このたび2年1ヶ月ぶりにモバイルPC(メインパソコン)を買い換えることにした。機種はlenovoのThinkPad X250である。
まず本記事ではここ数年のパソコン製品への個人的な不満について述べる。(本記事にはThinkPad X250への言及はありません。次回以降の記事となります。)
【モバイルPC愛用】
本ブログでもたびたび触れてきたように(カテゴリ「モバイル」「愛機モバイルノート」)、自分は相当モバイルPC愛用者である。どのくらい愛用しているかというと、、、
- 自作パソコンも使っているがそれはサブパソコン。メインパソコンはあくまでモバイルPC。
- 家にいる時には 枕元に置いていて寝てる時以外、ほとんど電源が入っている。寝るときにスリープにし、お手製の目覚ましプログラムでパソコンの起動とともに目覚める。
- 勤務中は使わないが必ずモバイルPCを会社に持って行く。(会社ではロッカーに入れたままだが)通勤時と帰り道の時の喫茶店、飯屋などで使う。
- 現在の機種は本体+予備バッテリー+ACアダプターで2kgを超えるがそれでも持って行く。スマートフォン2台とWindowsタブレットも持ち歩くようになった今でもモバイルPCも持って行く。
- 飯屋ではスペースがあると必ずモバイルPCを広げながら飯を食う。スペースがあまりないと仕方なくタブレットで代用する。タブレットも置けないような店には入らない。
- 必要なデータは基本的にモバイルPCに(ほぼ)全て入れないと気がすまない。
- モバイルPCにかけてきた総費用がこの15年で200万くらいらしい。
- スマホとタブレットが登場するまでは「モバイルPCはどんな場所にも持って行く!墓と一緒に埋めてくれ!」と言っていた。
そんな私の2年ぶりのメインパソコン(モバイルPC)買い替えである。
【私の理想のパソコン】
だがこの8年というもの、理想のパソコンがなかなか出なくなった。現在の私の理想とするモバイルパソコンは以下のような条件である。
- CPUが最上位のレベルであること(現在ならばCore i7)
- ストレージが2.5インチ9.5mm厚であり、換装可能であること(容量的にそれを上回るなら宜しい)
- 画面サイズが9インチ程度~11インチ程度
- バッテリーが交換可能であること。
- タッチパネル(タッチスクリーン)がついている方が望ましい。
理想的なパソコンというのはやはり少しづつは変わっていくものであり、8年前には以下の様な記事を書いている。
・[愛機] 理想のA5ファイルサイズモバイル10か条再掲 ハマる生活/ウェブリブログ
https://blog.stakasaki.net/article/200705article_2.html
今これを読むと、具体的な要望は変わっているが、
・コンパクトな機種が良い。
・HDDが最大容量に交換、換装できること。
の2つが基本になっており、当時から新たに加わった条件として
・CPUが標準以上であること(廉価モバイル用は駄目)。上の記事を書いた後に登場したATOM、ネットブック機種を買って懲りたから。
一方で無けれ已む無しとなったものとして
・タッチパネル機能
は諦めても仕方ないと思うようになった。その結果が最初に上げた5条件になっている。
勿論、これは最大限絞った結果だ。我儘を言うなら前回のように10条件まで挙げたい所ではあるのだが。
【理想のパソコンが出てくれない】
ところがこの8年で上のような5条件のパソコンがなかなか出なかったし、そしてこの2~3年、一層出なくなってしまった。まず大きな流れとして11インチ以下のパソコンはCPUとして廉価用阿呆atom(その流れを引くCore-M)しか使われなくなってしまった。ULTLABOOKなどのジャンルで仮に比較的高性能なCPUが使われる製品であっても、今度は薄さ・軽さを目指すために2.5インチ9.5mm厚ストレージが使われなくなってしまった。
すなわち「高性能なCPU」と「換装可能な2.5インチ9.5mm厚ストレージ」が使われる機種は11~13インチ以上の機種となり、さらにこの1~2年は13インチ以上の機種になってしまったのである。
【2年前の妥協】
2年前まで、ソコソコ理想のパソコン(10.1インチ、Core i5、換装可能な2.5インチ9.5mm厚ストレージ、タッチパネル、2in1)を使っていたがこれが壊れてしまった。
それまでも情報はチェックしていたが、自分の理想のパソコンが出ていないと知っていた私は仕方なく妥協、2in1の流行を感じていたので、半年程度で理想の機種が出る可能性も期待しつつ
・マウスコンピューターNEXTGEAR-NOTE i300
を「とりあえず」購入した。この時に妥協した部分は
・画面10インチ台までを理想としていたが11.5インチであった。
・タッチパネルを諦めた。
この時、タッチパネル(タッチスクリーン)機能を諦めたのは我ながら一大決心であり、熟慮の末だったと思う。というのも前述の8年前のブログ記事
[愛機] 理想のA5ファイルサイズモバイル10か条再掲 ハマる生活/ウェブリブログ
もしかり、今から11年前に書いたWeb頁
嗚呼、素晴らしきFMV-BIBLO MC/30 (part1)
でも現れているが、自分はタッチスクリーン機能に強い思い入れを抱いていたからである。
【理想の機種に早々買い換えることを期待したが、、、】
理想のパソコンを体現したとは言いがたい機種を購入することになった私としては、理想の機種が出たならば半年でも買い換えるつもりでいたし、そういう理想の機種が出ることを待ち望んでいた。
私のモバイルパソコンの買い換えは全17年で平均770日(2年弱)、この8年ではなんと平均373日(1年強)程度である。理想の機種があるなら買い換えるのに妥協はしない。
それだけ期待があったのは当時、タッチパネル機能を利用し、2in1と呼ばれる形態のパソコンがメーカーによって提唱され、それは私の「モバイルPC至上主義」「タッチパネル志向」と一緒だと期待したからだった。
・今後の主力は「2in1デバイス」、米インテルが講演 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK06036_W3A600C1000000/
だがその後2年間見る限り、私の期待は裏切られた。ここで提唱されで実際に出た2in1製品では2.5インチ9.5mm厚ストレージの製品が皆無だったのである。
そして2in1の製品のほとんどが馬鹿CPU(ATOM、Celeron、CoreM)であり、そして馬鹿でなければ図体がでかい。
11インチ台以下のパソコンが高性能CPUを載せる例は皆無になりつつあり、2in1製品では2.5インチ9.5mm厚
ストレージを使っているとなると尚更、という情勢になってしまった。実際、妥協のつもりで買った
マウスコンピューターNEXTGEAR-NOTE i300
であるが、翌年から液晶11.5インチである後継機種はなくなり、13.8インチが最小サイズとなってしまった。
以上のような状況への幻滅により、結局私は妥協のつもりだった
マウスコンピューターNEXTGEAR-NOTE i300
を使い続けることになってしまった。
【便利なスペック検索】
上述のような自分の望む仕様のパソコンを求める際、日本発売のパソコンについては
価格.com – ノートパソコン スペック検索・性能比較
http://kakaku.com/specsearch/0020/
が便利である。希望するスペックを選んでいけば過去発売の製品も含めてリストアップしてくれる。
たとえば私ならば
・液晶サイズ 10インチ~12インチ
・CPU Core i5もしくはCore i7
・HDD 500GB以上(この条件だと大体2.5インチストレージであるため)
で検索すると該当するものが出てくる。ただ215/08段階で出てくるパナソニックのレッツシリーズなどはユーザーがHDDを換装するのは極めてこんなんなので対象外となる。
そもそも2年前の
・マウスコンピューターNEXTGEAR-NOTE i300
はこのようにして見つけたのであった。
(つづく)