au KDDIからMVNO mineo(マイネオ)にMNPキャリア変更した理由

 先日、携帯電話(スマートフォン)の通信会社をau KDDIからMVNO mineoに変更した。本記事ではその理由すなわちそもそもキャリアを変更した理由と、その先にmineoを選んだ理由を述べる。
(具体的な変更手続き経緯は続く記事に載せている。)

[推敲度 3/10]
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(自分はAndroid/Windows派なこともあり、本記事ではiPhoneでのmineo使用についての話題は一切触れていませんのでそれらに特化した情報をお探しの方は他を当たってください。)

●通信費の抑制
 スマートフォンは2台持ち(2回線)だがもう一つの端末(回線)を昨年10月に格安PHSスマートフォンから3G/4Gスマートフォンに変更。その結果、合計通信費が1万1000円を定常的に超えるようになってしまった。

 携帯端末を所有するようになって11年弱、2台(2回線)所有になって7年だが通信費が定常的に1万円を越えたことはなく、対策を迫られた。

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●三大キャリアでの通信費抑止は限界
 au KDDIのデータ通信量の制限は7GB/月だが、自分の場合には思い切り使っても4GB/月程度にしかならない。auでもデータ通信量が少ないコースは登場しているが、3大キャリアのものはは基本的に値段/データ通信量のコスパが悪い。
 自分はau KDDIからmineoにすることで少なくとも4000円以上の通信費削減が期待できる。

●mineoの欠点・データ通信を3Gで使えない

 mineoの短所はデータ通信ではLTE(4G)しか使えず3Gが使えないこと(通話では3Gを利用)。
 しかし私はau LTEを2012年11月2日のサービス当初から使っているが「自分の活動範囲」でau LTEが使えなかった覚えがほとんどない。3Gしか掴んでいない場合は大抵端末の不具合で、機内モードを入り切りするとLTEを掴んだ。この経験からmineoでは3Gでデータ通信が使えなくてもほとんど支障にならないと考えている。
 セカンド回線としてワイモバイル(ソフトバンク)を使っていることの安心感もある。まあそれらのエリアの範囲については「au 3G」「au LTE」に比べて安心できるものか微妙だが。

●囲い込み戦略には乗らない

 au KDDIは利用満4年であるが、自分はキャリアを適宜変えるのが「賢い消費者」だと思っていて出来る限り囲い込み戦略を受けないようにしてきた。すなわちスマートパス、スマートバリュー、auウォレット、などなどの中長期的な囲い込みが目的のサービスは受けない、auキャリアメールは極力使用しない(あるいは使用先を限る)、などなど。
 このような姿勢だったため、今回キャリア変更する上での心理的、手間的ハードルはかなり低い。

●mineoはau電波が使える数少ないMVNO

 mineo(マイネオ)を選んだ理由だが、au LTEの電波品質は気に入っており、またauの電波が必要な個人的事情もある。MVNOは多く登場しているがほとんどがドコモの電波を利用するもので、au KDDIの電波を使うMVNOはmineoとUQモバイルしか無い。

 ただし逆を言えばmineoでは一般のフリーSIMスマートフォンが周波数の関係から単純には使えず、基本的にはauで発売された機種しか使えないので注意が必要だ。自分はauから発売されたGalaxy S5 SCL23を使いたかったので問題ないが。

●mineoは上限、500MBから5GBまで

 UQモバイルは2015/04現在、データ通信量上限が2GB/月なので、4GB/月を使う自分は明らかに足りない。mineoは1、2、4GB/月のコースがあり、ピッタリである(2015/5/1以後は1GB、3GB、5GBになるようだ)。もしオーバーする場合でも100MB/150円で通信速度回復できる。
(このデータ通信量アップはセカンド回線であるワイモバイルの500MB/500円より割高なのでそちらの方を使うかもしれない。)

●mineoはCAやWiMAX2+も利用可?
 auは通信速度の向上サービスとしてCA(キャリアアグリゲーション)やWiMAX2+を提供しているが、驚いたことに「対応機種であれば」mineoでも利用可能らしい。

●解除料のかからない契約月を利用
 現在、MVNOを含め多くの通信会社で2年縛りがあるが、自分はau KDDIとの縛りの切れる契約月が2015/04で、この月だと通常1万円かかる解約料がかからない。

 逆に言えばこの月が来るまで、じっくりと検討することが出来た。2ヶ月前に端末をGalaxy S5 SCL23に変更したタイミングも、今回のキャリア変更を想定して決めたものである。

 なおmineoでは2年毎の更新というのはないが、最低利用期間は定められていて、それは12ヶ月すなわち1年間となっており、この期間内に解約したい場合には解約精算金10,260円(税込)を支払わなければならない。それなりの額なので、十分に検討した上で申し込むことが必要だろう。



 以上が自分がau KDDIからのキャリア変更を決心し、その先にmineoを選んだ理由である。続いて具体的な手続き過程について記録した以下の記事に続く。

・【手続き実録】au KDDIからMVNO mineo(マイネオ)へのMNPキャリア変更
https://blog.stakasaki.net/article/201504article_2.html