[Vista] 使いにくいIE7の検索ボックス、でFirefoxに乗り換え

　WindowsVistaではInternetExplorer7がブラウザとして標準装備されている。私はホームページの閲覧には今までずうっとMicrosoftのＩＥを使ってきた。（ネットを始めた当初はモザイクを使っていた気がするが。というかそれしかなかったのかもしれないけど。）

　パソコンに少し詳しいと、マイクロソフトやＩＥになんやかんやいちゃもん（？）をつけて、一昔前ならMozillaやOpera、最近ではFireFoxを選択して使う人が多いようである。しかし私個人的にはＩｎｔｅｒｎｅｔExplorerで十分だったので、先日のＩＥ６までは大して違和感なく使ってきた。ところが．．．．

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［ツールバー検索ボックス］

　InternetExplorer7で新たな機能として加わった、ブラウザ右上に出てくる「ツールバー検索ボックス」。設定でＭＳＮからGoogleに替えるのは簡単だからそれは良いとしても（といっても一覧表ではGoogleにはアイコンがないので見つけ難い）その操作が非常に使いにくい。

　私はIE6で使うGoogleツールバーを大変気に入っていた。ところが…

　このＩＥ７付属の「ツールバー検索ボックス」であるが、まず幅が狭い。愛機のモバイルノートでならともかく、Vistaを入れているデスクトップパソコンではＳＸＧＡなので右上隅にちょこんとあるだけでカーソルを持っていくのも面倒。

　次にGoogleツールバーのように、ページの中での検索機能がない。Googleツールバーのこの機能は「[キーワード検索] ボタン」と呼ばれるもので、大変便利なものである。私は今まで「編集」の中の「ページ内の検索」を使っていてかなり面倒だったのだが、この[キーワード検索] ボタンがついてから大変重宝するようになったのだ。

［Googleツールバーインストール出来ず］

　ということでＩＥ７の検索ボックスはともかく、Ｇｏｏｇｌｅツールバーをインストールしようとしたのだが、ＩＥ７だからか。はたまたＶｉｓｔａだからか分からないがインストールが途中でエラーが出て出来ない。最新版でも駄目なようだ。困ってしまった。

［私がＩＥに拘っていた理由］

　実は私が他のブラウザに乗り換えなかった積極的な理由がある。それは、モザイク・ネスケではブックマーク、と呼ばれ、InternetExploreでは「お気に入り」（Favorites）と呼ばれるようになった良く行くページのデータベースである。

　この「お気に入り」、インターネットを始めて１０年近くなり、私のものは5000以上にもなってしまった。私はこれを愛機のモバイルとデスクトップパソコンで同期をしばしば取っている。フェボライトの形式はブラウザ毎に違うのが特徴なので、同期などの関係上、中途半端に他の形にすることが出来ない。
　実はそれがIEを使い続けてきた一番の理由だったのだ。

［FireFoxでもGoogleツールバー］

　今回、Googleツールバーの新しいバージョンをダウンロードしようとした時、GoogleバーにはFireFox版もあることに気がついた。
　考えてみればGoogleツールバーも私にとってはIEを違和感なく使うようになっていた、私にとって必須のツールである。

　FireFoxでもGoogleバーがあるとなれば、あとは従来からの懸案「お気に入り」のデータの問題なのだ。

［FireFoxでもIEのお気に入りを使う］

で、やはりこんな時にはGoogleだとちょっと調べてみたら、なんとFireFoxでIEのお気に入りを使うプラグインが作られているというではないか！

窓の杜：「Firefox」のメニューに直接IEのお気に入りを表示する「PlainOldFavorites」

　これを使うとお気に入りの表示だけでなく、現在閲覧中のページのお気に入りへの追加なども出来るという。つまりはFireFoxを使うにもかかわらず、その固有のブックマーク機能は使わずにIEのデータベースを使い続けることが出来るということだろう。

　Googleツールバーが使えなくなってしまい、ツールバー検索ボックスしかついていないＩＥ７の代わりに、ＦｉｒｅＦｏｘに乗り換えてしまい、FireFox用のGoogleツールバーを入れ、加えてプラグインPlainOldFavoritesを導入してＩＥのお気に入りデータベースを使い続ければ、私の場合にはばっちりということだ。

［PlainOldFavoritesの日本語版とインストール］

　ちなみにFireFoxのプラグインPlainOldFavoritesは日本語化をしてくれている人もいる。

・PlainOldFavoritesのサイト

・ブログ「ふと今日は・・・・・・ PlainOldFavorites の日本語化」

　ちなみにＩＥで上のサイトにアクセスしてデータをダウンロードしたのだけど、展開（解凍）したらrdfとかxpiとかいう見慣れないファイルが出来てしまう。
　「なんじゃその拡張子のファイルはっ！」
と怒るが、ネットで調べてもそういう拡張子のファイルの使い方が良く分からない。

　ふと気がついてFireFoxでアクセスしてみたところ、FireFoxでのアクセスの場合にはそのままインストールにすすむことが判明。なんだか便利なような、でもセキュリティ上なんか問題にあるよーなー．．．．という感じだけどまあいいか。

［各種起動するブラウザにFireboxを指定］

　この文章、いつもはBeckyで書くのだけど、私のところのBeckyが調子悪いので秀丸で書いているのだが、そこに書かれているＵＲＬからのジャンプがＩＥになってしまう。

　それは
「スタート（もしくはコントロールパネル）」－「既定のプログラム」
の中の「このコンピュータの既定のプログラムの設定」で、カスタムの中の「既定のウェブブラウザ」の設定でＦｉｒｅＦｏｘを指定してやれば良いらしい。（ＩＥが立つと面倒なのでＩＥのアクセスを有効にするのチェックも外しておいた。）

［そんなこんなで］

　ここにまたＩＥの使用者が減ったのであった．．．．「新しいＯＳを使わせておいて、自社のユーザ減らしちゃ駄目じゃん」という感じである。

　同時に、アプリケーションソフトの便利さが、そのソフト本体だけでの価値ではなく、その周辺プラグインによって支えられ、ユーザの支持を受けていることを実感する出来事でもある。

　ともあれ、すんなりとFireFoxに馴染めると良いのだけど。