TORQUE G07使用感独断レビュー~バッテリー交換可能機種タフネススマホ!

 購入予定理由記事で予告したように、京セラタフネススマホTORQUE G07(オリーブ)を購入した。この機種は日本の大手キャリアから発売されるスマホとしてはほぼ唯一のバッテリー交換可能機種である。自分は発売日2026/3/18の約2週間前(3月3日)に予約したが、待たされて入手は発売10日後(3月28日)となった。
 本記事はその使用感独断レビュー(冗長、超長文、広告一切無)である。

[推敲度 5/10]

 

 TORQUE G07への機種変更時のデータ移行の方法、
注意点などを書いた記事も作成しました。
宜しければ御参照ください。
Android機種同士の機種移行で参考になるのではないかと思います。

TORQUE G07導入時レビュー:購入経過、データ移行、初期設定
(2026/4/10)

●本記事の内容、注意点

・本記事ではTORQUE G07の各種仕様に関して、一般説明G07での特徴前機種G06との比較などを行い、実際に使ってみた感想、レビューを記している。特に力を入れたのは、本機種の特徴である交換可能バッテリーカスタムボタン指紋認証・顔認証通知ランプ、などである。
 なお始めの方で、本機種購入の総論、結論も記した。

前機種TORQUE G06については2023/10から2026/03まで2年半使用していたこともあり、その比較を書いた箇所も多い、その前にはTORQUE G03、G04を使っており、それらへの言及は多くないが、その時の仕様経験も踏まえている。
 ただし自分はTORQUEシリーズはスマホ2台持ちのうちのサブスマホとして使用しており、ここ3年のメインスマホは中華タフネススマホである。参考までに中華タフネススマホとの比較を書いた箇所もある。

・初稿は使用開始1週間のもので、その後は自分が満足な内容になるまで加筆修正していく。加筆した部分であることを明記する場合もあればそうでない場合もある。記事の出来上がり具合は記事冒頭の「推敲度」を参照されたい(初稿は推敲度3)。

●本ブログでのTORQUE G07関係記事

 TORQUE G07については自分はすでに発売前に以下の2記事を書いている。

・「TORQUE G07購入予定理由とG06の2年間を振り返る」(2026/2/27)
→前機種TORQUE G06との仕様比較を行い、注目点を挙げるとともに、自分が購入する理由を列挙。また前機種TORQUE G06を2年半使った感想を記述した。
・「速報:TORQUE G07 予約場所と価格」(2026/3/3)
→3/3に店舗で予約、しかしキャンセルしてOnline予約し直した際に値段が判明したため、そのことを速報記事にした(当日の午前中にメディアで発表されていたことを後で知る)。

 特に本機種TORQUE G07の仕様一覧については上記前者記事の「TORQUE G06とTORQUE G07の仕様比較表」にてG06と比較しながら表で紹介しているので、仕様全体を把握したい方はその記事をまずはお勧めする。

 当初、本記事の中に購入経過、料金、データ移行などについても記述予定だったが、別記事に書くことにし、それは後日となる。(→作成しました。2026/4/10「TORQUE G07導入時レビュー:購入経過、データ移行、初期設定」)

【目次】

1■TORQUE G07仕様、総論
 1.1■TORQUE G07仕様一覧
  ・補足:TORQUE G07という商品名とKYG06という型番(4/8追記)
 1.2■G07に対する自分の総論、結論

2■TORQUE G07使用感独断詳細レビュー
 2.1■交換可能バッテリーの安心感!
   2.1.1●電池パック比較、大きさ、重さ(G06との互換性)(4/18追記)
   2.1.2●バッテリー(電池パック)の取り外しやすさ
   2.1.3●バッテリー(電池パック)挿入と蓋の取り付け、注意点
   2.1.4●予備バッテリー専用充電器
   2.1.5●大幅に増えた「公称」待ち受け時間
   2.1.6●バッテリー持続時間(4/13追記)
   2.1.7●バッテリー充電時間
   2.1.8●ワイヤレス充電(4/7追記)
   2.1.9●接続デバイスの充電(4/7追記)
   2.1.10●バッテリー全体感想

 2.2■G07本体比較、大きさ、重さ、外観
   2.2.1●歴代TORQUE製品との仕様比較
   2.2.2●実体感比較
   2.2.3●中華タフネススマホとの比較
   2.2.4●外観

 2.3■microSDと内蔵ストレージ128GB
   2.3.1●microSDと内蔵ストレージ128GB概要
   2.3.2●microSDXC2TB対応と格納方法
   2.3.3●新規格microSDUCの対応は謳われていない

 2.4■慣れると必携?カスタムボタン
   2.4.1●カスタムボタン説明一般
   2.4.2●G06で3個所だったものが本機種G07では2個所に減
   2.4.3●カスタムボタンの仕様~画面表示が前提
   2.4.4●カスタムボタン活用例1:テザリングONが装備!
   2.4.5●カスタムボタン活用例2:ポイントアプリ割当(4/18追記)

 2.5■定番の指紋認証、便利さ向上の顔認証
   2.5.1●歴代TORQUEの認証一般解説
   2.5.2●G07での指紋認証と電源ボタン押下の必要
   2.5.3●G07での顔認証、マスクやヘルメット装着では?
   2.5.4●虹彩認証実現はもう必要ない?

 2.6■本機種は通知LEDがある!まだある!(4/11構成見直し)
   2.6.1●TORQUE G07でも通知ランプは残った!
   2.6.2●通知ランプの2大役割~充電状態と着信
   2.6.3●G07で通知ランプの色は変えられるが点滅速度は無理?(4/7追記)
   2.6.4●余談:通知ランプがなくなった機種での代替手段

 2.7■おサイフケータイ
 2.8■マイナポータル対応(予定)
 2.9■SIMカード/eSIM併用
   2.9.1●eSIMはユーザのメリットは大きくない
   2.9.2●G07はSIMカードも使えることに意味がある

 2.10■カメラ
   2.10.1●暗くなる点は一部改善
   2.10.2●ズームと広角は従来並
   2.10.3●減ったフラッシュライト、照度比較(4/8追記)

 2.11■性能、処理速度
   2.11.1●Snapdragon7 Gen4と本体メモリ8GB
   2.11.2●動作が早くなったと感じるもの
   2.11.3●とはいえ所詮自分にとってはサブスマホ

 2.12■その他の性能、機能(予定)

3■機種に依存せず、Androidアプリで実現すべきこと
 3.1■ホーム画面は機種に依存せず、ホームアプリで
 3.2■NFCタグに感心しTaskerを知って使わなくなった14年前(4/8追記)

4■不具合、不満

5■終わりに

【本文】

1■TORQUE G07仕様、総論

1.1■TORQUE G07仕様一覧

 TORQUE G07のメーカー公表に基づく仕様一覧の紹介、自分の注目点などは、上述したように前の記事

TORQUE G07購入予定理由とG06の2年間を振り返る」(2026/2/27)
の「1■TORQUE G07仕様概要(G06との比較)

にてG06との比較を中心に行っている。重複は避けたいのでそちらを参照されたい。
 ただし次章以下のレビューの各項目で、それぞれの仕様は紹介する。

■補足:TORQUE G07という商品名とKYG06という型番

 TORQUE G07では、TORQUE G07が商品名なのに対し、KYG06という型番、モデル番号が存在する。昔から一般論としてスマートフォンは同一機種が異なるキャリアで販売されることも多く、型番はキャリアや地域ごとに異なるものが付けられた(例:サムスン商品名Galaxy S5の場合の型番はNTTドコモ→SC-04F、au KDDI→SCL23、米国AT&T向け版→SM-G900A、など)。異なるキャリアだと仕様が一部違うこともあり、その区別をつけるため型番は必要なことが多かった。

 TORQUEシリーズはau KDDI以外で販売されたことがないため、同じ製品名で異なる型番のものはなかったものの、G06までは商品名とともに型番も紹介されることが多かった。しかし本機種TORQUE G07の型番KYG06はほとんど紹介されることがない。上述のようにau KDDI以外で発売されないTORQUEではもともと一般ユーザに型番の必要性は薄い上、前機種の「TORQUE G06」という製品名と紛らわしくなったためかもしれないが、キャリア・メーカーの正式な見解は公表されていないようだ。

 なお型番は従来、メーカーが端末シリーズに左右されない通し番号を付けるのが常である。TORQUE 5GのKYG01以来、TORQUEシリーズでなかった型番はKYG02、KYG04、KYG05であるが、KYG02が2023/01発売の「DIGNO SX3」、KYG04が2025/4発売の「BASIO active3」、KYG05が未発表機種となっている。

商品名・製品名型番・モデル番号発売備考
TORQUE G01KYY242014/07
TORQUE G02KYV352015/07初のau VoLTE対応世代「KYV」となる。
TORQUE G03KYV412017/06
TORQUE G04KYV462019/08
TORQUE 5GKYG012021/03商品名としては「G05」となるべきだったが初の5G対応と掛けて「5G」となった。俗称として「G05」と言われることも多い。型番としては初の「KYG」となった。
TORQUE G06KYG032023/10
TORQUE G07KYG062026/03上述の通り、型番はほとんど紹介されることがない。

1.2■G07に対する自分の総論、結論

●ほぼ世の中に唯一レベルになっている交換可能バッテリー搭載スマートフォンであり、他にmicroSDおサイフケータイカスタムボタン通知LEDなど、重要な仕様を一通り満たしている、2026年最新のスマートフォンという点だけで、自分にとっては買う価値があった。

●前機種G06に比べてスペックダウンはカスタムボタンが3個から2個に、フラッシュランプが2個から1個(照度低下)になったこと。残念ではあるが自分にとって致命的なものではない。
 自分が使っているアプリで機種依存によって使えなくなった致命的なものは現在のところ見つかっていない。

●価格は前機種G06の98,000円から今回G07が131,800円(加えて事務手数料3850円)になってしまったのは正直、かなり高いと思う(スマホ22機種目となる自分だが、10万超えの機種を買うのは初めてとなる)。
 ハイエンドスマホでは10万超え、15万超えも珍しくないが本機種はミドルハイエンドクラスであることを考えるとやはり高い。
 だが自分は仮に15万円になっても、交換可能バッテリーmicroSDおサイフケータイを満たしてくれている限り、買い続けたいと考えている。(交換可能バッテリー機種がふたたび沢山他にも登場したら分からないが。)

●本機種を自分はサブスマホとして使っており、メインスマホは7.2インチ液晶中華タフネススマホを使っている。本機種TORQUE G07を仮にメインスマホとして使う場合に物足りない点は(自分にとっては)第一に画面の大きさであるが、それに加えて外部ストレージmicroSDがあるものの、本機種では内蔵ストレージが128GBしかない。これはそろそろ厳しいのではないかと思う。

2■TORQUE G07使用感独断詳細レビュー

 2.1■交換可能バッテリーの安心感!
 2.2■G07本体比較、大きさ、重さ、外観
 2.3■microSDと内蔵ストレージ128GB
 2.4■慣れると必携?カスタムボタン
 2.5■定番の指紋認証、便利さ向上の顔認証
 2.6■本機種は通知LEDがある!まだある!
 2.7■おサイフケータイ
 2.8■マイナポータル対応
 2.9■SIMカード/eSIM併用
 2.10■カメラ
 2.11■性能、処理速度
 2.12■その他の性能、機能

 以下、使用感レビューを記載するが、以下注意されたい。

  • 自分の使い方はサブスマホであること。よってメインスマホと役割を分けているので、どうしてもレビューの観点は偏る可能性がある。
  • メインスマホはこの3年、所謂「中華タフネススマホ」である。役割が違うので、基本的にはそれとの比較はしないが、適宜比べる場合はある。
  • スマホは入れているアプリ、設定、使用状況(Bluetooth、WiFiなど)により大きく左右される。
 TORQUE G07への機種変更時のデータ移行の方法、
注意点などを書いた記事も作成しました。
宜しければ御参照ください。
Android機種同士の機種移行で参考になるのではないかと思います。

TORQUE G07導入時レビュー:購入経過、データ移行、初期設定
(2026/4/10)

 

2.1■交換可能バッテリーの安心感!(参考:前機種G6記事

  2.1.1●バッテリー単体比較、大きさ、重さ(G06との互換性)
  2.1.2●バッテリーの取り外しやすさ
  2.1.3●バッテリー挿入と蓋の取り付け、注意点
  2.1.4●予備バッテリー専用充電器
  2.1.5●大幅に増えた「公称」待ち受け時間
  2.1.6●バッテリー持続時間
  2.1.7●バッテリー充電時間
  2.1.8●ワイヤレス充電
  2.1.9●接続デバイスの充電
  2.1.10●バッテリー全体感想

 前機種TORQUE G06 KYG03の時から、また購入理由記事記事でも主張しているように、本機種を自分が買うのは交換可能バッテリーだからである。交換可能バッテリーの有用性、必要性については以下で書いたのでそちらを参照されたい。
購入予定理由」記事(2026/2/27)の「2.2●ユーザーによるバッテリー交換可能

 よって本レビューの筆頭も当然その交換可能バッテリーに関するものとなる。

2.1.1●電池パック比較、大きさ、重さ(G06との互換性)

左がG06電池パック、右がG07電池パック。大きさは同じ、違って見えるのは撮影の具合である。
前機種TORQUE G06
バッテリー(比較のため)
本機種TORQUE G07
バッテリー
バッテリー型番KYG03UAAKYG06UAA(G07本体の型番がKYG06だからだと思われる)
バッテリー容量4270mAh4,585mAh
(G06より+315mAh、7.5%)
大きさ(実測)右に同じ高さ:73mm(突起部含む)
幅:53mm
厚み:8mm
重さ(実測)78g81g
(G06より+3g)
使用可能スマホに関する備考TORQUE G07本体でも使用可能前機種TORQUE G06では使用不可
発売先(au限定)TORQUE(R) G06 電池パックTORQUE(R) G07 電池パック
単体販売価格(2026/4時点)3608円3960円
G07バッテリーは81gということでG06バッテリー(左側)よりも3g(約4.4%)増えた。バッテリー容量が8%増えていることを考えると優秀か。ただしそもそもG06になるときに随分大きく、重たくなっている。

 G06とG07での互換性だが、今回のTORQUE G07で前機種G06バッテリー(電池パック)は使えるが、逆に前機種TORQUE G06では今回のG07バッテリー(電池パック)は使えない。使えないというのは大きさは同じだが切掛けにより、G07バッテリーはTORQUE G06に嵌まらないようになっている(26/4/18追記:G06本体には入るが電池ロックが閉まらない)。

G06バッテリー(左)とG07バッテリー(右)の比較。ロック表示ロック側の手間にある切り欠きが、G06バッテリーは上半分しか無いがG07バッテリーは下まで伸びている。この切り欠きでG07バッテリーはG06本体でロックがかからないようになっている(下記)。
G07のバッテリーバックはTORQUE G06に入れることは出来るが、オレンジの電池ロック(バー)を「閉」側にすることが出来ない。後述のようにこの電池ロックを閉めないと裏蓋が嵌まらない。しかし裏蓋をしめないままならTORQUE G06でもG07用電池パックが使えることを確認した。(メーカーが保証しておりませんので爆発しても当方は責任が持てません。
既出のようにTORQUE G07で前機種のG06のバッテリーは使用できる。ただし指で取り外すための出っ張り(ツメ部)がある後述のG07と違い、G06電池パックにはツメ部がないので、少し指に力を入れて取り出す必要がある。

 普通に考えれば、自分のようにTORQUE G06を使っていた人がG07に買い替えることは極めて一般的で、その際に容量は少し劣るが前機種G06のときのバッテリーが使えることは大変ありがたい。一方で旧機種TORQUE G06を使い続けている人が、G07バッテリーを入手することは通常考えづらいが、ただしバッテリー容量が8%ほど大きいので、G07バッテリーを使いたいとは思うかもしれない。それは出来ないということである。

 そういえばG03とG04のバッテリーの関係も似たような感じになっていたように思われ、バッテリー上の切り欠きをヤスリなどで削れば嵌めて使えたことが、、、、、、ごにょごにょごにょ。勿論、メーカーが保証していない使い方をした場合、爆発や火災の危険性があるので、推奨はされないし、G07に買い替えた自分はG06を使う必要もないので試す気はない。

2.1.2●バッテリー(電池パック)の取り外しやすさ

 前機種G06では電池パック(バッテリー)を取り出すのに指で取り外せず、スマホを逆さにして取り外すという、結構無茶な仕様になっていた(前機種レビュー記事参照)。街中でこの作業をすると電池パックを地面に落下させる危険があった。しかしTORQUE G07ではツメ部があり、指で引っ掛けて取り出せるようになった。これは取扱説明書にも書いてある。

前機種TORQUE G06の電池パック取り外し方(取扱説明書より)
本機種TORQUE G07の電池パック取り外し方(取扱説明書より)

 実際を確認したところ、バッテリーには左下に「PULL」という表示があり、爪で引っ掛けると容易に取り出せる(引っ掛ける箇所は小さすぎて爪ではない指先は難しいだろう)。改善されてよかった。

2.1.3●バッテリー(電池パック)挿入と蓋の取り付け、注意点

 本機種TORQUE G07のバッテリー取り付けの手順は以下となっている。

  1. バッテリー(電池パック)を挿入。
     
  2. バッテリー横のオレンジ色の電池ロックをロック方向にスライドする。
     
  3. 裏蓋を被せて、裏蓋の周囲を順次押さえ、爪をカチッ、カチッと嵌めていく。G07で爪は全部で6箇所ある(G06は10箇所だった)。
     
  4. 裏蓋についている3個所の小さいスライドロックを、言葉通りスライドさせてロックする。
     
  5. 丸いロックノブを回して締める(爪でも可能だがコインなどが想定されている)。

重要注記3箇所のスライドロックと丸いロックノブは、閉めなくてもスマホの操作には影響しない。スマホの使用自体は可能だが、ただし水没や落下の際には損傷する可能性がある。

 赤字の部分が前機種TORQUE G06に比べて増えた部分だ。

 自分のG06レビュー記事では書かなかったが、G06では蓋をきっちり閉め損なうことが多かった。

  1. バッテリーの電池ロックを閉め忘れて、裏蓋を乗せた時に引っかかる(すぐ気がつく)。
  2. 蓋をの周囲を押して裏蓋の爪をカチッ、カチッと閉めていくが、そのうちいくつか嵌め損なう(これは気が付きにくい)。上述のようにG07では爪は6箇所だがG06では10箇所もあった。

 これらの状況はTORQUE G07でも基本的に変わらない

 前者はすぐ気がつくのでよいが、後者は使っていても特に違和感ないことが多い。よくよく見ると蓋が少し浮き上がっていて気がつくことがある。その状態で水没などさせると破損の原因になるようで、SNSでそのことを報告している人を見かけた。そのようなことはTORQUE G07でも起こる可能性がある。

 最初、G07で新たについた蓋の上3箇所のスライドロックは、この蓋の閉め忘れをフォローするためかと思ったが、実際に操作してみると蓋をきちんと閉めなくても、すなわち「カチッ」と閉める爪の嵌め残しの部分があっても、スライドロック3個所は閉まってしまう。すなわちスライドロックは蓋が閉まっていることを確認するためのものではなく、締めを補強するものであるようだ。

スライドロックは閉まっているが、蓋自身は爪が浮いて嵌め損なっている事例。このようにスライドロックが閉まっていても蓋がきちんと嵌っているとは限らない。この状態で水没させれば損傷の危険性がある。

 そういえば前機種G06の他の方の評価で落としたときに蓋が外れるということを書いていたものがあったが、そのような落下時の衝撃にはG07のスライドロックにより強くなったと思われる。なお、3箇所のスライドロックは開の状態だと白い表示になっているので、見た目上で気が付きやすいので、スライドロック自体の締め忘れは比較的少ない、気が付きやすいだろう。
 ただし蓋を外すとき、スライドロックを外し忘れたまま、思い切り蓋を外すとそれほど厚みのない蓋がスライドロックに引っかかって損傷する可能性がある。

スライドロック3個所。白くなっていると開いている状態。

 ちなみに自分は基本的にスマホの耐水性能を信じていないこともあり、水没(あるいは水中使用)させたことはなく、落下はたびたびさせているものの、TORQUEシリーズ(G03、G04、G05)で蓋が外れるほどの落下はさせた覚えはない。(ただし今年の1月にメインスマホOukitel WP60を落下衝撃で破損させている。)

2.1.4●予備バッテリー専用充電器

●G06、G07でバッテリーは別型番であるが、予備バッテリー充電器は共通

 上述のように本機種TORQUE G07では前機種G06のバッテリーが使える(逆、すなわちG06でG07バッテリーは使えない)。そしてG06では専用の予備バッテリー充電器が発売されていたが、それもG07のバッテリーで使うことが出来る。(そのためG07専用のバッテリー充電器は発売されていない。)

 このことは大変有り難い。今回G07のバッテリーの物理サイズはG06と同じだが、充電容量が違うので、予備バッテリー充電器が使えなくなる可能性もあった。

 この予備バッテリー専用充電器は
価格:4653円(2026/4//1現在)
大きさ:高さ95mm、幅65mm、厚み23mm
販売サイト:au online shopのこちら
というものだが、かなり大きく、特に厚みが予備バッテリーの厚みの3倍、G07本体の1.5倍ほど分厚い。自分は過去にTORQUE以外の歴代スマホで専用予備バッテリー充電器もたびたび買ってきたが、ここまで大きく、分厚かったものは記憶がない。(まあ本機種のバッテリー自体、今まででかなり大きく分厚い部類だが。)

左よりTORQUE G07本体、予備バッテリー充電器、予備バッテリー(電池パック)
上より予備バッテリー充電器、予備バッテリー(電池パック)、TORQUE G07本体。
充電器はかなり分厚いのが分かる。

 普段使いで持ち歩くには躊躇される大きさであるが、予備バッテリーの運用上、日帰りの外出には必要と思われず、旅行・帰省などの場合に持っていくことが想定されるので、まあ仕方ないだろう。

●オフィシャルな予備バッテリー充電器を発売してくれるのは有難いこと

 昔のスマホは交換可能なバッテリーが一般的だったわけだが、バッテリーの大きさは千差万別な中で、すべてのスマホ機種で、予備バッテリー専用充電器が発売されたわけではない。バッテリー専用充電器が発売されなかった場合、予備バッテリーを充電する汎用タイプの充電器がサードパーティ製として売られており、それらは端子接続の部分を調整するものが一般的だったが、中には端子接続の部分のみとも言うべきコンパクトな製品もあった。専用充電器に比べれば充電時間などはかかるがコンパクトな充電器を求めるなら、そちらを探る手もある。

自分が過去に使っていた電池パック汎用充電器の例①。充電端子の幅が調整できるようになっている。それなりに大きい製品だが、それでも使用できるバッテリーパックの大きさに限界がある(おそらく本製品ではG07の充電は出来ないだろう)
自分が過去に使っていた電池パック汎用充電器の例②。充電端子部分のみを挟み込んで充電する製品でケーブルと一体となっている(G07電池パックで充電できるかは未確認)

 ただしスマホのバッテリーは通常リチウムイオンバッテリーで、火災や爆発の事故が頻発しているのを見ても分かるように、充電の際には十分な制御を必要とするものである。汎用の予備バッテリー充電器はバッテリーメーカーが公式に認めたものではなく、充電時間がやたらかかったり、安全性、信頼性の面で不安なものが多く、リスクがあるのを覚悟せねばならない。そういう点ではメーカー(キャリア)で安全安心な予備バッテリー充電器を発売してくれるのは有難いのだ。

 ちなみに言うまでもないが、予備バッテリーを充電する方法としてはTORQUE G07本体に入れ替えてスマホ本体として充電する方法があるので、バッテリー専用充電器がなければ空になった予備バッテリーが充電できないわけではない。

2.1.5●大幅に増えた「公称」待ち受け時間

 本機種に限らず、スマートフォン(携帯電話)の仕様項目に「連続通話時間」「連続待受時間」というものがある。前機種G06と本機種G07では以下のようになっている。

TORQUE G06TORQUE G07増加量
連続通話時間約1,820分
(約30時間)
約2,040分
(約34時間)
+220分(約12%)
連続待受時間約390時間
(約16日間)
約610時間
(約25日間)
+220時間(約56%)
(+9日間)

 スマートフォンを実際に使っている人なら、上の数字はおかしいと感じるだろう。そう、普通に使っていて16日間とかバッテリーが保つのなら、私は本記事を書くほど交換可能バッテリーに拘る必要がなくなるし、メインスマホが中華タフネススマホに行き着くこともなかったであろう。

 スマホメーカーの仕様の「連続通話時間」「連続待受時間」は仕様の中で「それのみの数字では全く頼りにならないもの」ということで、知識あるユーザーには認識されていると思う。なぜこういうことが起こるかというと上の数字はスマートフォンでアプリの動作や余計な通信を一切しない場合で計測しているかららしい。そしてこれは日本の法律に従って算出することが義務付けられているらしい。

 そういうわけで基本的には「使えない数字」なのだが、機種同士の比較では多少は参考になるとされる。すなわちAよりもBの方がバッテリー持ちがするようだ、という感じで。

 今回、TORQUE G07は前機種G06に比べてかなり増えている。特に待ち受け時間が56%も増えているのは驚異と言って良い。上の数字はバッテリー容量に依存するので、バッテリーが大きくなれば当然増えることは期待されるが、しかし前述のようにバッテリーは7%しか容量が増えていない

 上の仕様変化を知ったとき、自分はむしろいやな感じがした。バッテリーが7%しか増えていないのに、持続時間が56%も増えるわけがない。想起されるのはG07ではアプリを抑止する機能が働いて、強引にバッテリー消費量を抑えているのではなかろうか?そうなると常駐系のアプリの動作に支障が出るのでは?という危惧だった。

 結論から言うと、上の危惧は杞憂だったようだ。バッテリーの保ちは著しく伸びたと思えない一方で、常駐アプリとして自分が重んじる「歩数計」「GeoTracker」は問題なく動作している。

2.1.6●バッテリー持続時間

 以下は自分の自分のTORQUE G07での実際の調査によるものだが、使用状況により大いにばらつきがある。今後、修正もあり得る。

「-13.3%」と書いてあるのは直前の減少量で平均した減少量は小さく書いてある「-2.4%」でそのペースだと総計40時間ほど保つことが予想されている。

条件:
・GeoTracker(ただし無記録時間は10%~80%)、歩数計常駐、など
・3~4時間はテザリング(WiFiアクセスポイント)ON、Bluetoothイヤフォン音楽プレーヤー再生

バッテリー減少割合平均:-2.0%/h~-4%/h
持続時間:30時間~50時間


2026/4/13追記(使用約2週間、持ち出し7回程度):バッテリー減少量は多いときで-3.5%/h(すなわち持続30時間ペース)、少ないときで-2.2%/h(すなわち持続45時間ペース)程度である。(これは戸外持ち出しで6時間以上使用した場合の全体平均である。数時間の範囲では-4%/h~-6%/hの減り方をすることもある。)
 G06よりバッテリー持ちが良くなったと感じることが多いが、まだ検証は不十分だと思っている。ただし最初の持ち出し使用で-3.3%だった後で、バッテリー減少の原因を探ったところ、使っていない標準ホームアプリがバックグラウンドで動作していたのでそれを禁じたところ、減りが改善したような気がする(あまり覚えていない)。

 自分としてはそもそも本機種は交換可能バッテリーであり、予備バッテリーも2個持ち歩いているため、もはやバッテリーの減りの速度よりも、前述した様にGeoTracker、歩数計が安定して動作しているかが気にかかっている。(今のところ問題なく、GeoTrackerはむしろG06より安定しているように感じられる。)

 前機種TORQUE G06の使用データを確認していて思い出したがG06ではこの1年、バッテリーの減りが-6%/hなどと多いときがしばしば発生し、原因が不明だった(最終的にはバッテリーが交換できるので深刻には受け取らなかった)。複数持ちの交換可能バッテリーが劣化していた可能性もあるが、これについてはいずれ新機種G07でそのバッテリーを試したいと思っている。(追記以上)

2.1.7●バッテリー充電時間

 以下は自分の自分のTORQUE G07での実際の調査によるものだが、状況により多少ばらつきがある。今後、修正もあり得る。

ワイヤレス(Qi、おくだけ充電)+20%/h~+25%/h
(バッテリー10%未満からの充電時間=4~5時間)
有線USBケーブル充電+60%/h~+75%/h
(バッテリー10%未満からの充電時間=1.5時間~2時間)
公表仕様:au KDDI TypeC共通ACアダプタ02で210分

ワイヤレス充電の場合
USBケーブルによる充電でスタートの部分
USBケーブルによる充電で満充電までの平均

<注意>一般的な話として、USBケーブルによる充電はACアダプターUSBケーブルの仕様に大きく依存する。高速な充電の為には両者ともUSB PD(Power Delivery)対応が必須で、W数などの能力にも左右される。個人的にはキャリアが公式に出している充電器が一番安心、早いというイメージがある。
参考記事:「山田祥平のRe:config.sys:とにもかくにもType-C、Galaxy Note 10+が示す急速充電の方向性 – PC Watch

2.1.8●ワイヤレス充電

 交換可能バッテリーとは直接関係ないが、前項の充電繋がりでここに記すと、本機種TORQUE G07は前機種G06に続いてワイヤレス充電国際標準規格「Qi」おくだけ充電)に対応している。

 本機種は頑丈な防水防塵を謳うためかかなりしっかりとしたUSBのキャップ(蓋)がついており、これを毎日開け閉めして充電するのはしんどいものがある。その点、ワイヤレス充電を利用すればキャップ開け閉めのの必要がなく、自分も重宝している。

自分は毎日充電するのに昔からこのUSBの蓋が鬱陶しくて大嫌いで、大抵は腹が立って千切っていた。(防水性能が無くなるが自分は水に浸けるような使い方はしない。)ワイヤレス充電にしてからこのUSB端子はほとんど使わなくなり、千切らなくて済むようになった。

 ワイヤレス充電は置き方が悪いと充電し損なうことがある。置台にインジケーターがついて充電中は色が変わる場合でも、必ずしも充電失敗を適切に表示してくれないようだ。しかし後述のようにTORQUE G07では端末自体に通知ランプがあり、充電できているか、満充電になったかが一目でわかる。

防水防塵のために頑丈なUSBキャップが面倒
ワイヤレス充電が便利
通知ランプで充電ミスも起こしにくい
→仮に充電しそこなっても予備バッテリーがある

 こんな感じで複数の仕様の活躍が綺麗に繋がっているように感じられる。

2.1.9●接続デバイスの充電

 スマホにはその初期からUSB(当初はminiUSB、その後は長らくmicroUSBだったと思うが)を通じて他のデバイスを給電する機能があり、
USB On-The-Go(USB OTG)
という規格であった。これは「データ通信+簡易給電」の為のもので、USBメモリ、マウス、キーボードなどをスマホに繋ぐのに必要とした。

 しかし2012年頃、
USB Power Delivery(USB PD)
という充電性能向上のための規格が登場し、Type-C USBとともに広がった。

 ただしPDにはPower Source(電源供給側)、Power Sink(電源受電側)としての規格があり、受電側としての機能しか持っていない物も多い。だが近年、一部のスマホはPower Source(電源供給側)として機能出来るようになっており、本機種TORQUE G07もそのような機種の一つだ。

 USB接続の画面で一番下に「接続デバイスの充電」の項目があり、これを有効にすると利用できる。

 実際に試したところ、中華タフネススマホのようにバッテリー能力の高いデバイスへの充電ではそちらの充電が増えない割にはG07のバッテリーの減りが大きく、あまり意味がないようだった。しかし
GPSウォッチGARMIN Instinct 3 Dual Power 50mm
への充電ではウォッチのバッテリーが尽きた状態から1%以上/分のペースで充電できた。30%ほどまでしか試していないが、TORQUE G07のバッテリーの減りは5%ほどだった。

2.1.10●バッテリー全体感想

 繰り返し言うように、TORQUE G06のバッテリー、およびバッテリー充電器がG07でも使えるというのは大変有難い。TORQUEシリーズではたしか数世代事にバッテリーが概ね共通規格化しており、次機種のTORQUE G08ではバッテリーの規格が変わる可能性もある。

 その一方で、G05(5G)、G06あたりでかなりバッテリーが大型化したこと、リチウムイオンの伸びも鈍化していると思われること、そもそもバッテリー交換が出来ればバッテリーがひたすら大型化する必要もないので、TORQUE G08でもこのまま同型・互換性ありのバッテリーを期待したい。

2.2■G07本体比較、大きさ、重さ、外観(参考:前機種G6記事

  2.2.1●歴代TORQUE製品との仕様比較
  2.2.2●実体感比較
  2.2.3●中華タフネススマホとの比較
  2.2.4●外観

2.2.1●歴代TORQUE製品との仕様比較

 自分はこの京セラTORQUEシリーズをTORQUE G03から使っており(G05もとい5Gを除く)、G07で4機種目となる。ここでは折角なので未所有のG05も含めてG03以降の大きさ、重さを比較してみる。

TORQUE G03TORQUE G04TORQUE 5G
(未所有)
TORQUE G06TORQUE G07
カッコはG06との比較
71mm73mm75mm75mm75mm
(±0mm)
高さ145mm150mm167mm154mm157mm
(+3mm)
厚み13.6mm13.4mm14.8mm14.6mm14.6mm(±0)
重さ約198g約200g約248g約234g約243g(+9g)

 シリーズはG03見ると幅、高さ、厚み、重さともじわりじわりと増えているが、5G以降3機種(5G、G06、G07)の幅と厚みは微小な差であり、重さも差が15g以内に収まっている。高さはよく知られているように、G04から5Gで17mmすなわち1cm7mmも大きくなり、「デカい!長い!」という感じだったが、評判が良くなかったのか(自分もそれが嫌で買わなかった)、G06では今度は13mmも小さくなり、G04の雰囲気になった。
 G07はG04と5Gの中間くらいになったが、G06に比べると3mmほど大きくなった程度だ。

2.2.2●実体感比較

 自分はこのたびTORQUE G06からG07に乗り換えたわけだが、案の定、ほとんど変化は感じない。上記表のように縦が+3mm、重さが+9gになっただけなので、当然とも言える。

2.2.3●中華タフネススマホとの比較

 自分は本機種TORQUEシリーズはサブスマホで、自分のメインスマホはこの3年、中華タフネススマホを使っている。折角なので、それらとも比べてみよう。

TORQUE G07Oukitel WP60 5GCubot KingKong X Pro
今回機種自分の現行のメインスマホ自分の先代のメインスマホ
特徴5.4インチディスプレイタフネススマホ規格外の7.2インチ液晶中華タフネススマホ6.72インチ中華タフネススマホ
75mm87 mm83.3 mm
高さ157mm184 mm175.9 mm
厚み14.6mm14.9 mm18.4 mm
重さ約243g約400g約392g

写真を見ていただくと分かるように、相当な大きさの違いがある。自分はメインスマはとにかく大きな画面が良いので、上記のOukitel WP60 5G(以下、WP60)に辿りついており、一方でサブスマホはむしろ小さい方が良いため、この凸凹コンビはむしろ意図したものと言える。

 そんなわけで普段の液晶操作は(超)大画面に慣れているので、TORQUEを操作するときには正直、画面が小さくて扱いにくい。けれどもサブスマホとして行う操作は

  • アラームを入れる
  • テザリングを有効にする
  • おサイフケータイ(Suica、Edy、WAON)の残額を確認する
  • 音楽プレーヤの画面確認、操作をする
  • GeoTracker(GPSログ)の開始、取得確認をする

など、短時間しか操作しない、パッと見て終えるものが多いので特に不自由は感じていない。不自由を感じない役割に特化させている。

 重さもメインスマホは相当重く、WP60はG07より150g差、1.64倍もあるのだが、人間の体感は大きさなどに左右されるようで、そこまでの差があるようには感じられない。

 まあそんなこんなで、前述のように5Gのサイズは嫌だったが、G06そして今回のG07も自分としては許容範囲に収まっている。

2.2.4●外観

●色、カラー

 本機種はカバー(表の上下、裏)の交換でカラーを完全に替えることが出来るという。前機種G06は本体側面も色がついており、これはカバーの交換では換えられなかったが、本機種では側面は黒(ブラック)で統一され、表と裏だけがカバーでカラー変更できるようになっているのだ。

 京セラはTORQUE以外の個人向け携帯の発売終了を宣言したことがあり、TORQUEシリーズ販売を継続することが簡単ではなくなっている様子があり、今回のカバーの件も色別の製品を作って無駄な在庫を出さないようにするコスト削減の手段だと推測されるが、ともあれ、別途販売されているカバーを購入し交換するれば最初からそのカラーだった場合と区別がつかなくなる。

 ブラック、レッド、ブルーが店頭でも販売されているオリジナルカラー、オリーブがau Online Shop限定カラー、その他にカバーだけで売られているものとしてイエローがある。カバーは5色とも単体でau Online Shopで売られている。
 上述のようなわけで、オリーブカラーのG07本体はau Online Shop限定だが、店頭でブラックを購入し、au Online Shopでオリーブのカバーを買って付け替えた場合には区別がつかないということである。

 自分はau Online Shopでオリーブ色の本体を購入した。入手してみるとイメージしていたよりも暗い色だった。

 このオリーブ色はTORQUE G06でイベントで抽選販売した際に好評だったためにG07で発売されたが、上述の通りau Online shop限定だった。自分は当初、店舗で他色を予約したが、オリーブ色が欲しくなって、au Online Shopで予約し直した経緯がある。

 ただし自分はオリーブ色そのものに拘ったわけではなく、自分買った過去のTORQUEが
TORQUE G03=ブラック、TORQUE G04=ブルー、TORQUE G06=レッド
だったので、それと違う色にどうしてもしたかっただけだ。店舗では上の3色しか買えなかった。上記のようにカバーだけを買う方法もあったが、気分的に最初からオリーブが欲しかったのである(本ブログ記事の写真で使いたいというのもあっただろう)。

●正面カバーに隙間?

 眺めているうちに、正面の上下カバーと本体の間に隙間があることに気がついた。最初、不良品かとぎょっとしたが、上カバーにも下カバーにも隙間があって、しかも設計上、設けられているように見える。そういえば泥などを排出しやすいような設計にしたと謳っていた気がするので、そのためのものだろう。

●ストラップ取り付け

 裏側四隅にストラップの取付箇所がある。(追記予定)

2.3■microSDと内蔵ストレージ128GB

  2.3.1●microSDと内蔵ストレージ128GB概要
  2.3.2●microSDXC2TB対応と格納方法
  2.3.3●microSDUCの対応は謳われていない

2.3.1●microSDと内蔵ストレージ128GB概要

 購入理由記事で書いたように、交換可能バッテリーほどではないが、現在の多くのスマホで搭載しなくなっているmicroSDを本機種TORQUE G07では搭載している。具体的な規格はmicroSDXCで上限は2TBだ。

 microSDは外部ストレージとも言われ、スマホ本体の内蔵ストレージ(ROM)を補うものであるが、本機種の場合、内蔵ストレージ(ROM)が128GBと昨今のスマホとしては必ずしも大きくない。しかしmicroSDが使えることによって最大2TBまで外部ストレージが拡張できる。

 ただし昨今のスマホではアプリのインストール先は外部ストレージを指定できないため、アプリを大量にインストールする場合には内蔵ストレージ(ROM)128GBでは厳しい可能性がある。内蔵ストレージは少なくとも256GBにしてほしかったとことろだ。

2.3.2●microSDXC2TB対応と格納方法

 microSDXCは規格上限の2TBの製品がすでに発売されている。自分は本機種G07の使用はサブスマホであるため、2TB microSDを使う必要は感じないが、別途使用している2TB microSDを試しに入れてみたところ、無事認識できた。

 前機種TORQUE G06 KYG03のときにもそうだったが、microSDはバッテリーを取り出したところにスロットがあり、バッテリーを入れたまま取り出せないのはTORQUE G07も同じになった。これは少々不便だ。

 また上ではスロットと書いたが実際にはプラスチックの小さなトレイにmicroSDとSIMカードを載せて差し込む方法であり、以下のような難点がある。

  • SIMカードもmicroSDもただ載せるだけでまともに固定できないので、差し込む際に手が震えるとすぐにトレイからカード類が落ちてしまう。
  • トレイの差込口が金属の薄っぺらい隙間で、差し込みにくい。うまく入らずにぶつけてトレイからカード類が落ちてやり直しになる。

 自分がこの数年、メインスマホとして重宝している「中華タフネススマホ」でもmicroSDXCの使えるものを購入しているがそれらはサイドからの取り出しが可能になっていて、さらには指で外せるものがあり、便利だ。

2.3.3●新規格microSDUCの対応は謳われていない

 G07が対応するmicroSDXの規格容量上限は2TBで、2TBに達した製品が出ており、実際G07では使えることを上述した。これより容量の大きなmicroSDを作るべく、2018年にSDUC、microSDUCという規格(規格最大128TB)が策定され、遠からず製品が出ることが一部のメーカーから2024年には公表された。しかしリリースされると言われていた2025年には発売されず、2026年4月現在になってもSDUC製品およびmicroSDUC製品はまだ販売されていない。
(なお、SDUC、microSDUCの規格の話は以前の記事
SDUC、microSDUC時代目前!microSDXCが上限2TBに達した」(2024/11/19)
を参照されたい。)

 しかしながらmicroSDUCの登場は近いということで、本製品にはmicroSDUC対応を謳ってほしかったが、残念ながらそうはならなかった。もっとも、調べる限りスマートフォンでmicroSDUC対応を謳う製品は2026年4月現在、一機種も出ていないようだ。そういう状況なら仕方ないだろう。

 実際にmicroSDUCが出たらバージョンアップにより対応してほしいと思うが、microSDUCではハードウェア対応が必要なため、ソフトウェアバージョンアップ(ファームウェアバージョンアップ)で使えるようになるのは不明だ。

2.4■慣れると必携?カスタムボタン(参考:前機種G6記事

  2.4.1●カスタムボタン説明一般
  2.4.2●G06で3個所だったものが本機種G07では2個所に減
  2.4.3●カスタムボタンの仕様~画面表示が前提
  2.4.4●カスタムボタン活用例1:テザリングONが装備!
  2.4.5●カスタムボタン活用例2:ポイントアプリ割当

2.4.1●カスタムボタン説明一般

 ここまで紹介してきた交換可能バッテリー、microSD使用可能という仕様は最近のスマホでは滅多にない、あるいは少なくなっている仕様だが、この「カスタムボタン」もまた備えているスマホは多くないユニークな機能だ。すなわち通常の電源ボタン、音量上下ボタンとは別にボタンが備わっている(他の機種では「カスタムキー」「スマートキー」などと呼ばれる場合もある)。通常のスマホで備えたものは少ないが、所謂「タフネススマホ」では備えているものが多く、中華タフネススマホでは搭載が一般的だ。

 このカスタムボタンの類はAndroidではなく、端末固有の機能であるため、割り当てられる機能、操作したときの挙動もメーカーの独自設定に依存している(後述詳細)。

2.4.2●G06で3個所だったものが本機種G07では2個所に減

 本機種TORQUE G07では電源ボタン、音量上下ボタンとは別に、右側面下に1つ(「カメラボタン」)、左側面中に1つ(「ダイレクトボタン」)、合計2つのカスタムボタンを備えており、その役割をユーザーがある程度割り当てることが出来る。しかもそれぞれ
1回押し、2回押し、長押し
の3者を割り当てられるので、2つのボタンならば合計で6つの機能を割り当てられる。

 前機種TORQUE G06ではカスタムボタンが3つついていたが、本機種TORQUE G07では天面についていた「ボディカメラボタン」はG07で廃止されてしまった。実はこのボタンは小さくて押しにくく、自分もあまり使用頻度は高くなかったが、ライトなどを割り当てていたので少し残念だ。

前機種G06(写真下機種)ではついていたボディカメラボタン(左の丸いボタン)が本機種G07(写真上機種)では無くなった

2.4.3●カスタムボタンの仕様~画面表示が前提

 カスタムボタンの仕様だが、本機種TORQUE G07ではカスタムボタンを操作すると画面が点灯する。画面が消灯したままで機能を使うことは想定されていない。すなわち

  1. カスタムボタン(ダイレクトボタンorカメラボタン)を操作。
  2. 画面が点灯(スリープから復帰)、ロック画面が表示。
  3. (指紋もしくは顔で)認証を通る。
  4. カスタムボタンの機能が動作、あるいはその画面が表示。

 以上のような動作となっている。画面を操作するようなアクションならば上で良いのだが、たとえば以下のようなような操作

  • マナーモードにしたい。
  • ライトを点けたい。
  • テザリング(WiFiアクセスポイント)を即ONにしたい。
  • 音声レコーダーで記録を即開始したい。

これらの操作はカスタムボタンによって開始出来るなら、画面の点灯が本来は必要ではなく、むしろ画面の表示は邪魔なように思われるが、本機種では画面を表示しないことは出来ないようだ。

 メインスマホとして使っているOukitel WP60 5Gではカスタムボタンを押しても画面が点灯しないが、’ライトを点ける機能は動作し、それだけはなかなか便利だ。しかしOukitel WP60 5Gでは他の機能を割り当てた場合も画面が点灯してくれないので、まず最初に他の手段(電源ボタンなど)で画面を点灯させる必要があり、せっかくわざわざボタンがついているのに二度手間になってなんだか不便であり、TORQUE G07以上に使い辛い(ライト以外は)。

 このようにカスタムボタンはメーカーが独自に付けているものであるため、機種によって仕様もバラバラな感じで、しかも必ずしもユーザーにベストな感じになっていない様子がある。

2.4.4●カスタムボタン活用例1:テザリングONが装備!

 自分の場合、このTORQUEシリーズに課している重要な役割は「テザリング(アクセスポイント)」で、すなわちパソコンやタブレットをこの端末を通じてインターネットに繋げる機能だが、この役割は自分にとってはそもそも2004年に自分が携帯電話(PHS)を導入した理由であり、その後の機種変更でも、2011年にスマートフォンを導入した主目的でもあるのだが、ともあれ現在のテザリングの開始では端末で開始操作をしなければならない。昔からこの操作を出来るだけ簡略化したかったのだが、前機種TORQUE G06カスタムボタンではテザリング(アクセスポイント)の設定画面の表示はできるが、開始の操作は結局画面を操作せねばならず、2手順(カスタムボタンを押してで画面点灯→画面のボタンをクリック)を必要とした。

 ところが今回のG07でカスタムボタンの(ほぼ)操作のみでテザリングを開始することが出来るようになったのだ!ばんざーい!この端末の取得費用135650円は、自分の歴代スマホ22機種で最高価格(しかも初の10万円越え)だが、このテザリングの件だけでも買って良かったと思えるほどである。

 ただし、前項に書いたようにカスタムボタンを押した後で、表示されるロック画面を通過する必要がある。ロック画面のままだとテザリングはONにならない。この仕様、ちょっと残念だ。

2.4.5●カスタムボタン活用例2:ポイントアプリ割当

「ポイ活」というほどのことをしているつもりはないがなんやかやで増えてしまっているポインアプリ。このうちよく使ういくつかをカスタムボタンで割り当てている。

 カスタムボタン一般的な話として、他に割り当てられる機能は、カメラ起動、マナーモードなどが代表だが、特定のアプリも割り当てられる。自分が特に活用していたのはポイントアプリ起動だ。

 後節に書いたように自分は本機種TORQUE G07をキャッシュレス決済、とりわけおサイフケータイで大変活用しており、現金使用率はほぼ0%になっているほどだ。おサイフケータイのメリットは画面を表示すること無く、背面のFelicaを接触させるだけなのが大変便利なので、カスタムボタンも必要ないが、支払いのときにポイントアプリを起動したい場合があり、そのアプリをカスタムボタンで割り当てている。

 お店で物を購入の際
「ポイント貯めのために画面操作して表示、続けて、支払いのために画面を操作してQRコードを表示」
などとやるのは面倒であり、
カスタムボタン操作でポイント画面をさっと表示、おサイフケータイで画面を見ずに支払い
がスムーズ、スマートだと感じている。(ただしカスタムボタンの後で結局、画面操作が必要なアプリもしばしばある。)


2.5■定番の指紋認証、便利さ向上の顔認証(参考:前機種G6記事

  2.5.1●歴代TORQUEの認証一般解説
  2.5.2●G07での指紋認証と電源ボタン押下の必要
  2.5.3●G07での顔認証、マスクやヘルメット装着では?
  2.5.4●虹彩認証実現はもう必要ない?

2.5.1●歴代TORQUEの認証一般解説

タフネススマホのTORQUE G07は本体周りの作りがガッチリしていてしっかりと手に掴むことが出来、指紋認証センサーのある電源ボタンが自然に親指に来る

 自分はTORQUEシリーズをTORQUE G03、G04、G06と使ってきたが、大変便利だと感じてきたのが指紋認証の位置だ。すなわち手に持って親指を置く自然な位置に電源ボタンが有り、それが指紋認証センサーになっている。今まで他機種で、正面のボタンに指紋センサーがあったり、ましてや液晶内にあったりしたものを使ったことがあったが、かなり不便でイライラの原因になった。

 またTORQUE 5Gより顔認証が導入され、指紋センサーに指を置かなくても顔で認識されるようになった。これは手袋(グローブ)を填めているときや指が濡れてしまっているとき、さらには電源ボタンではなくてカスタムボタンでスリープ復帰したときなどに威力を発揮する。後述のようにG06では指紋認証に比べスムーズさに見劣り感があったが、本機種G07では満足な性能になったように感じる。


2.5.2●G07での指紋認証と電源ボタン押下の必要

 指紋認証の快適さはTORQUE G07でも継承されている。指紋認証のスピートも一瞬で、基本的に大きな不満はない。

 その一方で、電源ボタンに指紋センサーがついているスマートフォンの中には、電源ボタンを物理的に押さなくても、登録している指を電源ボタンに載せるだけでスリープが解除されるものが登場している(自分のメインスマホOukitel WP60 5G)。しかし本機種TORQUE G07はそのようにはなっていない、すなわち指紋を登録した指を電源ボタンに置いただけでは画面は復帰せず、ボタンをしっかり押下してスリープを復帰する必要がある。

 画面復帰に電源ボタンの押下が必要な機種では、たとえば片手操作時は指一本でボタンを押すことは出来ず、指二本で端末を挟むようにして押すことになると思われるのに対し、指を載せただけで認証出来る機種の場合、(登録している)指一本でスリープが解除でき、意外に便利だ。

 もっとも、TORQUE G07でも設定の中に
「ディスプレイ」-「画面をタップして点灯
というものがあり、これを有効にすると画面をタップするだけでスリープが復帰する。この場合も、やはり指一本でスリープ解除出来ることになる。
 ただしこの方法だとスリープ解除の後で改めて認証手続(ロック解除)が必要になり、自然な流れとしては次節の顔認証を使うことになるだろう。

 本機種G07では備えていない「電源ボタンに指を載せるだけでスリープ解除」は便利な半面、
・スマホを持つときに意図せず電源ボタンに触れただけで画面復帰してしまう。
・指紋センサーを常時動作させる必要があり、消費電力が増える可能性がある。
・タフネススマホの場合、様々な使用状況が想定され、電源は必ずしも簡単に入らくてよい、入らないほうが良いのかもしれない。
などの点は考えられるため、必ずしも積極的には採用されないのかもしれない。

2.5.3●G07での顔認証、マスクやヘルメット装着では?

 顔認証は前機種TORQUE G06の時からついていたが、正直、指紋認証に比べると反応が遅かったり、うまく認証が出来ないことが多く、あくまでメインは指紋認証、という思いがあった。しかしTORQUE G07では顔認証がスムーズになり、指紋認証に遜色なくなったように感じられる。上述のカスタムボタンの利用では指紋認証を使うとは限らないので、顔認証が重要となる。

 自分の使った感じだとTORQUE G06での顔認証は

  • スマホがどんな向き(横向き、逆さ、など)でも顔認証が通る。
  • (雨除け、お風呂利用などで)ビニールに入れた状態でも認証が通ることが多い。
  • 暗い中だと認証が通る場合と通らない場合がある(スマホを顔に近づけて、その画面の明るさで顔を照らすと認証されやすいようだ)
登録は自分の場合「眼鏡をかけて、マスク無し」TORQUE G07の顔認証(参考)中華タフネススマホOukitel WP60の顔認証
(眼鏡以外)装着なし
メガネなし
マスクあり
鼻までマスクあり
透明鍔付きヘルメット
透明鍔付きヘルメットを透明鍔を眼鏡まで下げる(視界が半分になるまで)
透明鍔付きヘルメット+マスクあり
透明鍔付きヘルメット+鼻までマスクあり
鍔付きヘルメットを透明鍔を眼鏡まで下げて+鼻までマスクあり

2.5.4●虹彩認証実現はもう必要ない?

 今までいろいろ見聞きした感じでは究極的な認証方式は眼球を使った虹彩認証ではないかと思っていた。

・指紋認証 物理的に触る必要。電源ボタン(指紋センサー)以外(画面タップ、カスタムボタン)を使ったときのスリープ復帰で認証困難。手先が濡れた場合に認証困難。
・顔認証 顔につける付属物(眼鏡、帽子、ヘルメット、マスク、など)や周囲の明るさの影響を大きく受ける。また方式により制度が低い(突破される)可能性がある。

 その点、(使ったことはないが)虹彩認証という技術は上のような場合では強そうに思える。以上のように思っていたが、TORQUE G07で顔認証が随分スムーズになって別にこれ以上は特にいいかなと思い始めている。(ただセキュリティ上は顔認証が十分なのかは分からない。)

2.6■G07は通知LEDがある!まだある!(参考:前機種G6記事

  2.6.1●TORQUE G07でも通知ランプは残った!
  2.6.2●通知ランプの2大役割~充電状態と着信
  2.6.3●G07で通知ランプの色は変えられるが点滅速度は無理?
  2.6.4●余談:通知ランプがなくなった機種での代替手段

2.6.1●残った通知ランプ

 本記事で強調しているように、交換可能バッテリーはスマホ一般でほぼ絶滅した。microSDも搭載しているものは半減している(ハイエンド機種ではほとんどない)。それらと同様に稀有になってしまったのが、通知ランプ(通知LED)だ。

 通知ランプはガラケー時代からあったもので、画面が消えたまま着信(不在着信メール着信)などを知らせる役割を担っていた。スマホでも踏襲されたが、2018年頃から搭載機種が減り、現在ではほとんどの機種からなくなってしまった。だがこのTORQUEシリーズは残してくれているのだ!

 通知ランプは本当に便利だ。これをメーカーが無くしたのはユーザが不要としたからではない、メーカー都合だ。昨今、通知ランプの代わりに通知が来た際にディスプレイを点灯させることが行われているが、液晶に代わって登場した有機ELは画面の一部だけ点灯した場合に「液晶」(IPS等)よりは消費電力を抑えられると言うものの、それでも通知LEDよりは消費電力は大きい。

2.6.2●通知ランプの2大役割~充電状態と着信

 通知LEDは以下の2つの通知で大きな役割を果たすと考える。

(1)充電状態の確認すなわち「充電中」と「満充電」

 スマートフォンのバッテリーが1日持つか持たないかという中で、「スマートフォンの充電」というのは極めて重要な行為になっている。昨今の充電の方法は昔ながらのUSBケーブルによるものか、置くだけ充電(ワイヤレス充電、Qi)によるものであろうが、いずれにせよ
本当に充電が始まっているか(続いているか)
無事、満充電になったか
ということを確認するのが極めて重要だが、通知ランプの存在はそれを容易にする。

 通知ランプがなければ画面を点灯させて通知バーなどで受電状態、バッテリー量をいちいち確認せねばならない。

(2)電話不在着信、メッセージ、メール着信の通知

 スマートフォンの役割は現在、多岐にわたっているが、今でも重要なのは電話、メッセージ、メールなど、他人とのコミュニケーションの役割だ。「電話」は重要だからこそ、以前はけたたましい呼び出し音を鳴らすのが普通であったが、大多数の人が電話を持った結果、「マナーモード」にして呼び出し音は避けることが多くなっている。そしてこれは比較的重要度の高いメッセージ(SMSメッセージ、LINEメッセージ)でも同様なこと言え、以前は「メッセージが来ました」などと音を鳴らしたものだが、街中でこんな設定にしている人は少なくなっている。

 その変わりに発生するようになったのが着信に気が付かない事態だ。それを補うことが出来るのが通知ランプだった。通知ランプがなければ着信が気になったら画面をいちいちつけてチェックせねばならない。

2.6.3●G07で通知ランプの色は変えられるが点滅速度は無理?

 G07が発表された後、自分が手に取るまで、通知ランプは無くなったかと思っていたので、G06と同様に搭載されていることを知り、とても嬉しかった。

 自分はTORQUE G07の充電をおくだけ充電(ワイヤレス充電、Qi)で使っており、この充電がずれて充電しなくなっていることがよくある。しかし通知ランプにより「充電中は赤点灯」「充電中は緑点灯」となっているので、ひと目見て確認出来、安心できる。

バッテリー充電中状態(ランプ点灯)。この写真ではうまく撮れなかったが赤も緑もはっきりとした色だ。
バッテリー充電官僚状態(ランプ点灯)。充電中か否かに関係なく、通知が来ると点滅する。その色は標準はだがアプリで変更可能なようだ。

 また、不在着信やメッセージ(SMS)でも通知ランプが点滅するようにしているので気が付きやすい。標準ではLEDランプの色は変えられないが、自分が長らく重宝している通知制御アプリ
メッセージ通知Pro!

では各アプリの通知別にLEDランプの色を指定できる。
確認できた色:赤/黄/シアン/青/マゼンダ/緑(オレンジ指定は黄色寄り)

メッセージ通知Pro!で通知LEDの色は変えられるが点滅速度は変更できないようだ

 なお、自分は昔の機種では通知ランプで

・黄色の早い点滅・・・不在着信
・黄色の遅い点滅・・・防災速報
・青色の早い点滅・・・メッセージ着信
・赤色の早い点滅・・・重要なGメール
・赤色の遅い点滅・・・その他のGメール
・他いろいろ

など、色と点滅速度を組み合わせた方法で通知LEDを使っており、大変便利だった。

 TORQUE G07でも昔のように点滅速度を調整できないかと「LightFlow」「LED Blinker」などのアプリを入れてみたが残念ながら使えないようだ(「LED Blinker」は通知アイコン=「画面LED」をオフ設定にすると通知LED仕様になったが点滅速度の変更で必要とされる「LED Blinker Manager」をインストールしようとしたところ「お使いのスマートフォンに対応していないため、アプリをインストールできませんでした。」となってしまった。)
 (なおこの点滅速度制御の件については検証は不十分である。)


2.6.4●余談:通知ランプがなくなった機種での代替手段

 TORQUEシリーズでは本機種G07を含めて、通知LEDを継続してくれているわけだが、それがついていない機種ではどうすればいいのだろうか。

 通知ランプが付いていた機種が多かった頃から、通知ランプがない機種のための代替手段を提供するアプリが存在していた。あるいは通知ランプの制御を調整するアプリが、代替手段も提供するようになっている。代替手法の代表的なものは、通知があると画面を点灯し、画面の一部にアイコンなどを表示するというものである。(上で紹介したアプリ「メッセージ通知Pro!」はその役割も果たすことが出来る。)


 やがて、遅まきながらAndroid14(2023/10リリース)よりOS標準機能として「点滅による通知」という機能がついた。通知が来た場合の挙動として「カメラの点滅」「画面の点滅」などを設定できる。

 しかしOSによりこの機能が装備されたこと自体が、「通知ランプ」を無くすというメーカーの選択がユーザにとっては不便なものであったことユーザの利便性を無視して行われたメーカーの身勝手な決定だったことを示すものに他ならない。しかも上述のアプリにせよ、上の設定にせよ、画面の点灯により通知した場合、消費電力が大きくなることが危惧される。液晶にせよ、それよりは消費電力が低い有機ELにせよ、通知ランプに比べればバッテリー消費量が大きくなることは避けられない。


2.7■おサイフケータイ

キャッシュレス決済、万歳!電子マネーの時代が来た」(2026/2/3)
 上の記事で書いているように、自分は2026年ほぼ100%のキャッシュレス決済を実現しており、その主力はTORQUEに負わせているおサイフケータイだ。TORQUE G07でもおサイフケータイのモバイルSuica、楽天Edy、WAONをバリバリ使い始めている。(使っていないがnanacoも入れている。)

 おサイフケータイのセンサーは左カメラレンズとフラッシュライトの間で、例のごとくFelicaマークがついている。G06とはほぼ同じだ。

 おサイフケータイ(Felica)の店頭での認識速度はG06の今までと大きく変わった気がしない。そもそもおサイフケータイ(Felica)バッテリー切れの時ですら認識できることが多いので、端末の能力には依存しないのだろう。

 おサイフケータイは全く画面を付けずに使えるのが素晴らしいところだ。その一方で、ポイントアプリ関係は画面での表示が必要なことが多い。
 しかしポイントアプリの中にはおサイフケータイ(Felica)を利用し、やはり画面表示が不要「かざすだけ」の場合もあり、それがdポイントやヨドバシカメラのポイントシステムだ。

 ちなみにスマホの機種変更の際、おサイフケータイの移行では多くが「旧端末での預け入れ→新端末で受取」という手順になっているようだ。今回、モバイルSuicaの移行で、預け入れの際にエラーXXXXが出て手間取ったが、最終的には「再発行」が手っ取り早かった。

2.8■マイナポータル対応

(2026/5まで頃に記載予定)

2.9■SIMカード/eSIM併用

  2.9.1●eSIMはユーザのメリットは大きくない
  2.9.2●G07はSIMカードも使えることに意味がある

2.9.1●eSIMはユーザのメリットは大きくない

 SIMカードはスマホの通信設定が記入された重要な物理カードだが、近年このカードを使わずに本体内部にその役割を持つチップが搭載されたeSIMという方式が登場した。しかしeSIMはユーザにメリットがあると自分には最近思えなくなった。むしろ物理カードであるSIMカードのほうが以下のようなメリットがある。

  • スマホ端末が壊れた時にSIMカードを別端末(旧機種など)に入れ替えればすぐに使えるようになる。(データ移行はともかく。)
  • 新しいスマホを購入した時に、通信会社に連絡しなくても、SIMカードを差し替えるだけで使えるようになることが多い(通信会社によっては手続きを求める場合もある)。
  • 旧スマホから新スマホへの乗り換えでは、新スマホでSIMカードを使い始めたものの、一時的に旧スマホでモバイル回線を使いたくなることもしばしばあり、そういう場合にはSIMカードを戻すだけで良い。

 SIMカードのデメリットは契約通信の新規発行もしくは再発行、回線変更で、新たにSIMカードを送って貰う場合に待つ必要があることくらいだ。以上のようなことを考えると、eSIMはユーザには不便なものだと思う(自分は使ったことはないが)。

 自分が大嫌いなApple製iPhoneは例のごとくeSIMのみにしつつあるという。Appleは碌なことをやらないという典型だ。

2.9.2●G07はSIMカードも使えることに意味がある

 本機種TORQUE G07であるが、SIMカードとeSIMの併用になっている。G06のそれを引き継いでいるが、G06でeSIM搭載と知った当初は「へー、最新の規格に対応したんだね」と感心したが、その後、上記のようなことに気がついた結果、SIMカードを残していることこそ、TORQUEの価値だと思うようになった。

 実際、今回の自分の場合もSuicaの移行がスムーズにできず、SIMカードを旧機種G06に戻して作業するというようなことがあった。eSIMだとそういうことが気軽に出来ない。

2.10■カメラ(参考:前機種G6記事

  2.10.1●暗くなる点は一部改善
  2.10.2●ズームと広角は従来並
  2.10.3●減ったフラッシュライト、照度比較

2.10.0●カメラ仕様

前機種
TORQUE G06
本機種
TORQUE G06
超広角約1,600万画素約5,000万画素
広角約6,400万画素
(記録数 約1,600万画素)
約5,000万画素
マクロ約200万画素約500万画素
ズーム静止、動画共:4倍静止、動画共:4倍

2.10.1●暗くなる点は一部改善

 前機種TORQUE G06では撮影の際、撮ろうとすると撮影時の画面さらには撮った写真が暗くなるという欠点、不具合があった(G06の時のレビュー)。撮影の際に画面を一回タッチしてAF(オートフォーカス)?、もしくは撮影の明るさを調整すればを明るくなるが、多くの人は昨今のスマホカメラでそういう習慣はないだろう。自分のG06ブログ記事で「TORQUE G06 カメラ 暗い」などの検索で訪問してくる方もかなり多かった。

 本機種TORQUE G07では概ね改善されているものの、やはり撮ろうとすると画面が暗く感じることがある。ただし、画面の輝度が低いだけのこともあるようだ。(調査継続中)

2.10.2●ズームと広角は従来並

(記載予定)

2.10.3●減ったフラッシュライト、照度比較

 G07においてカメラのフラッシュライトは2個から1個に減っている。本機種はタフネススマホということもあり、ライトは単に撮影時のフラッシュだけではなく、懐中電灯(フラッシュライト)代わりの利用もされていたと思われるが、1個になったことで性能ダウンが予想された。実際、明るさを図ってみると随分照度が落ちていた。

アプリ「Lux Light Meter Pro」にて計測50cm離れて計測100cm離れて計測
前機種TORQUE G06のライト5000ルクス1200ルクス
本機種TORQUE G07のライト1200ルクス300ルクス
本機種TORQUE G07画面側
(輝度最大で白っぽい画面)
300ルクス150ルクス
[参考]GARMIN Instinct3 DualPower(GPSウォッチ)のライト2000ルクス700ルクス

※暗い部屋(0ルクス)で照度計測アプリを入れたスマホを立てかけ、そこにライト(もしくは画面)を向けて計測。なお、計測結果は各種環境、置き方等で大きく変わると思いますので、数値は参考程度にお読みください。

左が本機種のTORQUE G07、右が前機種のG06。前機種では2つだったライトが1個に減っている。

 取説には「撮影ライト/ライト」と記載されているが、撮影用フラッシュとしては近年のスマホカメラは暗い中での撮影能力が上がっているので、性能は落としても良いと判断したのだろうか。しかし最近のトルクシリーズで強調されているのは、アウトドアを想定したさまざまな環境での使用であり、その中では懐中電灯としての使用も含まれているはずだ。通常のスマホではライトを使うとバッテリーが激減するため、必ずしも実用的でないが、交換可能バッテリーのTORQUEであれば予備バッテリーさえ必要数持っていればそれを気にしなくて良いという点もある。

 加えて昨今、ライバル?の中華タフネススマホにはライトの強力性能を謳うものが増えているくらいの中で、ライトの性能を落としたのは残念である。

2.11■性能、処理速度

  2.11.1●Snapdragon7 Gen4と本体メモリ8GB
  2.11.2●動作が早くなったと感じるもの
  2.11.3●とはいえ所詮自分にとってはサブスマホ

2.11.1●Snapdragon7 Gen4と本体メモリ8GB

 本機種のSoC(CPU)は
Snapdragon7 Gen4 (2025/5頃登場)
であるが、Snapdragon7はミドルハイエンドすなわち中の上といったクラスのCPUであり、ハイエンド向けのSnapdragon8には劣るとされる。しかしこのSnapdragon7第4世代はSnapdragon8初代(2021年頃)並みの性能になっているという。
 前機種TORQUE G06はSnapdragon7 Gen2だった。

 また、本体メモリ(所謂RAM)は8GBということで、前機種G06の6GBから拡張されている。RAMはアプリを複数起動したときの快適さに影響するとされる。

 それらによりG07はG06に比べてそれなりの性能アップが期待でき、自分もそれが感じられた。

2.11.2●動作が早くなったと感じるもの

 具体的には以下の操作が早くなった。

  • カスタムボタンでのポイントアプリの立ち上げ、表示が少し早くなった
  • 再起動も少し早くなった
  • 顔認証も少し早く、かなりスムーズになった。

 1番目の「ポイントアプリの表示」、たかがそんなこと、と言う無かれ。自分はTORQUEシリーズは中古のTORQUE G03を5000円で買ったのが最初なのだが、ポイントアプリの表示が遅いのが不満になり、312日使用後にTORQUE G04(やはり中古)に買い替えたという経緯があったのだ。
 「ポイ活」という言葉が流行るほどになっているので分かってくれる人もいると思うが、支払いのときにポイントアプリの表示が遅いと、後ろに並んでいる人のこととかも気になって、かなりイライラする。

 その後、さらにG06に買い替えたが、正直G06でもポイントアプリの表示は「素早い」とは言い難かった。上記のように自分はポイントアプリをカスタムボタンで割り当てているので、操作はカスタムボタンを押して画面を表示するだけなのだが、カスタムボタンを押してからアプリが立ち上がり、バーコードが表示されるまでが一寸待たされるのだ。

 顔認証は前機種G06まで、指紋認証に比べるとどうしても認証が少し遅れる傾向にあり、その結果、極力指紋認証を使うようにしていた。すなわち速度的に明らかな見劣りを感じていたのだが、本機種になってその差は小さくなったと感じている。

 なお本節で書いた件については、数値データで評価することが難しいため、個人の感覚に大いに依存し、他の方も同じように感じるかは保証できない。

2.11.3●とはいえ所詮自分にとってはサブスマホ

 前項のように書いたものの、たびたび述べているようにTORQUEシリーズは自分にとってサブスマホ。テザリングとか、音楽プレーヤーとか、GPSロガー記録とか、歩数計とか、画面を見ずに使う機能が中心であるため、高性能なSoC(CPU)を必要とする場面は多くない。

2.12■その他の性能、機能

2.12.1■タッチプラス(NFCタグ)

 タッチプラスについては後述
3.2■NFCタグに感心したもののTaskerに出会って使わなくなった14年前
および
不満点「タッチプラスタグを謳うなら1枚くらいつけてほしい
を参照のこと。

2.12.1■スピーカー

(記載予定)

2.12.2■au Srtarlink Direct

(記載予定)

3■機種に依存せず、Androidアプリで実現すべきこと

 今回、ネット上で情報収集をしていたところ、G07に関していろんな人の要望や不満を見ることがあった。その中には自分がとっくの昔に「卒業」したこともあり、思う所あるので書いておきたい。

3.1■ホーム画面は機種に依存せず、ホームアプリで

 TORQUE G07に関するX(元twitter)の呟きをみていたら、今回、デフォルトのホームアプリでアイコンの配置数が変わったことにショックを受けている声があった。それを読んで、自分も2012年頃の機種変更では機種が変わる事に一喜一憂していましたなぁ!と懐かしくなった。
 14年前の以下の記事で言及し、それが変わる切っ掛けとなっている。

待望のau LTE Androidスマートフォン Optimus G LGL21を使った感想」(2012/11/24)
からの引用:

(以下引用、一部改変)
〔不満度3〕常駐するGoogleバーが邪魔。
 ホーム画面7画面のいずれの上部にもGoogleバーが常駐している。Googleバーの自分の使用頻度を考えると大変鬱陶しい。アプリ設定で消すと空欄だけ残り、馬鹿みたいである。
〔不満度2〕画面、解像度が大きいくせに自由アイコンが縦4列しか置けない。
 同じ解像度、画面サイズのGALAXY SII WiMAX ISW11SC ではアイコンが縦に5列(加えて常駐アイコン1列)が置けたのだが、前述のGoogleツールバーのためかOptimus G LGL21では縦4列しか置けない。がっかり。

→この2点、Apex Launcherというランチャーソフトで解決。ランチャーというよりホーム画面カスタマイズソフト。ルータ権限を取得しなくてもアイコン配置数を筆頭にいろいろカスタマイズ出来、通常のホーム画面とほとんど同様に各種操作、設定が出来る。目から鱗。
 コメント欄で教えて頂いたgssj氏に感謝。
(引用以上)

 上記のように画面に置けるアイコンの数、ウィジェットの数が多いのが良いと思っていた私は、機種が変わることに一喜一憂していたが、このときのブログのコメントで教えられた「Apex Launcher」というホーム画面アプリを導入、その後、NOVA Launcherというのに乗り換えて快適な日々を送っている。

 これらのアプリは標準ホーム画面にとってかわるので影響は大きいが、縦横に置けるアイコンの数を増やせる他、アイコンやウィジェットを重ねて置いたりも出来るようになる。そしてNova Launcherの素晴らしいのはアイコンやウィジェットの状態を保存して、機種移行で引き継げることだ。自分のメインスマホはホーム画面を6枚とか使っていて、アイコンとウィジェットがびっしりなので、機種変更事にそれらを復元するのが一苦労だったが、それが解消した。(なお引き継げないショートカットなどはある。)

3.2■NFCタグに感心しTaskerを知って使わなくなった14年前

 今回のG07で「タッチプラス」というNFCタグの活用を謳っている。NFCタグはシールのような紙ペラでスマートフォンの裏に接触させるとNFCにより認識し、それをトリガーとして決められた設定変更などが出来る機能である。たとえば
・帰宅用に用意したNFCタグ→マナーモードオフ、WiFiオン、通知音量最大
・乗用車に乗ったときのNFCタグ→Bluetoothオン(カーナビオーディオ接続)、音量調整、画面明るさ最大、運転モード(ドライブモード)オン
などにすることが出来る。

 本製品ではタッチプラスは「設定」の中の機能としてある。またNFCタグは一般に汎用のものが売られているが、G07の「タッチプラス」は汎用NFCタグには反応せず、au KDDIが販売するタグでしか機能しないという情報がある。

 タグは基本的に別途購入となっているが、背面カバーの裏面にタッチプラスのタグが1枚貼り付けてあり、タッチプラスの機能はとりあえずそれで試すことは出来る(よくみたら設定で「タッチプラス」の操作を進めるとカバー裏のタグも紹介してあった)。ただしこのタグはシールでしっかりとして張り付いており、これを剥がして使ってみろということではないらしい。タグを読み取った時の設定変更項目に「壁紙/システムカラー」があることから「異なるカラーのカバーを変えたときに、それに合わせて壁紙なども連動して替えてはいかが?」という趣旨かと思われる。(以上、読者コメントのmotupo様の情報により追記)

(ちなみに「タッチプラス」の活用を謳うのに1枚もタグを付属、サービスしてくれてないのは酷いと思う。)後述「不満点」も参照)

 さて、スマートフォンでのNFCタグの活用という試みはかなり以前からあるもので、今回の「タッチプラス」が初めての製品というわけではない。たとえば以下のような事例があった。

 自分はLG製スマートフォンOptmus G LGL21を使っていたのでよく覚えており、本件もまたブログ記事に残している。

待望のau LTE Androidスマートフォン Optimus G LGL21を使った感想」(2012/11/24)
からの引用:

(以下引用)
●NFCを使ったLG Tag+が大変便利
 私は家に帰るといつもWiFi起動などを含む5カ所もの設定を変更していたが、このLG Tag+を使うことでその煩わしさが概ね解消した(もっともNFCの感度が良くなくてONになるのに苦労する→NFCのセンサーは端末下部両脇とのこと、反応させる部分を間違っていたようだ)。
 この機能は是非今後のスマートフォンの機能として欲しい。(もっともNFCでなくても単なるアプリでもいいのだが。)

→ブログのコメントでTaskerというソフトを教わり、これを使えばワンタップで各種の設定変更やマクロを実行できることが判明。結局そのアプリを使い、NG Tag+は使わなくなった。
(引用以上)

 上記引用に書いているように、当初NFCタグを感心したが、ブログ読者にtaskerを教わり、NFCタグは使わなくなった。taskerは様々な条件を元に自動実行できるプログラム、マクロで現在も大いに自分は活用している。

 なお、最近Androidによるアプリへの制限が厳しく、TaskerによるWiFiのオンオフが出来なくなるなどなっている。タッチプラスの場合にはメーカーが調整しているので、そのような制限はないのかもしれない。(いずれ検証予定。)

4■不具合、不満

 本機種を使っていて気がついた不具合、あるいはそうでなくても不満な点を述べる(すでに本文中に書いた内容もあるがここにも載せて集約する)。なお、スマートフォンでの不具合は、端末が原因とも限らず、AndroidOSやアプリの原因も考えられるがそのことは考慮していないので注意されたい。

●Bluetoothイヤフォンの音飛び

 本機種をBluetoothイヤフォンで繋げて音楽プレーヤーとして使っている(PowerAMP仕様)が、音飛びがしたことがあった。イヤフォン再接続、再起動でも治らず、標準のホームアプリが使ってもいないのにバックグラウンドで動いていた様子があるので、この許可をなくしたところ、音飛びは直った(それが関係するかは正直分からない)。

●カスタムボタン周りの不満(本文にも記載

 カスタムボタンが3個から2個に減った。
 本文中で述べたようにテザリング開始、ライト点灯などはロック画面を通らなくても、さらには画面を点灯せずに動作すべきだと思う。

●タッチプラスタグを謳うなら1枚くらいつけてほしい(本文にも記載

 本製品はタッチプラスというNDCタグの活用を謳っているが、それをウリにするなら1枚くらい本製品に付属させるべきだと思う。
 自分が上記の記述をしたときには「試すことも出来ない」という趣旨も含んでいたが、読者コメントmotupo様より情報で、それは上のカバー裏のタグで試せることが分かった。しかしながら
「いろいろなシチュエーションでタグにより設定変更」
を試用するにはやっぱり自分でも貼れるタグを1枚くらいつけて欲しかったと思う。

●やっぱりワンセグをつけてほしい

 本機種では交換可能バッテリー、通知LED、そしてmicroSD、とすでに他のスマホでは搭載しなくなった仕様を未だに装備してくれている。
 かつて多くのスマホでは搭載していたのに無くなったものとして「ワンセグ」がある。デジタル化したテレビの携帯端末用電波を受信する機能だ。本件については
TORQUE G07購入予定理由とG06の2年間を振り返る」(2026/2/27)
に書いたので引用しておく。

 かつて一時期、当たり前のように携帯電話やスマホに装備されていたワンセグが無くなって久しい。TORQUEでもワンセグを載せていたのはG02まで、G03以降、今回のG07でも載せていない。自分は若い時からテレビを見なくなったが、災害時にインターネットよりもワンセグのほうが頼りになりそうなことは認識している。そのため、枕元には時計代わりにワンセグの使える古いスマホを置いている。しかしこれがもしTORQUEでも装備してくれたらどんなに心強いことか。

 確かにau Starlink Directは災害時も活用できるかもしれない。しかし災害時により多くの人がそのサービスに殺到したらパンクするのは目に見えている。そもそも情報を受け取るだけならばインターネットは必要無く、一方通行のテレビこそシステムに優しく、災害時には頑強のはずだ。

 多くのメーカーが断念したバッテリー交換を未だに継続してくれているTORQUE。同様に断念・放棄したワンセグを再び載せるのはTORQUEこそ相応しい。時代遅れとかじゃない。他が止めようか続けようが、必要だから載せる。それがTORQUEの道のはずだ。

●時間を置いて使うと指紋認証、顔認証でなく入力の認証になってしまう

 これはTORQUE G06からなのだが、Androidの制限なのか、半日?ほど使わないと、追加の認証として入力タイプの認証(パスワード、パターンなど)が必要になってしまう。微妙に不便。

内蔵ストレージ(ROM)128GBは厳しい(本文にも記載

 本機種の内蔵ストレージ(ROM)はTORQUE 5G(G05)、G06に続いて128GB据え置きとなった。内蔵ストレージ(ROM)を補うのが外部ストレージ(microSD)であり、TORQUEシリーズはそれを装備しているのが素晴らしいところだが、外部ストレージにはアプリがインストール出来なかったり、近年はAndroidの仕様で各種の利用制限が行われる傾向にあり、内蔵ストレージの128GBは外部ストレージがあったとしても少々厳しい状況になっていると思う。せめて256GBは欲しかった。

 TORQUE G07への機種変更時のデータ移行の方法、
注意点などを書いた記事も作成しました。
宜しければ御参照ください。
Android機種同士の機種移行で参考になるのではないかと思います。

TORQUE G07導入時レビュー:購入経過、データ移行、初期設定
(2026/4/10)

5■終わりに

 2026年3月に購入したTORQUE G07に関して端末の詳細な使用感レビューを書いた。購入経過、料金、データ移行については別途記事を書く可能性がある。(→作成しました。2026/4/10「TORQUE G07導入時レビュー:購入経過、データ移行、初期設定」)

 本記事は初稿後、約10日間の修正、追記で、当ブログ最長(多分)の3万5千字に達しており、しかもまだ増える見込みで4万字に達する可能性もある。読んで下さっている方々は恐らくは大部分が拾い読みをして下さっているのだろうが、もし全て一通り読んでくださった方がいたら深く深く感謝申し上げたい。

 各種ご意見をコメントでお待ちしております。

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コメント

  1. motupo より:

    初めまして。
    TORQUE G07のユーザー目線でのレビューはまだ少ないですし、その上私が購入しなかったG06との比較もあるのでとても興味深く読ませて頂きました。(私は5GからG07への機種変です)

    記事中に「タッチプラスタグを謳うなら1枚くらいつけてほしい」とありましたが、カバーを外して裏側に1枚貼り付けてあるのがそうじゃないですかね?
    裏側じゃ意味ないじゃん、と思ったのですが多分別売りカバー買って使ってね、みたいな意味かもしれません。
    私はまだやってませんがカバー外した状態で電源入れればとりあえずどんなものかは試せると思いますよ。

    それでは!
    引き続き他の記事も拝見させて頂きます。

    • motupoさん、コメント頂き有難うございます。とても嬉しく、助かりました。お察しのようにカバー裏のタグシールに気がついておりませんでした。それ基づき、またこれを機会に「3.2■NFCタグに感心したもののTaskerに出会って使わなくなった14年前」と「4■不具合、不満」の節を書き換えました。
      ただ、そこでも書いたようにカバー裏のタグはカラーカバー交換時の切り替え用だと思われますね。タグのサンプルとして使うにはどうかと思いますので「タグを1枚付けてほしかった」という要望は変えないでおこうかと思います。ともあれ試用は出来ることが分かり、大いに助かりました。有難うございました。