバッテリーを取り外すのは同じだが本体のスロットに直接差し込み方式で、しかもバッテリーを外した底に置いて滑り込ませるようにすれば良かったので比較的スムーズだった。明らかにSIMとmicroSDの取り出しやすさとしてはG06はG04に比べ劣っている。日常的にmicroSDを取り出すことはあまり想定していないのだろう。
ただしSIMについてはeSIMに対応すればSIMは不要だが。

●おサイフケータイ(Felica)

自分はTORQUEは一貫してサブスマホとしての利用で、メインとサブでは役割分担をさせている。サブスマホに役割をさせることが多いのがおサイフケータイ(Felica)だ。(モバイルSuica、楽天Edyなど)

自分は現在、街中での支払いは電子マネーで支払うことが大部分で、現金は月に数回しか使わない。だからおサイフケータイが使えることは重要だ。またおサイフケータイという重要な役割を任せるからこそ、予備バッテリーがある安心感は大きい。交換の手間はあっても、バッテリー切れで支払えない、ということを避けられるからだ。

ちなみに電子マネーではQRコード決済(paypayなど)が広がっているが、画面をいちいち出さなくてはいけない。画面を点灯させることなく、画面の操作をすることなく、本体をタッチさせるだけで支払いが出来るおサイフケータイの方が圧倒的に使いやすい

おサイフケータイのセンサーの位置はカメラのところである(G04も同じだった)。店先のおサイフケータイの読み取り機はいろいろな仕様があるが、最近はスマホの端にセンサーがあったほうが使いやすいことが多く、妥当な位置である。

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おサイフケータイのセンサーの表示は少し見えにくい。まあカメラレンズのところだと知っておけば良いのだろう。

●ワイヤレス充電Qi

ワイヤレス充電Qi(おくだけ充電)は自分のようにスマホ2台持ちだと、両方とも帰宅してケーブルを繋ぐのは少々面倒なので、片方だけでもワイヤレス充電なのは有り難い。ワイヤレス充電は充電速度が遅いが、自分の場合にはTORQUE G06 KYG03はサブスマホなので帰宅してワイヤレス充電器に置いたらほとんど外す必要がない為、充電速度が遅くても大きな問題はない。

ただ、本機種を使い始めた時、ワイヤレス充電し始めてしばらくすると、充電が止まってしまう現象が発生した。

・ワイヤレス充電器のケーブルを交換
・USBケーブルをコンセントに繋げるUSB-ACアダプタを交換
・置く位置を調整(カバーのTORQUEのロゴのQが充電器の真ん中になるように)

以上を探ったところ、安定して充電出来るようになった。一番の原因は充電器に置く位置がシビアになったためのような気がする。


4.タフネススマホならではの?カスタムボタン他

この機種の一般的な特徴はタフネススマホなのだと思う。けれども自分は別にタフネススマホはどうでもいいのだ。たしかに頑丈な方がいいのだが、今はアウトドア的な活動はしないし、落下防止はストラップなどを付けているのでそれほど頑丈なことは求めていない。

●カスタムボタン

電源ボタン以外にカスタムボタンと呼ばれる3つのボタン(右下、左側、上右)が有り、アプリの起動などの機能を割り当てられる(カメラボタン、ダイレクトボタン、ボディカメラボタン)。しかも本機種から「1回押し」「2回押し」「長押し」の3種類を割り当てられるようになったようで、9つものパターンにアプリを割当できることになる。

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前機種TORQUE 5Gまではカスタムボタンとカメラボタンの2つだったが、上右に「ボディカメラボタン」が加わった。この「ボディカメラボタン」は上部にあるが、ボタンが小さくて少々押しにくい。

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このカスタムボタンの時に重宝するのが次項目の顔認証である。顔認証がなければカスタムボタンを押してももう一度電源ボタンに触れねばならず、二度手間になる。顔認証の存在がカスタムボタンを実用的なものにしている。

ただ、上のカスタムボタンはすべての機能が割り当てられるわけではなく、テザリングON、スクリーンショットなどの機能は割り付けられないように思われる。

自分はG03?の時からボタンの一つをよく使うポイントカードアプリを割り当てていて重宝していたが、考えてみればポイントカードアプリは4種類以上使うようになっているので、ポイントカードアプリ用に4パターン、テザリングONのための画面に1パターンを今回割り当てた。これからはカスタムボタンをもっと活用することになるだろう。

●ストラップホール
タフネススマホだからなのかは分からないが、ストラップ付ける箇所(ストラップホール)が左右上下4箇所にあるのは嬉しい。


5.使いやすい指紋認証、顔認証も併用。マスク、眼鏡なしでも可?

●指紋認証

右中にある電源ボタンが指紋認証のセンサーになっており、普通の使い方であれば右手でスマホを持って電源を親指で押したときに同時に認証が行われるようになっている。

自分はスマートフォン19機種を使ってきたということで、指紋認証の機種は他にもいくつか使ったが、このTORQUEの指紋認証はとても使いやすい。他機種の悪口を言うと、Galaxyで正面ボタンタイプと、画面内センサータイプがあったが本当に使いにくかった。

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右手で持った時に自然と親指が来る位置に電源ボタンがあり、そのボタンが指紋センサーになっている。ボタンを押すと同時に大抵は認証が済む。
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机の上に置いてある場合などは右手人差し指で電源を入れる場合もあり、そのために右手人差し指も登録している。左手親指も同様。それらでの認証もスムーズに思われる。

ただしこの電源ボタンはG04よりも少し上の位置にあり、それが以前のユーザを戸惑わせることがあるようだ。右手で抱えたときには自然な位置であるが、置いてあるスマホの電源を入れようとする時にはG04のときの感覚で少し下のところを押したりしてしまう。ただこれは慣れの問題だろう。

登録している指として、自分はスタンダードな右手親指(スマホを普通に持つ場合)に加えて、机の上やスマホスタンドに置いているときにスリープ解除するための右手人差し指、さらに右手が埋まっている時のための左手親指の3本を認識させている。どの指でも認識はとてもスムーズで、認証をさせているという意識をせずにボタンに触れただけで認証することが出来る。
指紋認証は一瞬という感じで、ロック画面がちらりと見える程度。

●顔認証

加えて本機種は顔認証もある。使ってみると、マスク装着時および眼鏡を外した時(普段は眼鏡使用の為)の両者、すなわち日常的なイレギュラーな状態でも認識できた。スマートフォン19機種目ということで、顔認証の機種を今までも使ったし、タブレットのSurfaceGoでも顔認証だが、このマスク装着、眼鏡外しの両方で認証が出来たというのは他の端末ではあまり記憶がない

ただ、認証が通りやすいというのは裏を返せばセキュリティが甘いということになるのか。その辺は一概に判断できない。

電源ボタンによる指紋認証が優秀と述べたので、顔認証が不要と思われるかもしれないが、この顔認証は前述のカスタムボタンでの画面点灯、もしくは後述の画面タップでの画面点灯の際に大いに威力を発揮する。顔認証がないとカスタムボタンの操作や画面タップでの画面点灯で、改めて電源ボタンに触れなければならず、それはとても面倒だ。

ただし顔認証は指紋認証ほど一瞬ではなく、一寸待たされたり、顔の位置、角度を変えねばならぬ時がある。

●画面タップで画面点灯

ここ最近、画面タップでスリープ解除(画面点灯)出来る機種が増えており、TORQUE G06 KYG03もそれに対応している。5Gは分からないが少なくともG04は対応していなかった。

昔はスリープ解除(画面点灯)させるのに物理ボタンを押すのが当たり前だったが、頻繁にスマホを使う生活になると物理ボタンを押すというのも意外に面倒(指だけではなくて手全体を動かす必要があるからか?)なのと、そうやって頻繁に物理ボタンを使っていると物理ボタンは壊れてしまうんじゃないかと不安がある。だから画面のタップだけでスリープ解除できると嬉しいと思うようになった。

一般的な話、スリープにする(画面消灯)のはアプリで実行できるようなのだが、画面タップによるスリープ解除は端末が対応していないと出来ないようだ。だからTORQUE G06 KYG03がそれに対応しているというのは有り難い。シングルタップとダブルタップを選択できる。

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さて、ここで問題になってくるのがロック画面解除(認証)で、物理ボタンの指紋認証で認証している本機種の場合、タップでスリープ解除すると指紋認証は通せない。だが顔認証が使えると画面タップによりスムーズにロック画面解除ができる。

なおおまけとして画面をスリープにするアプリとしては以下のようなものがある。(画面のどこでもタップして消灯するのではなく、このアアプリのアイコンをタップすると消灯する。)
・夕立X – Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fc2.blog9.zze128.yudachix&hl=ja&gl=US


記事前編は以上だが、自分としては書きたいこと、書くべきことはほぼ70%以上、書いたような思いである。

記事後編はカメラ、通信5G性能、eSIM、LED通知ランプ、G04では使えなくなったが使えるようになったアプリ?(GeoTrack、歩数計)などについて書こうと思っている。

最終更新日 2024年10月19日 11時01分

コメント

  1. 安藤商会 より:

    こんにちは。
    私もこの機種に変更を検討していますので、とても参考になります。
    (現在は7世代前のエクスペリア)
    『バッテリー交換が可能なモデル』という部分はとても共感します。
    ちなみに、同じ理由でノートパソコンは「レッツノート」を使用しています。
    (以前はレノボのユーザーでした。)
    パソコンもスマホも、製品を可動させているのが電池なのに、それが交換できないのが普通になっているなんて…。
    次回の「後編…」も楽しみにしております。