薄くて小さいTouch Diamond(S21HT)をモデム・音楽目的で買った!

 モデムと携帯音楽プレーヤー目的でイーモバイル端末を物色し始めたことを以前の記事で書いたが、先日その中から
TouchDiamond(S21HT)
にすることを決め、購入した。本記事では購入の決め手と(ちょっとだけ)初期印象(ファーストインプレッション)を書いたものである。

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[最近は持ち歩きのモバイルパソコンで音楽を聴くほどに]

 前の記事では、使っていた持っているポータブルプレーヤに不満な点が出てきてそれを兼ねられるイーモバイル端末を検討し始めたことを書いたが、その後も益々その不満は強まった上、


・世界で唯一?「真に」ワイヤレスなBluetoothステレオカナル型イヤフォンVoyager855
https://blog.stakasaki.net/article/200811article_3.html

で書いた、ワイヤレスヘッドフォンの快適さが拍車をかけた。すなわちまとめると自分が持っていたポータブルプレーヤKENWOOD M1GB5に対する不満が2つ。

  • KENWOOD M1GB5はフォルダ分けでお気に入りの曲のセットを作る方式になっている。すなわちパソコンから曲を入れる際にお気に入りの単位でフォルダを作ればいいのだが、その作業がいざとなると面倒くさい。(お気に入りの曲のセットなどというものは新しいCDを買えば勿論のこと、日々の気分でもころころ変わるものだがその際にいちいち携帯プレーヤの中身など替えてられない。)
  • ヘッドフォン(イヤホン)がワイヤレスでなくBluetoothに対応していない。Bluetoothのヘッドフォンは耳元で音量や曲送り、曲戻しが出来るのがとても便利で使い出すとクセになってしまった。
ということだ。

 その不満が高ずる余り、最近ではとうとう愛機FlybookパソコンV33iを携帯音楽プレーヤの代わりに使うことすら多くなってしまった。

 私はモバイルノートの超愛好者なので、そのパソコンの予備バッテリとして標準バッテリを一本、長時間バッテリを2本持っており、すなわち4本のバッテリで10時間近く持ち歩けるのだ。だから半日程度のお出かけなら電源を付けっぱなしでも耐えられるのである。

 とはいえ「たかが」音楽プレーヤとしての利用だけで持ち運びながら「高級」モバイルパソコンの電源を付けっぱなしにするというのも無駄に感じており、対処を講じなければならないと感じていた。

[最後の決め手は「小ささ」だった]

 イーモバイルを検討し始めたものの、イーモバイルのデータカードD01NXの代わりに音声端末を買った場合、ウィルコム端末WX310Kと併せて音声端末が2つになってしまう鬱陶しさがあることに気が付き(それについては前の記事の後半で書いた)、またもやスマートフォンの導入は見送りかけた。

 それをひっくり返したのはお店でTouch Diamond (S21HT)を実際に見たときである。友人がemonsterを持っていたのでそれに近いのだろうと勝手に思いこんでいたのだが、Touch Diamond (S21HT)はすごく薄くて小さいのだ!

 私が躊躇していた原因に「大きな音声端末2つは胸ポシェに入らなさそう...」というのがあったのだけれども、実際には今までのポータブル音楽プレーヤの代わりに入ってしまう大きさだったのだ!

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 お店でこっそりモックを胸ポシェットに忍ばせて知ったときの驚き!(万引きと間違われないように注意!)

 これで物理的な障害があっさり取り除かれてしまったのであった。

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[小ささの代わりにある欠点]

 TouchDiamond(S21HT)は小さいが故に前の記事では気が付かなかった欠点もある。

  1. 外部メモリを利用できず、内部ストレージ4GBのみである。(SDカードなどのフラッシュメモリ用スロットがない。)
  2. 外部へのコネクタがminiUSB一つであり、充電もヘッドフォン接続も、パソコン接続もこれで行われる。(無論Bluetoothヘッドセットならこれは使わなくて済むが。)
  3. バッテリーの持ちがemonsterに比べて若干悪い。

 これらに関しては以下のような解決を考えた。

1→入れる音楽を全てではなく、一部に限定する。具体的には再生リストを構成している曲だけを入れるようにする。
2→ヘッドセットはBluetoothを使う。充電とパソコン接続は一応同時に兼ねられる?
3→予備のバッテリを買う。出先ではパソコンからUSBケーブルで充電する。

[TouchDiamondは音楽も凄そう!?]

 そもそもタッチダイアモンドに目をつけたのは音楽プレーヤの機能として注目すべきものがあった点である。
 すなわち音楽プレーヤとしてWindowMobileに標準のWindowsMediaMobileだけでなく、タッチ機能TouchFLOを生かせる専用音楽プレーヤがついているのだけれども、その音楽プレーヤでもWindowsMediaPlayerの再生リストが使えるというのだ。

●Windows Media Player Mobileの再生リストについて
 Windows Media Player Mobile の再生リスト(P.248)は、自動的にミュー
ジック画面のプレイリストに表示され、ミュージック画面のプレイリストとして
も利用することができます。
Windows Media Player Mobileの再生リストには◎のアイコンが表示さ
れます。

 それ以前の話としてWindowsMediaPlayerMobileはパソコンのWindowsMediaPlayerと同期をしてそこで作ってある再生リストを簡単に読み込むことが出来るという。

 私は以前長らくパソコンの音楽再生ソフトとしてfittleを使っていたが、Bluetoothヘッドフォンに対応していないことと、スマートフォン導入を見越して2,3ヶ月ほど前からパソコンでもWindowsMediaPlayerを使い始めていた。
 すなわち「わざわざポータブルプレーヤに入れる際にフォルダ分けをしてお気に入りの組み合わせるのが面倒くさい」という解決方法として、パソコンで音楽を聴くために普段から作っている再生リスト(プレイリスト)をそのまま転送してくればチョー便利!と考えたのである。

 その一方で昨今のスマートフォンではWindowsMediaPlayerよりも使い勝手をよくした専用ソフトを併せて提供することが多くなってきている。その場合、そのソフトで使うためにまたもや一からプレイリストを作らねばならぬと言うのはなんとも面倒である。

 ところがタッチダイアモンドではその解決として専用プレーヤでもWMPの再生リストが出てくるというのだから便利そうではないか!

[お店で聞いたこと]

・パソコンと繋いで出来るのは「給電」であって「充電」ではない(→しかし実際に使っていると充電しているような。)
・一括払い、アシスト1000、アシスト1600の3つでは購入額はそれほど変わらず、一括払いでヨドバシの10%ポイントが付くのが一番得である。
・機体保証の月315円は途中で止めることは出来ても途中から入ることは出来ない。
・EMnet(月315円)はメールアドレスを貰えることと携帯サイトを見れることがメリットだが、それに入らなくてもS21HTではパソコンサイトが見れるのでEMnetの利点はメアドが貰えること程度しかない。
・大きさが小さいのでモデム利用で買う人も結構いる。

(この項目、思い出し次第追加予定)

[かなりの不安を抱えたまま....]

 思うのだが、最近この手の高度電子製品を買う場合、実際に使い始めた場合の使い勝手への不安が結構大きくて、ドキドキワクワク感が抑えられてしまうようだ。たとえば工人舎SA1Fの購入の時などもそうだったが、今回もその時ほどではないが高揚感というには程遠かった。

「モデムとして使い勝手が悪かった場合、パソコンモデム用にD01NXも契約を残してこのTouch Diamondは極力1000円だけしか使わないようにしようか」
「Bluetoothモデムとしては使い勝手が悪くてもUSBモデムとしてならなんとかなるかな。いやいや、有線は今更鬱陶しすぎる。」
「まあモデムとしてまともに使えなくて携帯音楽プレーヤとしてソコソコ使えてくれればいいんだけど….」
「使い物にならなかった場合、2年は長いよなあ...(溜息)」
「まあもし全く役立たないとしても、捨てることになるのは月1000円として2年で年24000円、機体代が40000円で併せて64000円....パソコンを買うことに比べれば安いもんじゃないか!(涙)」

というような不安感がねっとりと拭えなかったのだ。

[買った!聴いた!繋げた!]

 そして購入。ヨドバシカメラでは引き渡しの為1時間待たされ、その間に私はモバイル専科にソフトケースを買いに行った。戻ってきて早速お持ち帰り。
「箱から出しておきますか」
「.....箱に入れておいて下さい」

 私のしたいことはパソコンとの連携だし、単体で使うにしても帰りの地下鉄では使えない。それにこういうのを買ったばかりで弄りながら帰ると碌なことが起こらない。

 ということで大人しく持ち帰ったのであった。

 そして....

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 数時間後。音楽プレーヤとしての使い勝手に感動。
(詳細は別記事「Bluetooth音楽再生プレーヤとしてTouch Diamondが素晴らしい!」にて。)

 一晩寝てBluetoothでのダイアルアップ接続改造を試みてモデムとしての使い勝手に感動。
(詳細は別記事「TouchDiamond(S21HT)でのBluetoothモデム(BT-DUN)接続は素晴らしい! 」にて)

 ああ、Touch Diamond、なんて素晴らしい機種なんだ!こんな素晴らしいモノがあるとは....

 もっと早く買えば良かった!(;_;感涙)