mixiで「Vista自作追放ライセンスに反対」コミュニティを作っております。mixiユーザの方は是非どうぞ。
現地時間2006/11/02、マイクロソフトは自作パソコンユーザ達の声に動かされ、問題となっていたライセンスを修正しました。ばんざ~い(/^o^/)。 この問題については別記事 Vistaの自作パソコンユーザ追放ライセンス関連情報 https://blog.stakasaki.net/article/200610article_6.html にて各種情報を集約していました。詳しい経緯や最新情報などはそちらへ。 |
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2006年10月18日、自作パソコンユーザにとってショッキングな記事が公表された。
・Windows Vistaのライセンス体系が変更,マニアに厳しいものに
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20061018/250947/?ST=win
もしこの記事の通りのライセンス体系になるとすると自作パソコンユーザがWindowsVistaを使う、というよりもWindowsユーザが自作パソコンを楽しむことは困難になる。本記事ではこれについて書くことにする。
[新ライセンスの内容]
Windows Vistaのライセンス体系が変更,マニアに厳しいものに
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20061018/250947/?ST=win
この記事がどういう内容かというとライセンスについて
「Windows Vistaでは移管できる回数が「1回」に制限される。」
ということ。
今までWindowsOSを買った場合、利用者は同時にインストールするパソコンが一台である限り、何回でもそのパソコンを変更することが可能であった。ところが新ライセンスになるとこれが一回に限定されるという。
[自作ユーザへの影響]
具体的に自作パソコンユーザへはどういう影響が出るのであろうか?分かりやすいものとして私の自作パソコン構成変遷
WindowsXPを2001年末に買って以来、マザーボードについて6回の変更を行っている。これはマザーボードを変更してもWindowsXPをそのまま使用できるからであって、もしマザーボードの変更と共にWindowsXPを買い換えねばならないのなら、とてもそんなことをする気にならなかったであろう。
ところが新ライセンスではこれは一回に制限されるという。そうなるとそれを使い始めた場合、当然私はマザーボードを新調しようとする気分は失せることが確実だ。
現在、マザーボードは1万円程度から売られており、私が買うのもそのレベルである。さらにCPUは多くが6000円台とかであって、まあ平均しても1万円以下だろう。ところがWindwosXPは大体3万以上である。
そうなると今までは大きなパーツ構成を変更するのに2万円程度で済んでいた出費がOSを加えて5万以上かかることになってしまうのだ。
しかもパソコンパーツは中古でネットオークション等で売ることが出来、少なく見積もって3割~5割は元が取り返せる。すなわち2万で新しいものを新調してもそのうち6000円から1万円程度は旧パーツを売却して戻ってくるのだ。
ところがOSはライセンスの関係で簡単には売却困難なので「捨て金」になってしまう可能性が高い。
[マザーボード市場は存続するのか?]
パソコンショップに行くと分かるが、現在パソコンの基幹部品であるCPUとマザーボードは大変活発に売られている。上の記事では「マニア」ということであたかもかなり少ないように読めてしまうかもしれないが、そのマニアが自作パーツ市場を形成している賑やかさはかなりのものだ。
このユーザの中にはWindowsユーザも当然少なくないと思われるが、私も含む彼ら全員が新ライセンス体系でも全く同じようにマザーボードの買い換えをし続けるとは思われず、むしろ多くの人がそれをしなくなる可能性もあるのではないか。そのような状況で今のようなマザーボード市場が存続しえるのかがとても疑問だ。
すなわち自作パソコンユーザには以下のような動向が表れると考えられる。
・パーツを交換するのを楽しむような自作パソコンユーザはWindowsXP以前のOSに固執してVistaに乗り換えない。
・やむなくVistaを買うときにはそれを機会になるべく高性能のマシンを組んで置き、それ以後は次のOSに買い換えるまで(5年くらい先まで?)ハードウェア交換をしなくて済むようにする。(ライセンス上、一度は出来るはずだけど、故障発生の時の為にとっておかなくちゃいけないし。)
このような流れは間違いなく、自作パーツ市場の縮小を生み出すであろう。
[メーカー製パソコンユーザへの影響]
今回のライセンス見直しは果たして自作ユーザへの影響だけであろうか。
最近の状況を見ていると、メーカー製パソコンユーザの場合、パッケージ版のOSを買うというのはかなり珍しくなっているように思われる。すなわちOSがプレインストールされた製品を買う場合がとても多くなっており、メーカ製のパソコンでOSが入っていないというのはごく限定された場合のみになっているように思われる。
[パソコン業界の中で]
パソコン業界の中で、Vistaでのような自体は異例なことなのであろうか。実はそうでもなく、現在自作パソコンユーザが追いこまれようとしているのはMacintoshの状況に近いようだ。
すなわちMacintoshの場合、ハードウェアとOSが極めて一体化しており、ハードウェア交換はすなわちOSの交換ということが大部分である。マイクロソフトはWindowsユーザをそのような状態にしたいらしい。
[非常に残念]
私はWindowを3.1の頃から使っており、Windows95、Windows98、WindowsXPは発売後まもなく買ってきた。夜中の発売に並んだ記憶もある。
だからVistaの今回のライセンス変更は私にとって非常にショックであり、またそれによりまったく魅力のないものとなってしまった。
そんな状態であるからVistaを当分買わないのは当然であり、仕方ないのでWindowsXPで自作パソコン生活の楽しみを続けることになるが、しかしやがてはWindowsXPから乗り換えねばならない時期がやってくるであろう。
その時には私の「自作パソコン」の趣味はVista導入によって奪われる、すなわちVistaを使うことによって自作パソコンのパーツを取っ替え引っ替えする楽しみは諦めざるを得ないということになる。
折角持てた趣味の一つを手放すことになり、とても残念だ。
[この記事に関する関連リンク]
・元麻布春男のWatchTower:
マイクロソフトの基調講演で感じた微妙な距離
・マイクロソフト、VistaでPC間の移管を制限–著作権侵害対策の一環として
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20275427,00.htm
・Windows Vistaのライセンス体系が変更,マニアに厳しいものに
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20061018/250947/?ST=win
・Windows VistaのライセンスではPC乗り換え回数に制限
http://www.computerworld.jp/topics/pcc/50831.html
[その他の関連リンク]
・マイクロソフトライフサイクル
http://support.microsoft.com/lifecycle/
[各種検索結果]
・Googleニュース
・gooブログ検索
http://blog.goo.ne.jp/search/search.php?status=select&ref=search&MT=Vista+%A5%E9%A5%A4%A5%BB%A5%F3%A5%B9&tg=all&da=all&ts=all&st=time&dc=50&dp=all
コメント
Windows Vistaのライセンス変更と自作パソコン
Windows Vistaのライセンス体系が変更,マニアに厳しいものに (ITp
先日コンデンサーが孕んでご臨終。M/B交換、OSはそのままで快適に使ってます。
こんな場合でもOSを入れ替えねばならないって変ですよね、大トロの握りのしゃり
を落としたらトロは食えないのかよっ!