(つづき)
修復インストールの手段に失敗した私は、一年半ぶりのOS再インストール(クリーンインストール)を行なわねばならぬ状況に追い込まれた。ところが...
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[システムドライブに消したくないデータがある!]
まず私のパソコンのパーティション構成を述べておくと
Cドライブ:WindowsMEのシステムドライブ
Dドライブ:WindowsXPのシステムドライブ(←今回クリーンインストールが必要なところ)
Eドライブ:
となっている。
今回の場合、全くクリーンインストールを想定していなかったので、データの待避など行っていなかった。
クリーンインストールする場合には問題になる「システムドライブ(今回の場合Dドライブ)に入れているデータ」もそこそこある(全部で10GBくらい?)ので、どうにかしなくてはいけないが、10GBをバックアップのために移動するとなるとかなり面倒だ。
そもそも今回のことで痛感したが、システムドライブには重要なデータは入れておくべきもんじゃないなあ、というのを感じる。
昔はハードディスクの容量も限られていたので、パーティションを分けるにしてもC,Dドライブくらいが主な分割法であったから、それ以降のドライブにデータを入れることはあまり便利じゃない場合も往々にしてあったのだけれども、最近はハードディスク容量拡大と共にパーティション(ドライブ)も増えざるを得なくなっているので、データはやはりEドライブ以降に入れるべきだなあ、としみじみ思った。
自分の場合、再インストールが非常に面倒だと感じるのも、システムドライブの中に入れてしまっている個人的なデータが結構多く、クリーンインストールの際にはいちいちその待避、復元をしなければならない、という理由もあったに違いない。
無論、昔からシステムドライブとデータ用ドライブは分けるべし という考えは聞いていたのだが、まあここでは詳しいことは省くが私には私なりの主張・理由があって、大事なデータのかなりの量をシステムドライブであるDドライブに入れていたのである。
[強引な上書きインストール]
ともあれ、今回の場合にはいちいち待避をさせるのが非常に面倒な気分で、WindowsXPが立ち上がらないこともあってその手法もなかなか面倒が考えられたので、完全なクリーンインストールは諦めて「強引な上書きインストール」の手法を用いることにした。
「強引な上書きインストール」というのは自分のパソコン関係サイトで紹介しているものだ。
すなわち、今回の私のように、インストールしようとするシステムドライブにデータやOSが入ってしまっていて、そのパーティションをクリーンインストールしたくないときに使える方法で、パラレルインストールの一種とも言える。
私はOSの再インストールが嫌いなためにいろいろ調べている内に、嫌いだけど詳しくなってしまい、その結果、OSのインストール方法にも幾種類かがあることを知り、それをまとめたのが以下のサイト
・知っていたら便利な各種知識編
-Windowsインストールの負担を軽くするためのアレコレ-
http://dennou.stakasaki.net/noinst_tips-j.html
なわけであるが、パラレルインストールなどについてはここの項目で言及している。しかし実は自分自身では一度も「パラレルインストール」も「強引な上書きインストール」も行ったことがなかったのだ。
というのも、「パラレルインストール」や「強引な上書きインストール」は、修復インストールほどは便利ではなく、かといってクリーンインストールほどはすっきりする方法ではないということで、かなり中途半端な手法であると言うことが出来、多くの人にとってはやむなくという場合以外にはしたくない方法だと思う。
そんなわけで自サイトで扱っているとはいえ、OSインストールが嫌いな私としては理由もないのにわざわざやってみるような酔狂な心意気....じゃない、熱心な研究意欲はなかったのだ。
ちなみに今回の場合、実は以前に想定していたような「強引な上書きインストール」とは異なり、それを実行する前にデュアルブートのWindowsMe側から
Document and Setting
Program Files
の二つのフォルダは名前を書き換えておいた。これにより、そこに入っているデータが消える危険性を回避した。
(もしデュアルブートにしていない場合には回復コンソールでそのフォルダ名を変更するのであろうか?しかし回復コンソールでシステムが関係するその2つのフォルダの名前を変えることは困難な気がする....)
[強引な上書きインストールは成功したものの...]
強引な上書きインストールは成功した。やはり想像していたようにクリーンインストールとほぼ変わらないようである。アプリケーションのインストール情報は全て失われ、「プログラムの追加と削除」のプログラムは一つもなくなった。
一方で自分がデータを入れていた、システムドライブにある独自なフォルダの中身は完全に大丈夫だった。
そして今回の出発の原因である「バトルフィールド2142」のインストールプログラムの文字化けも直っていた。
結局のところ、パラレルインストールや強引な上書きインストールは以前のデータを消さないで、とりあえずOSを再インストールする方法としてはそれなりに有効であると考える。
ただしメーカ製パソコンのリカバリディスクでは出来ない可能性があるし、前述のように修復インストールやクリーンインストールに比べるとどっちつかずなところがあるのは否めないが。
これで一区切りはついたと言える。しかしながら....
(つづく)
最終更新日 2006年11月2日 08時21分