新しいOSが登場したときにはありがちだが、新OSすなわち今回の場合にはWindowsVistaに対して、安易に導入しないことを勧める人も多い。
私としては必ずしもそうでないのだけれども、かといってWindowsXPが欲しい人々(特にパソコンライトユーザ。ヘビーな人たちはダウングレードするなり、どうとでもなるのだ)がWindowsXPを望んでもナカナカ手に入らない、というのはあまり消費者にとって優しくない、あまりにメーカ中心的な状況ではある気がする。
よってここではVistaが発売された2007年3月時点でWindowsXPの搭載されたパソコンを買うにはどうしたらよいかを述べることにする。
なお、この記事については特に、現在あなたがこれをお読みになっているのがいつかによって状況が変わってくるので、上記の時期から時間が経っている場合には参考にならなくなっている可能性があるので注意のこと。
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[日本のメーカのビジネス向け製品を検討する]
現在、日本のメーカでも必ずしもVista一色に染まっているわけではない。特に会社内で使うパソコンの場合には個人で使う場合よりも新OS使用の際のリスクが大きく、旧OSを使用したがるものであり、それは仕方ない面がある。
このような状況を踏まえて、日本の大手メーカでも企業、SOHO向けに旧OSを搭載したパソコンの販売を継続している場合がある。
これらの中には、ビジネス用とはなっているものがあるが、実際には個人で購入することに特に制限はないと聞く。
たとえば日本電気(NEC)ではVersapro。
富士通も個人向け
東芝は個人向けパソコン
パナソニックは前のNEC、富士通と同様に個人向け
のラインナップがあり、そこでは2007/03時点ではWindowsXPが選択できる。
日立も同様で
ビジネス向けPC FLORA
SONYも個人用VAIO
の中でXPプレインストール製品を2007/03時点では扱う。
[そのほかBTO製品メーカ]
前述したように現在、日本の旧来のパソコンメーカーもビジネス向け製品を中心にカスタマイズモデルを多く販売するようになっているが、このような形態すなわちBTO製品を中心にパソコンを売るメーカがある。
そこでも2007/03時点ではXP搭載品を買えるようだ。
・エプソンダイレクト
・DELL
http://www1.jp.dell.com/content/products/compare.aspx/dimen?c=jp&cs=jpdhs1&l=ja&s=dhs&~ck=mn
・Hewlett-Packard(ヒューレッドパッカード、昔はパソコン関係で「HP」と言えば「ホームページ」ではなくて同社のことを指すのが普通で海外では一応有名。日本でも昔は、「ホームページ」の略で「HP」を使うと誤解を生みやすいとして「先輩」達に怒られるのが普通だったものだが。笑)
http://h50146.www5.hp.com/hho/
[店頭在庫に残っているものを探す]
しかし上記のようにメーカ直販で買おうとすると安売りが効きにくいなどがある。よってそのような方法を避けたい場合には、残された分かりやすい方法は、単純な話
「店頭在庫として残っているWindowsXP搭載機を探す」
という手がある。
だが、これについては大手量販店は売れ残りを避けるために、軒並み旧OSの商品はVista登場前からどんどん無くしてしまうのが主な方針である。
実際、私も今回XPからVistaへの以降での大手量販店の様子を見ていたが、Vista登場前の数週間は
「Vista搭載モデルはサンプル程度しかなく、しかしWindowsXP搭載パソコンは売れ残りと展示品ばかり」
という、なかなか寂しい状況になっているのを目の当たりにした。Vista搭乗前でさえそういう状況であるから、Vistaが登場した後はもはや叩き売りに近い。
#しかしそのくせ大手量販店での値段は下がってなかったりするが。
こういう状況になると、もはや「売れ残り」の中から選ぶしかなくなり、いろいろな点で良くないのは明らかだ。
だから、売れ残りを探す場合には全国レベルで調べた方がよく、インターネットが広まっている現在、それが容易に可能になっている。
そのような主なサイトの代表が価格comである。今回の場合には...
デスクトップパソコン スペック検索
http://kakaku.com/prdsearch/notebook.asp
ノートパソコン スペック検索
http://kakaku.com/prdsearch/notebook.asp
以上のページで、「OS」としてはWindowsXPを選択した上で検索してみよう。
全国に売れ残っているXP搭載のパソコンを探すことが出来るわけだ。便利な時代になったものである。
ただし
- 価格comで売っているお店は小さなお店が多く、信頼度が高いと言い難い店もある(販売後のサポートなどをほとんどしていない店もある)
- すでに在庫がないのに、そのことをスムーズにネット情報に反映させていない場合のこともある
前者については最近でも価格comで名を馳せていた有名なパソコンパーツ店が倒産に遭い、支払いをしたのに製品が来ない、という事態が発生したようだ(詳細はこちらを参照)。
後者についてはネットで注文する前に、まずは電話での在庫チェックを勧める。
[中古パソコンを買う]
解説の必要はあるまい。この手段をとればいつになっても、恐らくWindowsXP搭載パソコンが手に入る可能性は高い。
・Google結果「パソコン 中古」
・Google結果「インターネット オークション」
ただし中古製品は故障率が高かったり、オークションは詐欺も多かったりする。安易に手を出すことは勧められない。
[終わりに]
こうやって見てくると、WindowsXPリリースの2001年の時と比べれば、随分旧OS搭載のパソコンを購入する手段は増えていると感じる。
パソコンではいろいろ、分からないことが出てくるものであるが、そういう場合には「詳しそうな人に聞く」という手段が取られがちだ。ところがWindowsVistaの普及率は2007/03現在、個人でも1%程度だという。(私の統計でも確かにそうなっている。)
そうである状況ではVistaを使い始めるというのは、あまりパソコンに慣れない人にとってはなかなか英断を必要とするであろう。当記事で紹介したような、WindowsXP搭載のパソコンを買うことを積極的に検討した方が良いのかもしれない。
[参考になりそうなサイト(上で紹介した以外)]
・アップグレードはしばらく様子見(SASAKI Ichiro’s blog)
コメント
[PC]9年ぶりにノートPCを購入
実は大阪でひっそりとお買い上げ。とにかく「据え置きならデスクトップのほうが安くスペック上げられるでしょう」「モバイルノート高すぎて手が出ないっす」「壊れたら修理が高そうだしなぁ」などという理由で自分のノートには縁がないままだったのだが、相撲を見に府立体育
Windows Vista について、再びため息
Windows Vistaの話題が、とまどっている点ばかりですみません。 なんだか、設定をいじる場所や方法までが変わっているので、 カスタマイズすら四苦八苦するという情けない状況です。 まだ、GoogleサーチやYahooでも情報が出回っていないので、 暗中模索というのもせつないの..
ご紹介いただいた私の記事は、持っているパソコンのハードウェアを変えずにOSだけVistaにアップグレードする場合の話です。
パソコンごと新規購入する場合は、手持ちのソフトや周辺機器に制約がなければ、無理にXPを選ぶ必要はないと思っています。