GunslingerGirl(ガンスリンガーガール)というコミック作品があり、連載途中(3巻くらい)の2003年にアニメ化された。(以下これを「第一期アニメ」と呼ぶ。)
その後、そのコミック作品の連載は引き続き継続していったが、やがてアニメ化以前よりも多くの人気を得るようになり、2008年1月現在では9巻まで刊行され、なおも連載継続中である。
このアニメとコミックについて、私は第一期アニメがDVD化された頃まもなく
・GunslingerGirl私的紹介サイト(ガンスリンガー・ガール)
http://animanga.stakasaki.net/GunslingerGirl/
というサイトを作り、特にその第一期アニメを絶賛した。(結局当時はサイトを1/3しか完成させず、未だに更新中になっているが。)
第一期アニメについて詳しいことは、そちらのページを見ていただけば良いのだが、今回話すのは2008年1月になってその続編のアニメ「GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO-」が制作され、放送されている、そのことである。(以下、これを「第二期アニメ」と呼ぶ。)
アニメGunslingerGirl(第一期)は、原作コミックに基づく
アニメ化作品としては間違いなく傑作だったと思う。
私はその作品を絶賛するサイトを作って後、
結構アニメをいろいろ見るようになったと思うが
ガンスリアニメへの評価は今でもほとんど変わらない。
そのサイトは3分の1作っただけで更新を怠慢しているが
そのアニメへの思いは今でも基本的に変わらない。
私が第一期アニメを絶賛しているのは以下の理由がある。
現在、アニメ制作がコンピュータの支援により容易化し、その結果、特にコミックを原作とするアニメ化が大量にされるようになっているが、本来、コミックとアニメーションというのは別な表現手法であって、それなりに優れたコミックや書籍をアニメ化しても良い作品になるとは全く限らない。むしろ原作の良さを失い、原作を貶めるものとすらなりうることが得てしてある。
実際、日本に於いて傑作とされるアニメーションは、機動戦士ガンダムにせよ、新世紀エヴァンゲリオンせよ、そして今や「世界の宮崎」である宮崎駿氏の作品にせよ、基本的に原作というものがない。
これは本当に優れたアニメというのは原作つきコミックからではなく、アニメのために作られたアニメでこそ実現するからである。
だが原作付きのアニメーション作品の中にも優れたアニメーション作品が出ることはある。そんな一つが「GunslingerGirl」の第一期アニメなのである。
実はガンスリのコミックは必ずしも漫画として傑作と言えるかどうか、私は未だに疑問があるのだが、それにも拘わらず、アニメ化作品は原作を基本としながらも優れた出来になっていて、いわばコミックの欠点を越えて、そしてアニメこそだから実現できる要素を取り込むことで、傑作アニメとなっていると考えている。
一般にこのGunslingerGirl第一期アニメがどのような評価を受け、その結果、商売としても儲かったのかは知らないが、ともあれ、少なくともコミックについてはその後かなりの評判になり、2007年になってこの作品の続編アニメが作られることになった。
昨今、続編のアニメが出来る場合も少なくないと思うのだが、資本主義社会の色濃い中で、少なくとも第一期が興行的に大失敗であったならば、恐らくは続編を作る試みがされるわけないと思うので、ガンスリ第一期アニメはそれなりの評価を受け、作品としても売れたのであろう。それ自体は喜ばしい。
ということで、私もテレビ放送の段階で見ることにし、これを書いている現在、第一話と第三話~第四話を見た。
私はアニメに関してはそれなりに好きな人間なのだけど、実はテレビ放送はほとんど見ない。好きになるアニメは昔から放映後、しばらくたってレンタルビデオ屋とかで見つけてきて気に入る、ということがほとんど(というか全部)であった。
だからテレビ放送の段階で見るというのは希有な出来事なのだが、まあそれはともかくとして、この第二期アニメ「GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO-」が酷いのなんの。
というか、私はもともと漫画・小説の「安易な」アニメ化には反対なので、通常評価は辛くなるのだが、第一期が絶賛ものであったために第二期にも当然期待するわけで、そのような前提があるのだけれども、とにかく私の目からはヒドイのなんのって。
私は第一期アニメを見たとき、恐らくは一般受けしないであろう、その作品が、そのまま大量生産されるアニメ群に埋もれて忘れられることが残念で
GunslingerGirl私的紹介サイト(ガンスリンガー・ガール)
http://animanga.stakasaki.net/GunslingerGirl/
を作ったわけだけど、第二期アニメ「GUNSLINGER GIRL-IL TEATRINO-」については逆に、世の中から葬ってやりたい、これでは第一期アニメをも貶める出来るではないか、ということで、やっぱり一言書きたくて仕方なくなった。
ということで、第一期アニメの優れた点を、口泡を飛ばして説明してみたのと同様、第二期のダメダメさを書いてみようかな、などと思っている。
だが、誉める作業というのは基本的に前向きで楽しいのだけど、批判する行為というのはあんまり気持ちのいいものではない。私が第二期を腐すのはおそらく第一期アニメを持ち上げる為だと思うのだけど、まあそんなこんなことを書けたらと思う。
#そのエネルギーが上の第一期紹介頁の久しぶりの更新に繋がればいいなあ...
(つづく)
最終更新日 2008年2月7日 21時30分
コメント
【コミックとアニメーション】についてブログや通販での検索結果から見ると…
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コミックとアニメーションのこと
ブログから検索 好きなモノあれこれ アニメ・コミック編 その1原作(コミック)とアニメは、話の軸は同じだけれど、まったくの別物と言ってもいいほどの違いよう。だけど、どちらも良い!コミックの哲学的な流れも好きだし、アニメの群像劇も良い。コミック・アニメ共…
あなたはアニメに何を求めるの??
アニメ化されただけでも感謝しろ!!!
2期アニメは本当に糞でした。
もうね、馬鹿かと、阿呆かと。
アニメ化されたのを感謝しろだ!?
無かった方が良かったクソアニメ垂れ流されて感謝できるか!
二期はクソで決定事項。
実に的を得た批評である。
私も、めったやたらにアニメ作品を誉めないが、
第1期のガンスリは傑作と思う。
それに引きかえ第2期の酷さといったら無い。
第2期などやるべきではなかったと思う。
ブログの主と同じく、第二期を観てあまりの酷さに
ネットでの評価を検索してたら、ここにたどり着いた・・・
制作会社(監督かも?)が変わるだけで、同じ原作ものが
こんなにも違う物になるとは驚くばかりですね。
ガンスリンガーガール ?俺は、聞いたことないぞ。どうでもいいんや!!!!何様や、コラ!!!!誰や、しょうもねえ、アニメ
作った奴は!!ふざけるんやないぞ!!
このグズ野郎!!!!