[電脳] 執念のWindowsXP再インストール回避

自作パソコンユーザは、とてもじゃないがXPの次のOS、Windows Vistaを買う気にならない!?くわしくは2006/10/18記事「[Vista]自作ユーザ壊滅!?新ライセンス体系で」にて。

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 厄介なことになった。

[推敲度 2/10]

 以前の記事(20060725記事「最強!?Core2Duo対応、メモリ・VGA新旧両対応マザーボード」 )でははっきり書かなかったが、
775Dual-VSTA
を2週間前に買った。
 で、ここ数ヶ月でマザーボードを取っ替え引っ替えしているが、それは私が例の如くOSを再インストしないでマザーボードを交換する手法
Windowsの再インストールなしにマザーボード交換
をほぼ確立しているからである。

[XPを再インストールすることなくマザーボードを取っ替え引っ替え♪]

 ここ数ヶ月というもの
ASUS「P4XP-X」 Socket478
ASRock「P4 Combo」 (経緯はこちら) Socket478とLGA775
ASRock「939Dual-SATA2」 Socket939、AM2CPU BoardでSocketAM2 (経緯はこちら
というマザーボードをWindowsXPを再インストールすることなく取っ替え引っ替えしていたわけであるが、それに
775Dual-VSTA
が加わったわけである。

[CeleronDのリテールクーラはウルサイので...]

 そんなこんなで
775Dual-VSTA
でメインに使うこと2週間。

 CPUはCeleron326+(2.53GHz)であるが、このCPUクーラファンがやたら五月蝿く、939Dual-SATA2が恋しくなったのでふと元に戻してみた。
 そこから地獄は始まった(ってまあそんな酷いもんじゃないが。)

 ブルースクリーンエラーである。

A problem has been detected and windows has been shut down to prevent damage to your computer.

If this is the first time you’ve seen this stop error screen,
restart your computer.If this screen appears again,follow these steps:

Check to be sure you have adequate disk spase.If a driver is identified in the stop message,disable the driver or check with the manufacturer for diver updates.Try changing video adapters.

Check with your hardware vendor for any BIOS updates.Disable BIOS memory options such as caching or shadowing.If you need to use Safe Mode to remove or disable components,restart your computer,press F8 to select Advanced startup Options,and then select Safe Mode.

Technical information:

STOP: 0x0000007E (0xC0000005, 0xF772C750, 0xF79BF430, 0xF79BF12C)

 注目すべきポイントは最後の「STOP: 0x0000007E」に絞られるのだが、とにかく起動時に上のブルースクリーンエラーが出るようになってしまった。
 機器構成はハードディスク以外の所謂「最小構成」である。

[939Dual-SATA2での起動でブルースクリーンエラーが!!!]

 機器構成は以前と変えていないのになぜか出るようになってしまった。このエラーについてはマイクロソフトのサイトに以下のような情報があった。

・「Windows XP へアップグレード後の “STOP 0x0000007E” エラー メッセージ」

・「[HOWTO] Windows XP で高度なクリーンブート トラブルシューティングを実行する」
・「Windows XP でクリーンブートを実行する方法」
Describes how to use the clean boot process to troubleshoot a problem in Windows 8.1, Windows 8, Windows 7, or Windows Vista.
・「Windows XP における起動時の問題のトラブルシューティング」
http://support.microsoft.com/kb/308041/

[読み込むデバイスドライバに原因?]

 一見、かなり致命的に見えるのであるが私の場合、セーフモードでは問題なく起動することが判明した。(このことはかなり大きい意味がある。普通はそううまくいかない。)
STOP: 0x0000007E のエラーの場合、疑われるのは問題のあるデバイスドライバの読み込みのようなのだ。
 セーフモードで起動するというのは通常モードでの起動不可の原因が、セーフモードでは読み込まれないようなデバイスドライバ、サービスであることを示している。

 でmsconfigによる「システム構成ユーティリティ」のチェックを全部外す「クリーンブート」(これは通常モードとセーフモードの間に位置する)なる起動をしてみると、これだとやはり
STOP: 0x0000007Eエラー。

 すなわち
セーフモードでは読み込まない、しかしクリーンブートのレベルだと読み込んでしまう)デバイスドライバ、サービス(ましてや通常モードであれば勿論よみこむもの)
がエラーの原因だと考えられた。
 で上のマイクロソフトの技術情報頁を見ると
\windows\system32\drivers
にあるデバイスドライバのうち、どれかが原因であるということが示唆されていた。
 だがそこにあるファイルは290余り。その中のどれが原因であるかなんて簡単にはわかりゃしない。(結論から言うと結局それを分からせられる<?>羽目になたわけだが。)

 上記ページにはデバイスドライバではない原因として書かてあるメモリの破損なども疑うが、でもそれはもっと嫌だし、セーフモードでは起動するという点を考えるとハードウェアがおかしいとはとりあえず考えたくない。

 そんなこんなで、ウダウダいろいろ試していたらあっという間に半日とか過ぎたので、もうこれは修復インストールしかないと覚悟を決めた。

[修復インストールでも解決せず]

 で、その939Dual-SATA2の構成で修復インストールを開始する。そして再起動後...がんっ!それでも再発!?

 考えてみれば修復インストールでは以前にインストールしたプログラムのデータも残すから、デバイスドライバのデータ(ファイル)もかなりなところ残すのであろう。デバイスドライバのどれかのファイルに原因がある場合、そう考えると修復セットアップでは埒があかないことに気がつき呆然とする。

 どうしたら良いのか。だが、それ以前に、一度開始してしまった修復インストールを継続しなければならない。とりあえず仕方なく775Dual-VSTAに構成を戻す。

[一度始めた修復セットアップは継続しないといけないのだが...]

 ところが全く馬鹿なことに、前述の試行錯誤でドライバの一部を
\windows\system32\drivers
から待避させていたことを忘れ、かなりもたつく。具体的には

・「Windows XP のインストール時にエラー メッセージ “Windows XP Professional CD-ROM の ‘asms’ファイルが必要です” が表示される」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;311755

という状況に陥る。

[え~?再起動後CDROMドライブが読み込めない?]

 すなわちCDROMからのブート起動の時点では問題ないのだが、そのセットアップ途中で再起動し、仮の?Windowsでのインストール画面になるとCDROMドライブを読み込めなくなってしまい、上のエラーが発生してしまうのだ。最初は「775Dual-VSTA」で初めてインストールするからかと思いこみ、マザーボードの特質?かと仮定してそのこと自体は仕方ないと諦めるが、上で書いてある対処方法をしてもWindowsセットアップなかなかうまく進まない。

 一度は775Dual-VSTAでの修復セットアップは諦めて別な予備マザー「P4 Combo」でしようかと試みたが、迂闊なことにPC ComboのBIOSを挙げ損なっていたため、手持ちのCPUはP4 Combp認識できないことが判明。いろいろなこと、いろいろ手抜きがこういう事態でが裏目に出る。(というか自業自得とも言う。)

 やむを得ずやはり775Dual-VSTAでの修復セットアップ継続を余儀なくされる。

 とりあえずの回避策としてハードディスク上にsmartdrvとxcopyを持ってきて、それを使おうとするが、その操作も初っ端でつまづく。何かというとxcopyがCDROM上や起動FDにない。結局xcopyはMeがインストールされているドライブの
\system drive:Windows\command
にあった。

 だがXPのCD-ROMのi386フォルダがきちんと全部は移せていない、失敗している気がする。

 そのためか、asmsを要求されるのはなんとかクリア過ぎるのだが、引き続いて同様にたくさん要求され、その中にはCDROMの中になさそうなのも出てきた。
 もうこれで駄目か、と思ったのだが何回かしているうちにasmsの時とは違い、キャンセルしてもセットアップ手順が進むことが判明。(セットアップに絶対必要なファイルではないらしい。)
 ようやくなんとかXPの修復セットアップを終える。

 ところがWindowsXPの起動後もやはりCD-ROMドライブをうまく認識できない。
 その後ようやく、何回かの再起動のあとに
\windows\system32\drivers
からドライバをいくつか動かしていたことに気がつく。で戻すとあっさりと使用。うううう、修復セットアップがスムーズに行かなかった原因はこれだったか。

 馬鹿すぎ。トラブル対応は一つ一つ、進んでは戻りながらせねばならぬ、という典型であろう。

[やっと元に戻ってSTOPエラーの解決を探し出そうとしたが]

 さて、ようやく最初の
939Dual-SATA2
での起動の
STOP: 0x0000007E
を解決しようとするとことまで戻った。

 修復セットアップでの解決の道が閉ざされた以上、考えられる解決方法は
\windows\system32\drivers
でのドライバを外したり戻したりして、起動の障碍になっているデバイスドライバを一つ一つ探すことしか思いつかない。甚だ面倒だ。
 もしファイルを一つ一つ削除してみて起動可能かどうかを確認するなら、ファイルが300近くあるのだから、優に300回以上のWindowsXP再起動が必要なことになる。一回5分としても1500分、25時間以上のぶっつづけの作業になってしまう。
 最初は避けようとしたのも当然だろう。

 実際には最初はファイルの半分づつを削除して問題が継続する中からまた半分を...というやり方をしていけばそれよりもずっと再起動の回数は少なくて済む。
 だがその場合、その途中では問題のファイル以外の重要なファイルを削除した時も当然起動不可に陥ることが考えられるので、とにもかくにも、やはりデュアルブートのWindowsMeを稼働させるしかないと気がつく。すなわちWindowsMe上から上のフォルダのファイルを出し入れして、WindowsXPでの起動を確認するわけだ。

[今度はWindowsMeの修復インストールかよ]

 が。もうずっとデュアルブートのWindowsMeなど起動していなかったのでWindowsMeがなぜか立ち上がらない。困ったことに余りにWindowsMeはお久しぶりなので起動できない理由の想像すらつかない。(セーフモードでも当然起動しない。)
 WindowsMeでの解決を探る方法すら忘れている。
 しかたないので今度はマルチブートの片割れのWindowsMeを修復セットアップすることになってしまう。

 で簡単にすべくWindowsMeのWin9xフォルダをCドライブにごっそり移し、そこでsetup.exeを実行。ところがドライブの調査にやたら時間がかかるので頭に来て
setup /is
としたら今度は

・「セットアップでクロスリンク ファイルが報告されるがスキャンディスクからはエラーが報告されない」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb%3Bja%3B279331

というクロスリンクの報告が。
 仕方なく「setup /is」ではなく、普通のsetupで開始してまたやり直してようやく成功。やった、WindowsMeも立ち上がるようになった。

 すなわちやっと775Dual-VSTAの環境で、WindowsMeとXPが問題なくデュアルブートされている状態になった。
 でこれからいよいよ939Dual-SATA2とのマルチマザー体制へ。

[939Dual-SATA2でWindowsMeを起動するのがまた厄介]

 ところが
939Dual-SATA2
に換えてみると、簡単なはず

のWindowsMEでうまくドライバを読み込めない。どうもインストールされたファイルの行方が不明になるらしい。「○○が見つかりません」でいちいち場所を指定させられる。結局それはそのドライバがどこにあるかをエクスプローラで検索して教えてやるのが早そうである。
 たとえインストールプログラムを使う場合でも要注意だ。

[やれやれ、障碍となるドライバの洗い出し開始]

 まあそんなこんなでようやく
939Dual-SATA2
でもWindowsMeが使えるようになった。WindowsXPを起動出来るようにするための
\windows\system32\drivers
からの犯人捜しのための体制が整ったわけである。

 さてこれはどういうことなのかというと、まずもしそこでのデバイスを全て削除すると
STOP: 0x0000007B
エラーが出る。これは


の現象である。もし全てのドライバを戻すと
STOP: 0x0000007E
エラーであり、これはどれかのドライバによって引き起こされると考えられる。よって全てのデバイスを外したところから一個一個加えていって
STOP: 0x0000007B
が出なくなるところ、あるいは
STOP: 0x0000007E
が出始めるところを知ればよい。あるいは逆に一個一個減らしていって
STOP: 0x0000007E
が出なくなるところ、に行ければよい。

 どちらにしてもいちいちWindwosMeやXPを再起動するのだから大層な面倒さである。
 ここまで大回りになってしまったが最初からコツコツとこれをしていれば早かったという気がしないでもない。それを今からするのか、と思いつつも、いろいろ見ているうちにセーフモードで読み込んだときのデバイスがログ化されていることを知る。すなわちWindowsフォルダにある
NTBTLOG.TXT
である。それを見るとなんとセーフモードで読み込むデバイスが記録されているという。

0=「一つもデバイスを読み込まない場合のデバイス集合」⊂「セーフモードで読み込まれるデバイス集合」⊂「通常起動で、しかも問題なく起動できるデバイス集合」⊂「STOP: 0x0000007E を発生させるデバイスを含む全てのデバイス集合」

であるから、まずはセーフモードから出発してセーフモードで読み込まれないドライバを順次加えていく方が楽そうだ。

 そのようにして進めていった。
ところがその途中で起こったのが
STOP: c000021a unknown hard error
である。

0=「一つもデバイスを読み込まない場合のデバイス集合⊂「セーフモードで読み込まれるデバイス集合」」⊂「STOP: c000021a unknown hard error を発生させるデバイスを含む集合」⊂「問題なく起動できるデバイス集合」⊂「STOP: 0x0000007E を発生させるデバイスを含む全てのデバイス集合」
(この関係図ちょっと?)

と考えられた。
 そうやって加えてたり削除していたりしたのだ!!

 少なくとも10~20回はデバイスドライバのファイルを出し入れしながらWindows再起動を繰り返した。しかもこの出し入れのためのWindowsMe起動と、実際にXPでの起動確認があるから20~30回以上は再起動をしたであろう。

[結局南極...]

 こうして見つけた元兇が
intelppm.drv
であった。すなわち
939Dual-SATA2

STOP: 0x0000007E
を発生させていたデバイスドライバは
intelppm.sys
だったのだ!

[執念でクリーンインストールは避ける!]

 手っ取り早くは
939Dual-SATA2
でXPをクリーンインストールをすれば簡単であったろう。原因は
intelppm.sys
だと分からなくても恐らくはインストール出来たはずだ。

 だが私はクリーンインストールは絶対にしたくなかったのだ!
 最近、インストールするアプリケーションが増えているし、また、システムドライブに入れている個人的なデータも増えており、それらの待避の面倒さもある。何より何年もかけて構築してきた環境をクリアすると考えるとぞっとする。

 あるいは
939Dual-SATA2
での起動を諦めて
775Dual-VSTA
だけで使うという手もあった。だが

を自分自身で確立した者として、エラーで起動できないというのは情けないこと限りなし。特に以前に成功していたのだから。

 そんなこんなて、かなり手間がかかってしまったものの、復活した事と、そしてクリーンインストールは回避できて、前の環境を維持できたことにはとても満足している。

 お下劣な言葉を使うのは嫌いなのだが、最後に一言だけ言われてくれ。

「逝っちまえ!intelppm.sys」

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コメント

  1. gtv より:

    p4 2.4b より am2 3500+ に変更 がスームズに移行しました ありがとうございます。

  2. k2 より:

    Celeron326からSempron3000+に変更した所
    0x0000007Eエラーが・・・
    intelppm.sysの削除で見事に解決しました。
    ありがとうございました。

  3. ひぐどん より:

    P5GDC-V から M2A-VM に変更したところ同様の症状になやまされました。intelppm.sysの削除で無事解決出来ました。解決出来て感激です。ありがとうございました。

  4. なぞ より:

    すばらしい執念、素晴らしい気合い。
    ここ数日の戦いをやっと終えることができました。
    感謝です。

  5. より:

    富士通+WISTRON+Pen4 から
    GIGABYTE+A64X2 への移行に成功しました。
    ありがとうございました。

  6. ののじ より:

    突然のコメント失礼します。
    最近、このエラーのせいで物凄く頭を痛めていたので、助かりました。
    (というのも、HDDだけ移動させてAMD環境からインテル環境にして、いざAMDに戻そうとするというおかしな事をしてしまってからエラーが出てしまったんですよね…)
    本当にありがとうございました!

  7. をんぢ より:

    助かりました。ありがとうございます。
    確かにAMDプラットフォームにIntelのソフトが相性がいいわけないんですが、問題はXPがそれをきちんと通知してくれなかったこと。ったくMSのやることは。。。

  8. おこた より:

    うおおおお、ありがとおおおおおお。
    たしかにクサイ名前のドライバですなあ。
    おかげでトラブル解消しましたあ!。

  9. あき より:

    まずお礼を ありがとうございます
    同種の状況になり、セーフモードながらここにたどり着きエラー脱出できました
    しかしコメントを見るに被害者多数・・・・
    MSもエラーでるドライバは次回以降読み込まないなり通知するなりしてくれれば・・・・

  10. ばびぶべぼん より:

    素晴らしい!!!
    このページに出会えてよかった!
    年末から元日にかけてのこのエラーとの戦いがやっと終わりました。本当に感謝です。

  11. yoshi より:

    CPUインテルからAMDへマザーボードチェンジはまっていた問題が解決されました。本当にありがとうございました。

  12. yoshi2号 より:

    ↑の人もしかして私かな?うける。
    マザー新規に交換しました。
    同じ問題がでてこのサイトに助けて頂きました。
    サイト主は私の師匠です。ありがとうございました。

  13. 格子窓らてぃす より:

    同じ症状でした。
    助かりました。こやつはクソですね。