先日より、メインモバイルPC(ノートパソコン)でバッテリー稼働の場合にのみCPU使用率が高負荷になり、操作がまともに出来なくなる現象がしばしば発生している。現段階では解消していないが、記録とメモ書きのためブログ記事を作っておく。
2023/04/26 追記:特定のバッテリのみで起こっている可能性あり。
自分はWindowsはWindows95の前、Windows3.1の時から使っており、基本的に好きなOSだ。というか他のOSはあまり使ったことないし、Apple製品はいろいろと嫌いである。というか、MicrosoftのWinodowsは好きとか嫌いとかもうそういう問題ではなく、そう、言ってみれば幼馴染で結婚した連れ合いのようなもので、自分の人生にとっては無いことは想像しがたく、別れることなど考えられない。
そんなWindowsだがいろいろとトラブルも多い。
それでもインターネットが登場してからというもの、大抵のパソコン(Windows)トラブルはググると何かしらの情報(Webサイト、ブログ記事、twitter呟き、など)が見つかることが多い。実に有り難いことであり、情報を提供してくれている皆さんに日々感謝している。
(それに比べると、独自情報もないのに、アフェリエイト目的で、全く役に立たない、ニュースブログ、まとめ記事、まとめサイト、スパムブログを作っている輩は世の中から消えてほしい。ほんと消えて。ネット上のゴミ、屑。二葉亭四迷)
ところが今回遭遇したWindowsトラブルは似たような情報がうまく見つけられなかった。情報提供、情報共有のため、本記事を作っておくことにした。
●発生した(発生している)現象
・機種はlenovo ThinkPad X270、この機種自体は2021年より2年間使用。兄弟機であるX250は2015年より使用し、その後X270に買い替え、最初は記憶装置をそのまま移行した。
・現在はWindows10、クリーンインストールは2022年7月。
・不具合の現象:バッテリー稼働時にてパソコンの動作がとても重たくなる現象がしばしば発生。いつから起こるようになったかは不明だが頻度が高くなったのは最近2023/2頃。
・CPU稼働率、負荷率、使用率を各種ツールで見るとほぼ100%、あるいは100%近辺で動作している。
・その際にタスクマネージャで見るとCPU使用率は15%である。だがよく見ると15%で張り付いているように見え、不自然である。各種ツールのCPU負荷率とタスクマネージャがどちらが正しいかというと、実際に操作が困難になること、いろんなプロセスが重たくて固まることから、CPU稼働率は15%ではなく、各種ツールでも見えているようなCPU負荷率は100%になっていると思われる。
・タスクマネージャではCPU負荷率15%なので、重たいプロセスもいまいちはっきりしない。
・タスクマネージャのプロセスで敢えて上位に上がっているのは「システムの割り込み」、セキュリティソフト関係(ウイルスバスターのリアルタイム検索「trendmicro anti-malware solution platform」、Windows Defenderの「Antimalware Service Executable」など)
・上で「バッテリー稼働にて」と書いたように、これはAC電源を外し、バッテリーで稼働にした状態で起こる。上の状態からAC電源(ACアダプター)を繋ぐと数秒から十数秒で速やかにCPU負荷率は収まる。
・一度発生するとかなり待ってもCPU高負荷は収まらない。CPU稼働率が高負荷なのでパソコンの操作がまともに出来ない。
・パソコンを再起動してもWindows起動冒頭から発生継続し、Windowsの起動自体が非常に遅くなる。デスクトップアイコンが出てきて操作が可能になるまで通常より長い時間がかかる。起動してもCPU100%が継続する。
・上の現象はバッテリー稼働だと絶対に起こるのではない。バッテリー稼働でも上の現象がしばらく起こらないこともある。しばらく使っていると発生する。
・ちなみに上記の現象が収まる、起こっていないと、タスクマネージャーのCPU使用率表示は15%に張り付かず普通に0~100%で変動する。
●暫定対応
・上で書いたように、今回の現象はバッテリー稼働時にのみ起こり、起こってもACアダプターの接続で収まる。よって発生したらACアダプターを接続するのが暫定対応としては可能。しかし言うまでもなく、モバイルPCなどというものはどこでも使えてなんぼなので、あくまで暫定対処である。
●対応と結果
・WindowsUpdatesで最新の状態にする。
→以下の右往左往の中で何回か行ったが多分これでは解消していない。
・最初はタスクマネージャーでCPU負荷率が大きめだったのが、ウイルスバスターのリアルタイム検索「trendmicro anti-malware solution platform」だったことから、ウイルスバスターのリアルタイム検索を停止、その後、ウイルスバスターを削除。
→解消せず。
・8か月前にWindows10をインストールして際、メーカーサイトから事前に用意したデバイスドライバーをインストールしなくてもほとんどの機能が使えてしまったので、デバイスドライバーを熱心にインストールしなかった。今回のを機に、システムに関係しそうなものを一通りインストール。
→解消せず。
・ウイルスバスターを削除したところ、CPU負荷率で目立つのがWindows Defenderの「Antimalware Service Executable」になった。そこで下記サイトの対応を実施。
対処法:Antimalware Service ExecutableのCPU使用率が高い – EaseUS
https://otona-life.com/2022/07/03/126015/
このサイトの記述であるように、「タスクスケジューラ」の「Windows Defender Scheduled Scan」の「最上位の特権で実行する」のチェックを外すのを実施。
→これをしたところ、しばらく発生しなくなったように思われた。
→一週間ほど?起こらなかったため、ウイルスバスターを再インストール。
→その後、一週間ほどで別件のトラブルでWindowsが起動しなくなり「システムの復元」が実行されたようで、ウイルスバスターが入っていない状態に戻され、それとの因果関係は不明だが再びバッテリー稼働でのCPU100%の現象が再発生。しかしWindows Defender Scheduled Scanの設定を確認したところ、
Windows Defender Scheduled Scanの「最上位の特権で実行する」のチェックは外されたままだった。
→Windows Defenderのリアルタイム検索を停止。それでも解消しないことを確認。
→Windows DefenderのDefenderの除外にWindows Defender「MsMpEng.exe」を追加。解消せず。
→ウイルスバスターは関係なさそうなのでウイルスバスターを再度インストール。
・BIOS SetupでConfig – Powerの項目でACとBatteryで設定が別れているものを基本的にACの設定と同じにする。
→根本的な原因はともかく、これによりハードウェアでACとBattery挙動が同じになり、解決されると思われたが、結局、再発。
・Windowsのバッテリー設定でバッテリーのCPU最小を5%から100%にする。他のものも基本的にバッテリーの設定をAC電源と同じにする。
→解消されず?
・(関係ないと思うが)透明化アプリTranslucentTBの削除
→その後、削除していてもたびたび発生するので関係ことが判明。
●本記事作成2023/03/23その後の経緯
2023/4中旬 上記後、数週間発生せず「まさかの原因はTranslucentTB!?」と思ったが、やはり発生。
現在、特定のバッテリーを疑い中。相変わらず発生がまばらなので様子見中。
2023/04下旬 本記事の現象は特定のバッテリー(取り外し可能バッテリー)でのみ発生することに気がつく。特定のバッテリーの不具合の可能性がある。ハードウェアの不具合となると、OS上、想定しない挙動を起こす可能性があり、タスクマネージャーのCPU負荷率がが15%で固定されるなども仕方ないのか?
●調べるべきこととして残っているもの。
・問題が特定のバッテリーで発生している可能性。
・自分の機種は内蔵バッテリーと取り外しバッテリーの両者を備えている。BIOSで内蔵バッテリーを無効にできるのでその処置をしてみる。