ThinkPad X250購入(2)現行機種への不満とThinkPad X250に決めた理由

今回、現在使用中のパソコン
マウスコンピューターNEXTGEAR-NOTE i300
から
lenovo ThinkPad X250
に買い換えるわけだが、本記事はその理由について書く。パソコンを買い換える理由には

  • 現行の機種に対する不満(性能、機能や不調、不具合)
  • 新しい機種への期待
の2つがあるものだ。 
 もちろん、現行の機種に対する不満が新しい機種への期待に繋がる部分があるので両者は得てして繋がっているが。ともあれここではそれぞれについて記す。

[推敲度 0/10]

【現行機種への不満】

●現行マウスコンピューターNEXTGEAR-NOTE i300のスペックへの不満

 ・重量が重い。10年以上のモバイルPC生活で、基本的に重量条件は私のPC理想の中には入れてなかったのが本体1.8kg、予備バッテリーとACアダプターの生活は流石に重いと思うようになった。
 これについては以前はPCの大きさ自体A5ファイルサイズとか、液晶は10インチ台以内とかにこだわっていたので、その大きさだと重量も自ずから制限があったのが、11インチ以上のPCを選び始めて重量の条件も流石に考えざるをえなくなったのだろう。

 ・キーボードバックライトがあると良いなと思うようになった。すなわち暗い中でもキーボードを打ちたい要望が増えてきた。

 ・この機種からタッチパネル(タッチスクリーン)機能がなくなり、やはり絶対必要ではなかったものの、結構寂しいと思う。

 こうやって書いてみるとあまりスペックへの不満はないように思われるが、この15年の間で自分はメインのモバイルパソコンを「愛機」と呼ぶようになっていたのだが、この機種にしてから「愛機」と呼ばなくなってしまった。一つ一つのスペックそれなりに満足なものなのに全体としてはイマイチ愛着が持てない、そんな機種であった。

●現行マウスコンピューターNEXTGEAR-NOTE i300の不調

 ・ヒンジの機構周辺が壊れてガタついている。

 ・無線チップ(無線、Bluetooth)が1年以上調子悪い。無線LANチップはかなり早々に調子が悪くなり、自分で3度交換したがどれもうまく認識しなかったりして、結局うまくいかなかった。1年以内にサポートに出せば良かったのだが。
 この不具合は「無線LANにすぐ繋がらない」「AESで繋がらなくなりTKIPだと繋がる。AESにはPCの再起動の必要性がある」「それ以外にも無線LANがしばしば切れる」「無線チップを買えたら無線LANは解消されてもBluetoothがおかしくなる」などなど、2年間使ったものの、大抵でうんざりしてきた。

●Windowsの不調
 ・前回OSインストールしたのが昨年3月で1年半ちかく経ち、なんとなくゴミが溜まっている気がする。(リカバリしたら多分直るが面倒臭い。)
 ・Windowsの起動に5分以上かかる。ただしこれは前回OSインストール後に必要なものをすべてインストールした時からこんな感じだった気がしないでもないので、解決はしないかも。
 ・WindowsUpdateの不調
   先日よりWindowsUpdateがうまくいかなくなった。ググって色々調べてみて、ツールを使ったり、他の何やかやをやってみたのだが解決しない。

 ただしWindowsの不調はクリーンインストールで解消されると思われるが、その労力を考えると他の不満も合わせていっそ買い直したほうが、、、という気になってきたわけである。

 そもそも、前の記事「ThinkPad X250購入(1) 相変わらず自分の理想のモバイルPCが出てくれない」に書いたように現行の機種は一時的な覚悟で購入した。だからこの二年間、時々買い替え機種を価格.com – ノートパソコン スペック検索・性能比較

などなどで探してみるが思うように理想に近い機種が見つからない。まず前回の記事でも書いたように11インチ以下の高性能パソコン自体がほとんど出ないのだ。

 仕方なくそれよりも1インチだけ大きな機種にまで捜索範囲を広げてみた結果、ふと存在に気がついたのだが
ThinkPad X250
であった。

【ThinkPad X250が欲しくなった理由】

 ThinkPad X250のどこに注目したのであろうか?

・もはや11インチ台以下では自分の理想のパソコンが出る見込みがないことを感じた。そうなると次の妥協の線は12インチ台である。性能的には具体的な製品として13インチのものに自分の理想仕様を満たしているものがあるが、大きさ的にどうしてもそこまでは行きたくない。

・lenovo ThinkPad X250は大きさは今の機種よりも大きくなっても(幅287mm→306mm)、重さは今までに比べて軽くなる(今まで1.8kg→X250 1.5kg)。

・キーボードのバックライトがあると便利だと思っていたが、前回の機種G-Tuneシリーズでは13.3インチのシリーズにしかない。そこまでは大きくなって欲しかったので高嶺の花?だと思っていたがThinkPad X250でもキーボードバックライトが選べると気がついた。

・ThinkPad X250はタッチパネル仕様が選べると気がついた(これは以前から気がついていたかも?)。現在のマウスコンピューターNEXTGEAR-NOTE i300では諦めたタッチパネルだが、恋しい気持ちはある。金を積んでタッチパネルに出来るならそれに越したことはない。

HDD換装についてThinkPad X240/X250でもあくまでメーカーとしては歓迎せず、ユーザが勝手にしているもの、という認識だった。
 だが調べてみると

ASCII.jp:ThinkPadの再設計とはネジ1本さえ再設計するということ (1/3)
http://ascii.jp/elem/000/000/842/842179/

などの記事からパーツへのアクセスしやすさは意図的に設計したものでユーザによる分解を排斥したものではない、むしろ想定したものであることが分かった。(ただし基本的にこれらはメーカー保証外になる。)
 2.5インチストレージの換装がとにかくの至上命題と考えるようになった私としてはこのコンセプトを非常に共感を持って読み、そういう製品を是非入手したくなった。

・自分はヘビーな使い方をするせいか、過去のモバイルPCをしばしば物理的に壊している。大体2年でどこかが「物理的に」おかしくなる。今回のThinkPad X250は堅牢性を謳っており、2年使っても壊れないでくれるのではないか。

 購入検討で調べていくうちにlenovo ThinkPad X250に感じた魅力は他にもある。それについてはまとめて別記事に書きたいと思う。

【パソコン買い換え心理ゲージ】

 パソコンやスマートフォンの買い換えというのは決心がいるものだ。今回の私も四日間死ぬほど(って大げさだが)悩んだ。夢にパソコンを見るくらいで、抑うつ状態まがいではないかと思うくらいだ。

 買い替えを決心するというのは、現状の端末への不満と新しい機種への期待のそれぞれのゲージが合計して100%を越えた時にようやく決心がつく、という感じではなかろうか。

 2年前の前回はそれなりに気に入っていた機種が突然壊れてしまい、買い替えを余儀なくされた。壊れる前の心理ゲージは

現状の端末への不満25%、新機種への期待15%、買い替え心理ゲージ合計40%

とかではなかったかと思う。だが壊れたことで

現状の端末への不満90%、新機種への期待30%、買い替え心理ゲージ合計120%

となった。パソコンも動かなければタダの箱だ。
 今回の買い替えはどうであろうか。今回の買い替えは現行機種が壊れたわけではない。

現状の端末への不満35%、新機種への期待50%、その他の要因15%、買い替え心理ゲージ合計100%

という感じだろうか。すなわち今の機種への不満は確かに購入当初からあったが、なんやかやで2年間は使ってきたくらい、受け入れてきていた。致命的な故障をしたわけでもない。そんな中で買い替えを決心したのは、X250を調べているうちに魅力を感じてきて、これは是非自分が使ってみるべき機種では?と思い始めた部分が強い。

 その他の要因10%とは何か?2年前にパソコンが壊れた際、非常に困り、かなり慌てて3日後に購入した。その間の心細さはかなり大きかったように思われ、またすぐに買わなければならないという状況の購入は背水の陣で十分な検討が出来たとは言い難かった。

 やはり自分くらい、パソコンを重視している身としては壊れるまで現状の機種を使うのではなく、壊れる前に次の端末を購入し、前の端末は予備として使えるくらいにしておきたい。そうすることで次の端末の選定もじっくり出来る。

 実は歴代9機種の内、3機種は同型機種の予備を買っていた。だがそのうち2機種は予備を買って早々に片方が壊れたり、もっと魅力的な機種が登場したりして、大して予備としての真価を発揮しないうちに費用だけかかった、という少々苦い思い出がある。

 そもそも最新スペックの機種を求めがちな自分は2年ほどで目移りしがちで、結局買い換えをしてしまう経験を考えると、同型機種の予備機を買うことはリスクがあると感じるようになった。

 つまりバックアップPC確保のためにもそろそろ新機種を導入しておくのはやむを得まい、と考えるようになりそれがパソコン買い換え心理ゲージ15%分といったところだ。

【2年前にもThinkPadを検討していた】

 これは注文したあとに気がついたことだが、なんと2年前のパソコン買い替えでも自分はThinkPadを検討していたらしい。「らしい」というのはよく思い出せないのだが、Teitterの呟きに残っていたからだ。

 時期を考えるとThinkPad X240だと思われるが、どうも納入が3週間であることが諦めた主要因であるようだ。自分にとってはメインパソコンが3週間ないというのは致命的で、そう判断したのは頷ける。(
ただし当時10.1インチの機種を使っていた身としてh恐らく液晶サイズが12.5インチになることも躊躇いの要素としてあっただろう。)

 今回は納期に関しては気にする必要がなかった上、lenovoは2年前と違い、NECと提携、米沢の工場から出荷するようになり、納期の長さを解消した(とされた、だがそうとは限らないことを痛感することになるわけだが、、、)。

 ともあれ、そんなわけでThinkPad X240/X250は2年前の買い替えの時から気になっていた機種で、結局そこに戻ってきたことになる。

 さてlenovoの製品は製品は基本的にメーカー直販でWeb直販で買うのが普通であるが自分の場合はヨドバシカメラにあるカスタマイズショップを経て買った。これはなかなか良かったのではあるが、、、、(つづく)

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