以前のブログ記事で現在一番に注目するアニメ作家(アニメ監督)は新海誠氏と細田守氏だと書いたことがあるが、アニメ「時をかける少女」の細田守氏の新作がついに発表!
・細田守監督「サマーウォーズ(Summar Wars)」オフィシャルサイト
http://s-wars.jp/index.html
....って2008/12/7現在、上のサイトは全くといって良いほどコンテンツがないんだけど(^^;)、貞本義行氏がキャラクターデザインなだけでとりあえず嬉しい!
[キャラデザは前作に同じ貞本義行氏!]
細田守氏はキャラクターデザインとかも出来る人なようなのだけど、宮崎駿氏などと違い、現在の所(絵柄的に)個性的なデザインを持っていないと思われる。これは将来的には、絵柄に縛られないということで、多様な作品を生み出す可能性を秘めているわけで必ずしも悪いことではないのだが、私は(アニメにせよコミックにせよ)絵柄にそれなりにこだわる方なので、あまり好みでない絵柄だとハマれない。
貞本義行氏は言うまでもないことだが「不思議の海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラデザを手がけた超一流イラストレータで、更に重要なのは細田守氏の前作「時をかける少女」でもキャラクターデザインを手がけたことだ。
私を含め「時をかける少女」で細田守氏を知った人は多いと思うのだが、その作品と絵柄が一緒というのはそれを気に入った人にも違和感なく受け入れられる可能性を一層高めるだろう。
私自身はといえば貞本義行氏についてはエヴァンゲリオンが大ブレークする前からナディアで知って非常に好きになり、画集とかを買っていた、数少ないお気に入りのイラストレータなのだ!(ただしハマるというほどではなく、実際、氏の追っかけもしていない。)
「時かけ」が気に入ったのもキャラデザが貞本さんだったからな部分が私の中には多分1割くらいはあると思う。
[というかスタッフがかなり「時かけ」と同じ?]
そもそも今回の「サマーウォーズ」はスタジオがマッドハウス、脚本も奥寺佐渡子女史と言うことで前作「時をかける少女」と同じ。
美術監督が前作の山本二三氏ではないという記述をブログ記事
で、見かけて少し残念?と思ったら今回の新作「サマーウォーズ」の美術監督である武重洋二氏って
経歴を見るに「となりのトトロ」以後、ジブリで主に活躍しているが押井守氏作品などでも参加しており、ジブリの「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」では美術監督も務めている。
これなら全く心配なし!
08/12/14追記:今さっき知ったが武重洋二氏はジブリのゲド戦記(←私はケチョンケチョンの悪評価)で美術監督努めてる...orz。いや、あの作品、背景に関して著しく悪かったという印象はないんだがそれにしても....(^^;)
というか
によれば「時をかける少女」でも背景で参加しているんだけど、「時かけ」と作成時期は被らなかったのかなあ....よく分からん。まあジブリ・ゲド戦記がアレなのを美術監督の責任に出来るものではないのだろうが....いずれにせよ、「サマーウォーズ」では良い仕事をして欲しいですね!
(追記以上)
今現在、このニュースに関しては詳報というほどのものはないが、ニュータイプ2009年1月号で記事が載っているらしい。
・MOON PHASE 雑記
http://d.hatena.ne.jp/moonphase/20081206#p3
監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
キャラクターデザイン:貞本義行
美術監督:武重洋二
アニメーション制作:マッドハウス
公式サイト:http://s-wars.jp/
概要:以下の隠し部分にはネタバレになるような内容が含まれています。ネタバレがお嫌な方は御注意下さい。それを御承知で御覧になりたい方は下記部分をドラッグして反転させるなどして下さい。
高校2年生の小磯健二は、数学が好きなのが取り柄で人付き合いが苦手な少年。せっかくの夏休みをインターネットの仮想都市“オズ”のバイトをして、無為に過ごしていた。そんなある日、あこがれの先輩・篠原夏希に誘われて、長野の田舎に行くことに。そこで待ち受けていたのは、大勢の親戚たちと、世界を揺るがすような“戦い”だった──。
私自身は例のごとくmixiの「時かけ」コミュで知った。
[新海誠氏並の名声を得るか否か!?]
私は細田守氏と新海誠氏に非常に期待しているのだが、私にとって両者では実は随分な違いがある。
新海誠氏の作品については「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」などの氏の代表作をいくつか見ており、もはや「期待を裏切られない(自分にとっては)宮崎駿並のアニメ作家」と考えているが、細田守氏の作品は「時をかける少女」しか知らないのだ。
細田守氏も一定の(見方によっては新海誠氏以上の)キャリアは積んでいるのだけれども「時をかける少女」以前にはオリジナルではない作品ばかりなのだ。「デジモンアドベンチャー」「ONE PIECE」「銀河鉄道999」などなど。ストーリーはオリジナルなのかもしれないが元の作品自体は細田守氏のものではない。
細田守氏に強く感心を持ってから何度か見ようかなと思ったのだが、とうとう見る機会がなかった(そこまで見る気に強くなれなかった)。
そういう点で実は
「『時をかける少女』が面白かったのはまぐれあたりか?本当にその作品レベルのものを今後も作り出せる実力があるのか?」
という疑問がある。
「サマーウォーズ」はそれを知ることの出来る作品になるに違いない。いずれにせよ来年も生きる意欲の持てる1年になりそうだ!(^^)
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コメント
デジモンアドベンチャーは是非見て下さい。
2作入っており、ぼくらのウォーゲーム(サマーウォーズ試作版)の方はTVシリーズの続きものなので、見てない方は『誰やコイツ』とかなりますが。
にしても逸品です。
とくにもう一つの方が好きです。
たったの20分?!1999年制作?!レベル高ぇええ!って感じです。当時、同時上映のアラレちゃん、遊戯王のお客さんを完全に食っていますた。
長々と失礼しましたm(__;;)m