風邪とインフルエンザ検査

 風邪をひいてしまった。職場で朝から少し喉がおかしいな、と思っていたのだが、いつもと違って風邪の兆候だとは受け取らなかった。前日に酒を飲んだりしていたためかなあ。

[推敲度 4/10]

 ところが昼頃から声がおかしくなり、職場の人に
「風邪じゃないの?」
と心配され始める。
「え~?全然辛くなくて単に声が嗄(か)れただけだと思うんですけど」
その日は夜勤が続いたのだが、夜が更けるに従い、体が熱くなり、これは確かに風邪だと思い始める。

 本来、確かに私は風邪が喉から来ることが多く「うん?これは怪しい」と感じたら、ぬるめの緑茶とかで何回もうがいをしたりして、風邪の兆候を追い出せることが得てしてある。今回はてっきり風邪でない喉の痛みだと思いこんでしまい、完全に対策が遅れてしまった。

 夜勤が明けたころにはふらふらになり、声もほとんど潰れた状態になってしまう。

[すわ!インフルエンザか!?]

 で、問題なのはそれがインフルエンザであるかどうかだ。

 御存じのようにインフルエンザの大流行が危惧されていて、勤務している会社でも「警戒するように」というお達しが回ったばかりで、インフルエンザだったら事実上出社禁止になるし、職場でも患者が出たと言うことで厳重警戒態勢にならざるを得ない。
 職場がプラントの運転監視室で、それほど広くない部屋に寄り集まって仕事をしているからインフルエンザ患者が出たらあっと言う前に広まってしまう。

 ということで、とりあえず早急にインフルエンザか否かだけでも判定したいと思ってネットを調べたところ、インフルエンザの判定が出来る検査があるらしい。

 また、インフルエンザに感染して2~3日なら「例の」タミフルという薬(飲み薬らしい)でひどくなるのを押さえることが出来るらしい。それなら尚更早急にインフルエンザ判定をしなくてはいけない。

 私は普段風邪を引いても、市販の総合感冒薬(風邪薬)

で済まして病院にいかないことが多いのだが今回は流石に「すわインフルエンザか!」ということで病院に行くことにした。

[夜勤帰りにそのままお医者さんへ]

 夜勤の帰り、自宅の近くの病院に片っ端から電話をかけてインフルエンザの判定検査が出来るか聞くことにしたのだが(おお、相変わらず愛機の役立つコトよ!)幸い一軒目に電話した自宅すぐ近くの病院(個人病院)で検査できると言われたので、夜勤明けのそのままの足でそのお医者さんに向かう。
(病院で他の患者からインフルエンザウイルスを貰っては元も子もないので途中の薬局でインフルエンザにも効くマスクを買ってつけて行った。)

 小さいお医者さんだったせいか、診察を待つ順番も3番目くらいだった。

 インフルエンザ検査と言うことで血でも採るのかと覚悟していたのだが(時間がなかったのでネット上の情報はそのあたりは読み飛ばしていた)、お医者さんは綿棒の長いようなもので、鼻の奥をグリグリして(ちょっとだけ痛い)、そこらあたりの菌?を採取し、それで判定してくれた。

 お医者さんと会話しながら待つこと10分~15分くらいだろうか。
 結果は陰性、すなわち幸いにインフルエンザではなかった。試験紙で、線の入る位置でインフルエンザかどうか、その兆候が多少ともあるかが判定できるらしいのだが私の今回の場合、全くその兆候は見られないとのこと。

 私の症状的にも、インフルエンザではまず高い熱が真っ先に出て、喉の腫れなどは少し後になるそうで、喉の声がれから始まった私の場合にはその点でもインフルエンザではないっぽいとのことで、検査結果と合うとのこと。

(検査費用含め、健康保険を使って診察料が自己負担1900円だった。思ったより安くて嬉しかった。)

[結局、典型的な風邪だった....]

 続いて普通の診察を受けたのだが、熱が39度あり、扁桃腺は大丈夫だが喉が非常に腫れているとのこと。
 ということで今回の風邪は典型的な喉からの風邪、専門的に言うと「急性上気道炎」になるらしい。(この語はぱっと言われたので「上」という文字しか印象に残らなかったのだが、今ネットで調べてみるとこの語だったのだと思う。)

 基本的には抗生物質を処方し、熱が高くてしんどいようなら適宜頓服などを飲むこと、うがいをしてのどの殺菌をすることなどを勧められた。インフルエンザではないので会社には行っても良いが勿論安静に休めるならそれに越したことはないとのこと。

 とりあえずインフルエンザではないと分かり一安心。職場の理解もあり、また今夜の夜勤さえお休みを貰えば自分の直の休みに入って3日半は休養できるので、職場に連絡してお休みを頂くことにした。

 インフルエンザだった場合、自分だけの問題ではなく、職場にもその菌をばらまいたことになり、恐縮至極なのでその点は本当にほっとした。

[総合感冒薬談議]

 なお、普段飲む総合感冒薬は、症状がすご~く軽いなら「ルル」(第一三共ヘルスケア)。ただこれはちょっと風邪が酷くなるとほとんど全く効果が無い。

 完全に風邪をひき、熱が出たりして、とりあえず熱を押さえつけたい場合には「エスタックイブエース」(エスエス製薬)が私の場合にはお気に入り?だ。

 この薬「エスタックイブエース」であるが、今を遡ること15年以上前、友人らと北京に6日間の旅行に行こうとしたとき、いきなり行く直前に風邪を引き、空港で買った薬で、とりあえず熱を押さえ付けるのに良く効いた(のがきっかけだったと思う)。
 それを旅行期間飲み続けた結果、6日のうち最初の2日と終わりの2日は旅行の活動2おすることが出来、被害を最小限に抑えられた。(真ん中の2日は流石に寝てた^^;)

 それ以来、風邪をひいたけど熱を押さえ付けてでも頑張らねばならない時には使うようにしている。

 ただ先日薬屋さんでも言われ、今回のお医者さんでも確かめたのだが、市販の総合感冒薬・風邪薬は対処療法的な薬がメインなので、総合的に直す薬はやはりお医者様から処方されるものらしい。まあ薬なんて過大評価できないとは思っていたが。

 なかなか良いお医者様だったので、今度からは風邪を引いたらとりあえず診察して貰うようにしようかな、などと思いつつ、ゆっくりお休みする私であった。

[インフルエンザの検査というものについての感想]

 インフルエンザ検査は初めてでしたが、意外に簡単なので、もし風邪をひいてインフルエンザかどうかを判断したいと思ったら、皆さんも病院で検査して貰うことをお勧めします。早ければ前述のようにタミフルの処方による効果が期待できるそうですし、インフルエンザとそうでない風邪では周囲の警戒度も格段に違ってくると思いますので。

 風邪にせよインフルエンザにせよ、普段の行いとしては、うがい手洗いマスク付け、がやはり地道な予防のようです。皆さんも健康管理には注意しましょう!

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