私は「A5ファイルサイズパソコン」ファンである。どれくらいファンかというと「A5ファイルサイズノートパソコン考」というページを作っているくらいである。
そしてA5ファイルサイズパソコンの中ではBIBLO MC/30を寵愛してきた。(まあ実際にはその機種を寵愛しているうちに、その機種の素晴らしい点が何かと考えたときにA5ファイルサイズが一つのポイントだと考えて、そのサイズのファンになった、という流れが正確なのだが。)
私がモバイル愛機としてBIBLO MC/30という古い機種を未だに使っているのは、金がないことよりもそれに見合うだけの、すなわちそのよさを全て受け継いだ、後継機種が出ていないからである。
すなわち、これだけは断言したい。
2007年5月の現在でも、富士通BIBLO MC/30の後に、その機種の全ての素晴らしい性能を受け継ぐ機種は、世界に一機種たりとも出ていない。
.....で。私はアホか!
今年の元旦に
[愛機] 嗚呼、愛しのモバイルノートBIBLO MC30(2) 理想のモバイルノートとは?
https://blog.stakasaki.net/article/200701article_2.html
という記事で、理想のモバイルノート十か条を挙げたのだが、すっかりその記事をアップさせたことを忘れてしまっていた。
そのために、今回、その十か条を改めて書き直してしまった。
すなわち、私はBIBLO MC/30の後継機は以下のような仕様を持つべきであると考えてきた。
1・インターフェースはタッチパネル仕様。(それ以外のもう一つはなんでもええ!どうせ碌に使わんのじゃ!)
2・画面は標準型の8.4インチ液晶よりも大きいこと(すなわち8.4インチワイド液晶だと縦が小さくなるので駄目。理想は多分9インチ標準型?)
理想的にはワイド液晶ではなく、標準型。3・パソコンの幅は23cm以下。 「A5ファイルサイズ」はA5サイズと異なり、厳密な定義はないが、幅は一般にほぼ23cm前後である。
4・解像度はXGA(1024*768)以上。
5・ハードディスクは換装が用意で柔軟な2.5インチHDD (特に100GB以上を載せられることが重要。というのも私の現在のパソコンが100GBなのだ!Celeron300MHzだけどHDDは100GB7200rpm!全く問題なし!それで満杯、アップアップしてるくらいですからとてもじゃないですが、80GB以下では足りない!)
6・重さは1.2kg以内。
7・バッテリーの持ちは4時間以上。
8・無線LAN、Bluetooth内蔵。 Bluetoothが必要なのはWX310KをWILLCOMで繋げるから。
9・スロットはPCカード。
10.ステレオスピーカー
松下のレッツノートのR3~R5シリーズは1(タッチパネル)、8(Bluetooth)、10(ステレオスピーカー)を満たしていない。
富士通LOOX PについてはLOOX P70Rまでは4(XGA)、5(2.5インチHDD)、8(Bluetooth)、9(PCカード)、10(ステレオスピーカ)を満たしていなかった。しかしLOOX P70Tから、4、8、9を満たすようになった。すなわち満たしていないのは5(2.5インチHDD)、10(ステレオスピーカ)になった。
実は上の10か条をもっとも先に近づいていた機種に2004年に登場した台湾のFlybookがある。これは4(XGA)を満たさないだけだったのだが、そのデザインのクールさもあってヨーロッパでかなり流行ったらしいのだが、日本に入ってくるにあたってはバカ高くなっており、ブルジョアしか買えないだろう。
プロレタリアートですらなくルンペンに近い身(まあ見方によれば貴族とも見れるか...^^;)としては値段が30万では...(+_+)
上の10か条全てを満たすのはどれが先頭を切るだろうか?
レッツノートのRシリーズがタッチパネルを受け入れることはTシリーズでタッチパネルを試験しているのを見るとあり得ない話ではないが、9のBluetoothはまだしも、今から10のスピーカのステレオ化は厳しいようにも思える。
やはりLOOX Pが2.5インチHDDになるのを期待するしかないのか?しかし1.8インチという、ある種先を行くものを受け入れている機種が今更2.5インチに戻るのか?(いや、しかしCFスロットはPCカードスロットに戻ったのだ!)
加えてRシリーズと同様、モノラルスピーカをステレオに変えるのはデザイン的に大変そうだ。
それらへの期待は少々無理な話で、無難なところではflybookがVista時代にふさわしくXGA液晶になるのであろうか?これは待っていても自然な流れではある。
ちなみに実はワイド液晶は好きではなく、特に8.9インチワイドは8.4標準よりも縦が小さい。これはつまり実は8.9インチワイドでは2番を満たさないことになり、これを満たすのは純粋にはレッツノートのRシリーズしかない。つまりLOOX PとFlybookもそれらを未だに満たさないのだ。
そう考えると、どこも帯に短し襷に長し、という感じがしないでもない。
いずれにせよ、2001年から2004年までの「タッチパネルA5ファイルサイズパソコン暗黒時代」を経て、ますます明るい将来が期待できそうな今日この頃だったりする。
[今回新しい話]
そんな中で工人舎の製品が登場。
http://www.kohjinsha.com/models/sa/sa1f00v/index.html
これだと2(液晶8.4インチ以上),4(XGA),9(PCカード)を満たしていないのだが、値段が10万程度とチョー安い。
前述のFlybookの値段はこの工人舎の製品が3台買えてしまうではないか、アホか。
う~ん。
→そしてこの機種を買ってしまった話につづくのだ!
2007/06/03 追記。LOOX Pシリーズがステレオスピーカだとまた勘違いしてた。
コメント
mixiで「A5サイズのPC」コミュで書き込みさせていただいたものです。
さっそくですが、上記写真はどのお店で撮られたものですか?
工人舎の新製品が実際に触れるお店を探しているもので…ご存知でしたら教えてください!
コメント有り難うございます。展示ですが
下記のサイトの中の「デモ機を展示している店」に
情報があるようです。
http://pc.usy.jp/wiki/index.php?%B9%A9%BF%CD%BC%CB%20SA1F
私は秋葉原のヨドバシカメラで触りました。
恐らくかなり売れているのでしょう、
昔は3台しかなかったのに現在では8台以上は
置いてありますよ。