京セラのWX310Kを買う決心をしたことまでは前の記事
[電脳] とうとうモバイルネット使い放題を!...と携帯端末(PHS)選び
で述べた。ここではその後の経緯を簡単に述べよう。
ちなみに、この話についてはいろいろ書くネタが尽きないのだが、文章にする時間的・精神的余裕がなく、詳しいことを書きそびれている。先日のWX310Kの話も購入後、10日以上経ったあとに、しかも十分に文章を練れなかった段階でアップした。
そんなわけで文章の推敲、校正が十分でなくなってしまっているのを御容赦願いたい。ちなみにこの原稿は京都に向かう深夜バス登場前の1時間待ちを利用して書き始めた。
[WX310Kを買った!...話はいずれ]
WX310Kは無事購入した。値段は24800円が店頭サービスで22800円。
で、その携帯(ピッチ)自体の使い心地は別途述べたい。今回の記事では、そもそも私が携帯電話としてPHS・WILLCOMを選ぶ大きな理由である、パソコン接続に特化した話を述べることにする。
京セラが作るエアーエッジ用の音声通話端末は「京ぽん」の名で親しまれるようになっている。
これはWILLCOM(元・DDIポケット)PHSの機能を備えた電話ブランド「Air’Edge Phone」(えあーえっじふぉん)の愛称として、ユーザ達がその言葉をもじった「味ぽん」という言葉を使うようになり、さらにその「味ぽん」すなわち各社メーカの「エアーエッジ端末」の中でも、京セラ製である「AH-K3001V 」の端末を「京ぽん」と呼ぶようになったのが、その経緯らしい。
その応用で三洋のものが「洋ぽん」などと呼ばれるようになっている。
その後、京セラのエアーエッジフォンは後継機種が出て、京ぽん2などと言われたりしているようだが、どの端末を「京ぽん2」と呼ぶかについては、必ずしも見解の一致がないように見える。
WX310Kはパソコンのサイトを閲覧できる「フルブラウザ」を搭載しているが、他の京ぽん機種と大きく異なるのは「4x(128kbps)対応」「追加アプリによるFlash再生、MP3再生可能」「Bluetooth搭載」などである。このうち、私は「4x」という点に特に注目し
「京ぽん4x(きょうぽんよんえっくす、きょうぽんよんばい、きょうぽんよんぺけ)」
と名付けることにした。(今、決定した。笑)
#この記事を改訂する際に調べたところ、WikipediaではWX310Kが京ぽん2の名前を勝ち取ったようであるが、とりあえずここでは変えないことにする。
[とりあえず有線接続]
さて、とりあえずはまずは有線接続だ。有線接続は安心だフォンの時から馴染みのものである。で、それについては特に問題なく繋がった。
が。
まず鎌倉にある実家では1階だとPHSの電波の入りが極めて悪いことが判明。
なんて田舍なんだ~。というか、その実家は山の上に作られた新興住宅地なので、どうも電波が届かない飛び地になってしまっているようだ。うぐぅ。そんなわけで実家の1階では無線LANの方がまだましであることが判明した。
それから室内では良いのだが、有線での「パソコン-PHS接続」は外出先では少々鬱陶しい。
WX310Kとパソコンを繋ぐケーブルは汎用のUSBのminiBケーブルが使える点は非常に評価して良く、だから私は巻き取り式のUSB A-miniBケーブルを重宝して使っている(下記写真、リンク先参照)
のだが、それでも外で携帯電話とパソコンを繋ぐ際、パソコンを片手に抱えて、しかもPHSとそれをコードで繋いで...というのはかなり難しい。よほど安定した場所でないとパソコンでのネット接続が出来なくなってしまう。
そんな場合に登場するのが...
[やっぱりBluetooth!]
携帯電話とパソコンの間を無線で結ぶ「Bluetooth」(ブルートゥース)の導入である。
前述のように携帯電話(PHS)である京ぽん2にはBluetooth機能がついているわけであるが、これとパソコンとをBluetoothで繋げるにはパソコン側にBluetoothアダプターをつけねばならない。
パソコンにつけるためのBluetoothアダプターは3000円から4000円程度で買うことが出来る。
実家の最寄り駅のそばにあるヤマダ電機で買おうとしたのだがない...うう~、Bluetooth機器が必ずしも普及しているのでないことを痛感させられる。
ということで、便利なamazonで買ったのが
このあたり。
両方とも私のBluetoothアダプターだがなぜ2個あるかというと、左のを買って一週間も経たないうちに壊したから(左側のヤツ)。つけたまま強引に鞄に入れたら「パキッ」となってしまいました。しくしく。
[Bluetoothとは?(必要のない人は読み飛ばしてね)]
Bluetoothは無線の規格の名称である。パソコン周辺では、文字通りの意味で「無線」の機器が増えているが、それには以下のようなものがあり、Bluetoothはその中の一つだ。
この中では一番知られていない規格だろう。実際、私も以前に聞いたときには具体的にどんな場合に嬉しいのかさっぱり分からなかった。
- 無線LAN・・・家庭内で、パソコン機器とパソコン機器を結ぶ規格としてかなり広がり始めているもの。11a、11b、11gなどがある。これと同じ規格でインターネットへの接続環境を提供する「ホットスポット」と呼ばれる場所が喫茶店やマクドナルド、駅などで増えている。
- 携帯電話・・・多くの人が音声通話で使っているもの。パソコンでのデータ通信に利用するのはまだまだ値段が高く、あまり一般的にはまだ使われていない。
- PHS・・・音声通話手段としては事実上、携帯電話に敗北したがパソコンでのデータ通信用に力を入れていた元・DDIポケットだけが全国規模では生き残った。
- Bluetooth・・・身近な機器同士を結ぶ無線方式として提唱。具体的にはポータブル音楽プレーヤ(もしくは携帯電話)とワイヤレスヘッドホン、パソコンと携帯電話接続、などが考えられている。
私はパソコンをPHSでインターネットに繋げるのに
パソコン -(1)- PHS端末(京ぽん4x) -(2)-インターネット網という方法を使っている、使ってきたわけだが(2)の部分は、安心だフォンでも、京ぽん4xでもPHS網である。で(1)の部分を従来は有線(Air’Hケーブル)で行っていたわけであるが、そこをBluetoothという規格で無線化するのである。
これにより、PHSはポケットに入ったままで、パソコンをポケットのPHS、さらにはその先?のインターネットに繋げられるようになるのである。
もっとも、エアーエッジには上の図の「PHS端末」のところでデータ通信専用アダプターを使うことも出来る(PCカード、CFカード、USBアダプタ)。そうするのがパソコンでのインターネットではとてもスマートであり、(1)とPHS端末を一体化出来るのだが、それにはデータ端末だけの契約を結ばなくてはいけない(のだと思う)。
すなわちそのスマートな方法を目指そうとすると2回線を契約することになってしまい、当然金がかかってしまう。そんなわけで、音声通話とデータ通信を一つの端末で行おうとすると、Bluetoothはパソコンでのネット接続を快適に行うのに是非とも必要ということになるのだ。
[すっごく便利になりました]
これを導入して以降、外でインターネット接続をするのがすごく便利になった。2000年発売という古いモバイルノートパソコンにも拘わらず、まるでWILLCOMのアダプターを内蔵しているかのように便利に使えるようになったのだ!
ただし使う前にまずはPHS端末の側でBluetooth接続準備をするのが必要で、切れてしまった場合もまたピッチを取り出してやり直さねばならないのがちと面倒なのだけど。
あと64kbpsはやっぱり遅いんだけど。(128kbpsにする金銭的余裕はない。)
私の古い愛機に対して
「買い換えれば良いのに。変な所に拘る人なんだから全くしょうもないなあ...」
(↑いや、ホント、別にケチなだけじゃなくて後継機種がないんだけど...)
という感じの、生暖かい目(^^;)で見守ってくれている親しい友人も、この件については私が
「どうだどうだ!、とてもじゃないが古いパソコンでネットに繋げているようには見えないでしょ!」
と言うのに対して
「確かに便利そうだねえ」
と同意してくれた。
しかもWILLCOMは繋ぎ放題なので、上のような接続を何十時間使っても月額のPHSの支払額は4000円を切ったりしてくれるのだ。(ちなみに長期割引、AB割引など使った上での話。)
そんなわけで、私の愛機を外でインターネットを出来るカッコ良いパソコンに生き返らせてくれたのがBluetoothと京ぽん4x(京ぽん2)であり、大満足な日々を送っている....
→その後のBluetooth生活については
「Bluetoothで快適!(2)究極のモバイル向けマウス!PCカード型マウスMA-BTCARD」
へどうぞ!
2006/03/18 下書き途中並のものを作成
2006/10/11 ようやく大改訂(汗)
2006/10/12 諸事情により、日付を2006/10/10にした。
コメント
「解決済み ぽんっ」というページもありましたね。
「ぽん」と言えば、
山寺の和尚さん・・・(略)
ぽんと蹴りゃニャンとな~く・・(略)
ん??? とんだねこめーわく?
出直したほうがよさそうですね。