おおよそ2ヶ月前にスマートフォンhtc EVO WiMAX ISW11HTからGALAXY SII WiMAX ISW11SCに持ち込み機種変更をした私であったが、今度はHTC J ISW13HT(白ロム中古)に買い換えることになってしまった。本記事はそれに至った状況説明である。(買い換え後の感想は後日別な記事に書く。)
htc EVO WiMAX ISW11HTのメモリの少なさによりAndroidアプリが思う存分インストール出来ないことに業を煮やした私は2012年4月下旬、GALAXY SII WiMAX ISW11SCに買い換えたわけであったが、その点での成果は大変満足なものであった。GALAXY SII WiMAX ISW11SC では思う存分アプリをインストールしまくったがそれでもメモリには余裕があり、しかもサクサク度は基本的に変わらなかった。ということでEVOとは異なる発展的なAndroidスマートフォン生活を送り始めた私であったが、こちらに書いたようにそれとは別なところで種々の不満にぶち当たってしまう。
それらの不満の中にはいろいろなレベルのものがあり、それ一つだけで買い換えたくなるものから、巷のアプリでなんとかごまかせるもの色々であったが、結局それらの積み重ねはかなりの不満になった。特に強調したいのはそれらの不満がhtc EVO WiMAX ISW11HTでは出なかったものだったのである。ないのものねだりではない、EVOでは問題なかったことばかりなのだ。
そもそもEVOでの不満は言ってみればスペック不足、当時のAndroidスマフォ技術の発展不足に起因するものであった。すなわち当時発売されていたスマートフォンは軒並みメモリ容量がROM512MB、RAM512MBであり、メモリ不足に陥るのはEVOユーザだけではなかった。実際職場の同僚も半年足らずでメモリ不足に我慢出来ず買い換えたりしている。
それに対して今回のGALAXY SII WiMAX ISW11SC への不満は「Samsung製品としての(特殊)仕様」と感じられるものが多かった。htc EVO WiMAX ISW11HTには良く分からない憎しみさえ抱いたが、メモリ量が少ないのはどこのメーカも同じだったのでHTCに対しては悪印象を抱かなかったのに対し、GALAXY SII WiMAX ISW11SCの場合は「これがHTC製であったなら...」と呟くことを多発させた。
そしてこの2ヶ月の間に
「Samsung製はもう買うまい」
「TouchDiamondでも親しんでたHTCから浮気したのは失敗だったか、いやいやしかしこういうのは実際に使ってみないとなあ」
などという思いを何度も胸に去来させることになったのだ。
そんなとこへ5月下旬にHTC J ISW13HTが発売、いくつかの過程を経て白ロムが出回った一ヶ月後に買うことになる。最終的に決断した理由は以下の通り。
1.実際に店頭で触った結果GALAXY SII WiMAX ISW11SCで抱いた不満のうちいくつかがHTC J ISW13HTでは解消されることが判明したこと。
私が目的として重要視するテザリングに関して3点(MACフィルタリングと自動タイマーオフ、デフォルトウィジェットでの一発開始)。
アラームセットに関する1点。
電源ランプもしくは着信ランプ、通知ランプがあること1点。
設定ウィジェット関して1点。
2.他にも解消される可能性がある不満が数点(ただし確証はない)
次回アラーム時刻のウィジェット上での表示に関する1点。
WiMAXの繋がりにくさに関すること1点(ただしこれは怪しい)
ウィジェットに関すること1点。
カメラの仕様に関すること1点。
3.GALAXY SII WiMAX ISW11SC にはない「ウリ」がHTC J ISW13HTには何点かあること。
私は昔から持つガジェットが多かったがくスマートフォンが高機能化した結果、それらに纏めることが出来はじめており、その代表は携帯音楽プレーヤーである。で、最近スマフォに統合したいものとしてデジタルカメラがあり、しかしまだスマートフォンのカメラはデジカメに比べると不満で、現在はデジカメも持ち歩いているが、特にGALAXY SII WiMAX ISW11SCを買ってからはそちらの割合がかなり増えている。
で、よく知られているようにHTC J ISW13HTの機能のウリの一つがカメラ機能だ。特に以前からスマフォのカメラのシャッター速度の遅さにイライラしていた身としてはシャッター速度が速いこと、ロック画面から直接カメラに行けることなどはかなり興味深かった。
次に私のスマフォの目的に一貫してテザリングがあることは当初から書いているが、EVOでもGalaxyでも無かったBluetoothテザリングがあることに気がついたのだ。
さて更には現段階でGalaxy SIIとHTC Jの違いにAndroidバージョンがある。すなわちHTC Jは最新のAndroid4.0だ。ただこれについては私自身、Android4.0の新機能で特に惹かれたものはなかったし、むしろ今までのアプリが対応できない可能性があることを思うとあまり喜べない要素であった。
まあそれでも満を持して登場した、スマフォとタブレットの統合OS Android 4.0 Ice Cream Sandwichなのだから、少しは期待しても良いのかな、という思いもあったが。
4.前回と同様、今回のHTC J ISW13HTも白ロム入手、持ち込み機種変更を使えばhtc EVO WiMAX ISW11HTで2011年4月に始めた毎月割を無駄にせず、通信料割引が2013年4月まで継続できる。
加えてGALAXY SII WiMAX ISW11SC とHTC J ISW13HTはいずれもSIMフリー機でSIMを交換するだけで使えるようになるとされており、ショップへの持ち込みすら必要がない。それはすなわちもしHTC J ISW13HTに不満・不具合があれば直ちにGALAXY SII WiMAX ISW11SCに後戻りできるということである。これは後腐れが無く、お試しのつもり、白ロム代金をドブに捨てるつもりでいれば被害が少ないことを意味する。
5.今回の買い換えをするにせよしないにせよ、私の中で少なくとも2年契約の切れる来年4月以降はWiMAXを続けない決心をしている。端末に関係なく、建物内での繋がりにくいことは私にとって大変不満でこれはFOMA電波やイーモバイルではなかったことだった。
次に移るサービス先の候補はいずれもLTEだが、今現在の脳内順位は
A.auのLTE(サービス未開始)
B.ソフトバンクのLTE(4月開始のSoftbank 4G=AXGP=TD-LTEか秋からのFDD-LTE)
C.NTTドコモのLTE
C.イーモバイルのLTE
である。で、契約的には2013年の4月でauのLTEに移ることが望ましい。
ところが今回のGALAXY SII WiMAX ISW11SC では端末への不満が強すぎて、落ち着いてLTEへの移行の時期を決断できず、心理的に急くような感じである。このままだと毎月割を捨てででも早計な引っ越しをしかねない。またそのたび毎に今現在の不満が新しい機種で解消されるのか調査することになりかねず、日々落ち着かない。
以上、いろいろ御託を並べたが、まあ結局のところGALAXY SII WiMAX ISW11SCでは満足できないことが大小色々多すぎたのである。これでHTC J ISW13HTが発売されていなかったら諦めがついていたかもしれないが、私の不満がそちらではいくつかは解消されることが確認出来てしまったこと、HTCへは好印象を持っていたこと、それらの結果、もう一度リベンジ、という気分になることは避けられなかった。
昨年職場の同僚が半年も経たずに買い換えていたのを見て少し苦笑したことがあったが、今度は自分が2ヶ月強で2回も買い換えることになってしまった。いや、その時も苦笑はしていなかったと思う。何しろ私はスマートフォンよりもよっぽど高価なモバイルパソコンを、2007年には半年の間に3回、2010年には3ヶ月の間に2回買い換えたりしているのである。
「満足するもの(特にガジェット関係?)を求めるのに試行錯誤は厭わない!」
意識したことはなかったがどうもそれが方針みたいだから。
まあ言い換えれば物欲については我慢が効かない、堪え性がないということなんだろうけれども。これでも、誰にも負けないくらいの詳細な支出管理はしてるんだけれどもねえ。
(購入後の感想へ続く)
コメント
めちゃめちゃためになりました!
ありがとうです!!!
あかさん、コメント有難うございます。本記事はHTC J購入前のものということで、具体的な内容は曖昧にした部分が多かったですがそれらをきちんと書いた購入後の感想を近日中にアップする予定です。