2025年6月下旬に
GPSウォッチGARMIN Instinct 3 Dual Power 50mm
を購入した(約8万円)。このブログ記事は製品購入後、約4週間での印象、感想、レビューである。
本記事であるが、当初は「初感編」「ファーストインプレッション」などと名乗っていたが公開後1週間で大幅に追記し、いつもに増して長文となり、もはやファーストインプレッションというレベルではなくなったこと、今後改めて「(本格?)レビュー編」も書きそうにないと判断したため、タイトルを変更している。
[推敲度 7/10]

購入前の準備段階、本機種に決めた理由などを書いた記事は以下がある。
動機編:GPSウォッチGARMIN Instinct 3 Dual PowerをGPSロガー目的で購入(2025/6/29)
その記事でも強調しているが、自分はこの製品を「GPSロガー」としての役割を期待して買っており、この製品がウリとしているスポーツ計測で使うつもりがほとんどない。よって自分の記事はその点からかなり偏った意見になると思うので読者は重々御了解願いたい。
他の方による一般的なレビューは関係リンク集などで紹介していく。
また、購入後3週間とはいえ、あくまで「ファーストインプレッション」ということで、十分に使いこなしたとは言い難い段階でのレビュー記事なのでその点も御了承頂きたい。
本製品は機能や設定がかなりいろいろあるが、それらは今後、ぼちぼち試したいと思っており、それらを利用した結果、本記事の内容と印象が変わる可能性もある。その場合には本記事中に追記と分かる形で記入するつもりだ。
今後、ある程度使いこなしたところで「動機編」「初感レビュー編」に続く「設定編」ということで、自分の備忘録代わりに、各種設定方法などを記述する記事を書きたいと考えているが、少なくとも数ヶ月先だろう。
【目次】
■GPSウォッチすなわち腕時計でGPSロガーとして使うということ
(長所)腕時計でGPSロガー、というのはやはりなかなか悪くない
(欠点?長所?)GPSログを見るのに地図はないが軌跡だけでも便利
(長所?)地図はないがスマホでなら見られる
(長所)GPSロガーとしての性能は若干良い?
■腕時計としての使用(GPS機能以外、一応スマートウォッチとしても)
(長所)カスタマイズ性(画面やボタン)
(長所)大きいのに意外に軽い
(欠点)時計の役割も果たすが今までの腕時計に劣る部分も?
(長所)フラッシュライト(LEDライト)はかなり明るい
(欠点?)スマホとの接続が前提の機能もある
■操作、設定はかなり複雑
(欠点)自分がしたいことはGPSロガーの取得だけなのだが、それをするのにかなり複雑な設定が必要。
(欠点?)ボタンが5つ、画面タッチ操作は出来ない。
(欠点)連携アプリ、ソフトが多く複雑
(欠点)日本語化されてはいるが用語が分かりにくい
■バッテリー消費について
(欠点)GPSログを常時稼働するとバッテリーが1日~数日しか持たない。
(長所)バッテリー消費を補うためにソーラー充電がついている。
(長所)バッテリー消費を抑えるために設定変更がいろいろ工夫できる。
(欠点)GPSの入り切りはあまり容易でない
■充電、バッテリー交換
(欠点)ワイヤレス充電に非対応
(欠点)充電用USBケーブルが専用端子
(長所)充電速度は数時間、パソコンとの接続で充電もできる。
(欠点)バッテリーの劣化は不安
■パソコン接続、データ吸い出し
(欠点)パソコン接続は専用USBケーブルのみ、Bluetooth接続非対応
(長所)専用USBケーブルで接続すると外部メディアストレージとして認識出来、ログデータのfitファイルを直接取り出せる。
(長所?)microSDはないがデータ保存容量不足の心配はあまりない?
■GPSロガー目的だけなら8万円に対するコスパとしては疑問?
【本文】
■GPSウォッチすなわち腕時計でGPSロガーとして使うということ
・[GPSウォッチ](長所)腕時計でGPSロガー、というのはやはりなかなか悪くない
今まで自分はGPSロガーは専用端末か、スマートフォンを使っていたわけであるが、前回ブログ記事「動機編」で想定していたように、GPSウォッチというのは両者にないメリットがある。
すなわち腕時計は習慣にしていると持ち出し忘れるということがまずない。そして腕に着けているものということで、比較的意識しやすい、特に歩いている時に意識しやすいため、GPSログの開始操作を忘れるということが(比較的)少なく、また動作の確認を過度な負担なく、しばしば行える。
歩いたり、ちょっとした待ち時間で操作、設定変更などをすることが出来る。それは実際に使ってみても実感した。
・[本製品GARMIN Instinct3](欠点?長所?)GPSログを見るのに地図はないが軌跡だけでも便利
自分が今まで使ってきたGPSロガー専用端末はボタン1つだけの単純仕様で当然液晶も無かった。だから軌跡はパソコンに転送しないと見られなかった。
他のスマートウォッチ、GPSウォッチで地図を搭載した製品はすでに多々あるが、本製品では地図は搭載しておらず、表示は軌跡だけである。これはどうせなら腕時計でも地図上の軌跡が見たいという人には欠点であろう。しかし自分はGPSロガーの代わりの製品が欲しかったのであって、スマホGPSの代わりが欲しかったのではないので、省バッテリーを期待して敢えてそういう製品(地図がない製品)を選んだ。
本製品を使い始めてみて、やはり地図までの必要性を自分はGPSウォッチには感じないが、それでも腕時計で軌跡が確認出来るだけでも、ログが取れているという安心感とそれを確認する楽しさがある。

・[本製品GARMIN Instinct3](長所?)地図はないがスマホでなら見られる
上記にも書いたように本製品は経路は表示できるが地図は出ない。もし本製品のGPSログを地図で見たい場合、GarminConnectというスマホアプリで連動させたスマートフォンで表示させることになる。
アクティビティを終了して終わったアクティビティとしてスマホ(クラウド)に同期して見るか、LiveTrackという機能を使うようだ。


自分は普段、バッテリー節約のためにスマホとは切断しているが、Instinct3の設定を変更してスマホ接続出来るようにし、スマホのGarminConnectを起動すると速やかに同期が行われ、GPSログを見ることが出来る。このあたりはGPSロガー端末の時にはパソコンに取り込んで云々という手順を踏まなければならなかったのに比べると、比較的スムーズに確認できて有り難い。
ただし、アクティビティを終了・保存したものでなければ転送されないのは不便である。
・[本製品GARMIN Instinct 3](長所)GPSロガーとしての性能は若干良い?
本製品はGNSSマルチバンド機能を備え、GPSとしての高性能を謳っている(ただしバッテリーの減りは早くなるが)。それによって計測した際の性能は、自分の今までのGPSロガーに比べてどうだろうか。
ファーストインプレッションと言うことで限られた時間ではあったが
- 本製品GPSウォッチGARMIN Instinct3 DualPower 50mm(設定は「GNSSマルチバンド」)
- GPSロガー専用端末 Qstarz BL-1000ST
- GPSロガーアプリGeoTrackerをTORQUE G06 KYG03(京セラ製スマホ)で使用
の3者のログ比較することを数回実施したところ、何箇所かは街中の道路で他の2つよりも軌跡が正確に感じられた部分もあった。すなわち道路の片側の歩道を歩いていることがはっきり残っているとか、他のものよりも安定して真っ直ぐな軌跡が残っているとか感じられる箇所もあった。
ただ、全体的には3者で決定的な差異は感じられず、特にスマホの記録とは軌跡が近いことが多いように思われた。

青色点線が本製品GPSウォッチ GARMIN Instinct3 DualPower (GNSSマルチバンド設定)でのログ。赤色がGPSロガーQstarz BL-1000ST、緑色がスマホアプリGeoTracker(TORQUE G06 KYG03で使用)のもの。3者とも同じようなものであるが、本製品のログが若干正確っぽく見える?
■腕時計としての使用(GPS機能以外、一応スマートウォッチとしても)
・[本製品GARMIN Instinct3](長所)カスタマイズ性(画面やボタン)
本製品では通常表示しておく画面を「ウォッチフェイス」(すなわち時計盤?)、高度、潮位、天気など、それぞれ専用の画面の集まりを「ウィジェット」などと呼んでいる。スマートウォッチ以前の腕時計は「ウォッチフェイス」に相当するもの(すなわち時計盤?)を変更できなかったわけだが、本製品はほぼ全画面液晶のスマートウォッチということでカスタマイズ可能で「ある程度」好きに構成することなどが出来る。ただし細かいところまで自由にカスタマイズ出来るというほどではない。

ウィジェットは左下ボタンでさっと出てくるウィジェットの組み合わせをカスタマイズするようになっている。この組み合わせはフォルダも作ることが出来る。
また5つある物理ボタンの役割をある程度変更することが出来る。
自分の場合、アクティビティを実行している時に「ウォッチフェイス」への戻り方、表示の仕方が分かりにくいと思った。最初はアクティビティを実行すると通常のウォッチフェイスが出せなくなる仕様なのかと思い込み、酷い仕様だと憤慨もした(アクティビティはスポーツをするときに実行するもので長時間行うものでない?)。それは勘違いで単にウォッチフェイスにたどり着きにくくなるだけだとわかったので、左下のボタン(ABC)の長押しを「ウォッチフェイス」表示に割り当て直した。これのお陰で、アクティビティ実行中を含め、どんな時でもABC長押しでウォッチフェイスを出すことが出来るようになり、甚だ満足した。
その他にカスタマイズという点では「Garmin IQストア」というところから追加アプリを導入できるようだが、Instinctシリーズは上位機種に比べるとそれによる柔軟性は少ないらしい。
・[本製品GARMIN Instinct3](長所)大きいのに意外に軽い
Garmin Instinct3シリーズには大きさが40mm、45mm、50mmがあり、自分の購入製品は50mmで一番大きい。大きいということで、その重さはというと、、、
個人的な話になるが、自分が今まで使っていた腕時計は
RICOH腕時計 SHREWD REMINDER(シュルード・リマインダー)
であるが、その重量が145gに対して、本製品は60g、半分以下であった。今回測ってみてその差に驚いたが、シュリュードリマインダーの時に重たくて辛かったという感覚はない。たしかにずっしりはしていたが、不快、苦痛に感じたことはほとんどなかった。自分はスポーツや運動らしいことをほとんどしないからであろうか?(歩く歩数はまあまあ少なくないと思うが。)



ともあれ、そんなわけだから、自分の前の腕時計に比べて重さが半分以下になってしまった本製品であるから、重さに対しては不満を持ちようがないが、見方を変えれば重さが2.5倍になっても良いからバッテリーがそれだけ長持ちする製品が欲しいと思ってしまう。やはり自分がスポーツで使う目的ではないからなのだろう。
・[本製品GARMIN Instinct3](欠点)時計の役割も果たすが今までの腕時計に劣る部分も?
自分は今まで
RICOH腕時計 SHREWD REMINDER(シュルード・リマインダー)
という多機能腕時計を使ってきたが、この製品の良い機能に、「ワンショットアラーム」という、今の時間から近い時間のアラームを設定することが出来た。
本製品GPSウォッチGARMIN Instinct3DualPower 50mmでは複数のアラーム時刻を設定しておいたり、タイマーやストップウォッチがあるが、上述のように「今から近い時間のアラーム」を簡易に設定することは出来ないようだ。

・[本製品GARMIN Instinct 3](長所)フラッシュライト(LEDライト)はかなり明るい
本製品はフラッシュライト(LEDライト)が付いているが、4段階で明るさを調整出来る。自分が今まで使ってきた多機能腕時計
RICOH腕時計 SHREWD REMINDER(シュルード・リマインダー) 2012年製品
にもフラッシュライトがついていたが、本製品のライトはそれよりもずっと明るく、4段階の最低輝度でもシュリュードリマインダーより明るかった。ただしLED懐中電灯ほどではない。


・[GPSウォッチ](欠点?)スマホとの接続が前提の機能もある
まあ当たり前のなのだろうが、本製品で表示されるデータではスマートホンと接続されていないと表示されないものがある。
通知、天気、潮汐
あたりである。通知は当たり前なのだけど、天気、潮汐あたりは残念。
自分は本記事作成の段階では通常スマホとの接続を許可していないので、表示されなくなってしまう。
我儘かもしれないが、スマホとの接続に関し1時間毎とか3時間毎とかで短時間接続するような設定があれば、そして天気、潮汐くらいは自動で読み込んで、数時間は前に接続した時のものを表示してくれると嬉しかったのだが。
■操作、設定はかなり複雑
・[本製品GARMIN Instinct3](欠点)自分がしたいことはGPSロガーの取得だけなのだが、それをするのにかなり複雑な設定が必要。
GARMIN Instinct 3 Dual PowerではGPSログを開始するのに「アクティビティ」と呼ばれる動作モードを開始するのが必須になっている。アクティビティは「ランニング」、「ハイキング」など多様な種類に分かれていて、それぞれのスポーツに応じた計測がされるが、独自に作成することも出来る。
アクティビティはスポーツをする際の開始から終了までを動作させることを想定して作られているもののの、自分のような「1日のGPSログを取りたい」場合に終日アクティビティを動作させるのも可能にはなっている。(これは「登山」のように終日アクティビティの動作が必要なものもあるので当然ではあるが。)
しかし上のような作りの結果、時計の各種設定がアクティビティ動作時とそれ以外(時計モード)で分かれているなど、複雑な原因になっている。設定を変えたつもりなのに、時計モードでは反映されない、逆にアクティビティ実行中は反映されない、などが起こる。
さらには、バッテリーの消費に大きく関わる設定は「パワーモード」というところに集約されていて、この中でバッテリー消費への影響が大きい設定関係の集まりをモードとしてカスタマイズして作っておくことが出来る。しかしその結果「とある設定」がパワーモードにあるのか、それ以外のアクティビティ個別設定にあるのか、全体設定にあるのか、分散されてしまい、とても分かりにくい。
・[本製品GARMIN Instinct3](欠点?)ボタンが5つ、画面タッチ操作は出来ない。
複雑な操作に対応するため、ボタンが5つ(左側3つ、右側2つ)あり、しかも「長押し」の場合などがあるわけだが、画面が変わるたびにボタン5つの役割が変わるので、覚えるのに苦労するし、覚えた後も誤操作などがたびたびある。
本製品は省バッテリー、誤操作防止を意図して、液晶操作(タッチ操作)は出来ない。タッチ操作が主流のスマートウォッチの中では珍しい製品になっているが、タッチ操作は直感的で分かりやすく、上記で書いた操作の複雑さをフォローする役割を担うと思うので、その点では欠点と言える。
ただ個人的には腕時計の小さな液晶でタッチ操作はそれはそれで難があり、誤操作の原因にもなる。バッテリー消費のことも考えると本製品で無いのはやむを得ない、無くて良いと思う。
・[本製品GARMIN Instinct 3](欠点)連携アプリ、ソフトが多く複雑
本製品ではスマホやパソコンと繋げて出来ること、繋げたほうがやりやすいことも多い。それは良いとして、本製品を活用するためのアプリ、ソフトウェアが
- Garmin Connect
- Garmin Explore
- Garmin BaseCamp
など種類が多くて複雑だ。どんなことをしたい場合にどのソフトを使えばいいのはすぐに分からない。しかもアプリ、ソフトウェアでは出来なくてWeb上でしか出来ないこともある(GPSログのエキスポートなど)。
・[本製品GARMIN Instinct3](欠点)日本語化されてはいるが用語が分かりにくい
小さな画面上で記述しなければならないからか、外国メーカー製品だからか分からないが、設定での用語が分かりにくいものがしばしばあり、また日本語がいまいち洗練されていないと感じる。前項のソフトウェアでも同じことが言える。
項目が英単語、カタカナそのままのものも多く、極端な例では「Expedition」(エクスペディション)など、馴染のない単語にもかかわらず日本語訳を諦めてしまっている?設定もある。
・[本製品GARMIN Instinct3](欠点)操作中にしばしば再起動する
最初の3週間、操作・設定変更をしている時に、突然再起動をしたときがしばしばあった。随分不安定だなと思ったが、その後半では随分減ったようだ。システムアップデートをした効果で減ったのだろうか。
それとも最近はあまり設定をいじらなくなったので、実感しなくなっただけ?

■バッテリー消費について
・[GPSウォッチ一般&本製品GARMIN Instinct 3](欠点)GPSログを常時稼働するとバッテリーが1日~数日しか持たない。
本製品はバッテリー持続が長いほうだと思われるが、それでもGPSログを高精度モードで常時稼働するとバッテリーが1~2日しか持たない。一般的な話としてGPS利用はかなりのバッテリーを消費し、だからGPSロガー専用端末でもバッテリーは1日持てば良いほうだし、スマートホンでGPS動作させているとバッテリーの消費が如実に早くなる。
この製品は設定をいろいろ変更することでバッテリー持続時間を調整でき、それにより表示されているバッテリー残り日数(時間)も変化する。たとえばバッテリー100%状態で、、、、
- 一例として高精度の「マルチGNSSマルチバンド」の使用でアウティビティを動作するとバッテリー残り時間37時間と表示
- 輝度最大のフラッシュライトを点灯すると残り4時間、輝度最低のそれで残り25時間
- アクティビティを実行せず(すなわちGPSを使わず)「バッテリー節約」をオンにし、画面も使わないときはタイムアウトさせておくと、残り時間86日
などとなり、すなわちやっぱり高精度のGPSモードを使うと丸2日はもたない。

とはいえ、、、、、
・[本製品GARMIN Instinct 3](長所)バッテリー消費を補うためにソーラー充電がついている。
本製品の最大の売りは製品名にもなっている「Dual Power」、太陽電池による充電機能、、、、かも知れない。この充電は太陽光での充電で最適化されているので、室内の蛍光灯などではほとんど充電は期待できないという。またよく知られている通り、AC充電に比べて太陽光発電は時間がかかる。
本製品では太陽光をソーラーパネルで受けた量を過去6時間分表示でき、ルクスアワーで表示される。それにより太陽光が当たっておそらくは充電されたことを実感できるが、充電量がどれだけ増えたかは算出されない。
また、長袖などを着ていると手首も隠れやすように感じる。
よって太陽電池装備により(自分にとって)どれほど効果があるのか未知数だ。

・[本製品GARMIN Instinct 3](長所)バッテリー消費を抑えるために設定変更がいろいろ工夫できる。
本製品ではまずバッテリーの残量だけではなく、上述のようにバッテリーがあと何日保つのかが表示されるため、バッテリーの減りの速さをすぐに把握することが出来る。また省バッテリーの設定を変えようとすると、それでバッテリー残量がどれだけ伸びるのか、+1日、+10日など分かりやすく表示される。
そしてバッテリー消費を抑えるための設定変更が出来るようになっている。ただし通常、バッテリー消費抑止と多機能利用はトレードオフなので、自分が重視しない機能を削りながら、バッテリー消費の抑止を試みることになる。

たとえばGPSとして最高精度のマルチGNSSマルチバンドを使った場合、仕様によればバッテリー持続時間は34時間だという。自分がそのモードで使ったところ、ある時大体「GPS使用30時間+時計モード14時間」となり、仕様に近いことが確かめられた。
本製品のGPSのモードには
- 通常の「GPS」
- それより制度の高い「マルチGNSS」
- そして最高精度の「マルチGNSSマルチバンド」
- 番外として記録が1分間に1度の精度が低いUltraTracモード
があるが、自分は本製品をGPSロガー用途で使っているため、折角なので最高精度で使い始めたが、最高精度だとバッテリー持続34時間なのに対して通常のGPSだと60時間だとのこと。すなわち通常のGPSモードであれば最高精度よりも1.8倍もバッテリーが持つ。
問題は通常のGPSと最高精度のマルチGNSSマルチバンドで、軌跡にどれくらい差が出るか。そういうことを試したいと思っている。
本製品で今後試したい設定いろいろを備忘録代わりに後節に上げておく。
・[本製品GARMIN Instinct 3](欠点)GPSの入り切りはあまり容易でない
GPS一般の話として、GPS受信はバッテリーをかなり消費するため、在宅時、地下逗留時、建物逗留時はGPSを切るのが望ましい。しかしスマートフォン、GPSロガー端末で経験したが、それらのたび機器を取り出し、GPS入切をするのは相当面倒で、また忘れる。それを必須にしようとすると、精神的にも負担となり、疲れてしまう。よってGPSウォッチでも基本的にはその方針
「帰宅時はともかく、外出したらGPSの入切はしない」
というのを基本方針にするつもりだった。
本製品はGPSウォッチということで腕時計なので、スマホやGPSロガーに比べると気軽に操作は出来る。では簡単にGPSが入り切り出来るかと言うと、、、、
本機種の場合
- アクティビティ(上述)を継続したままGPSを簡単に切入することは出来ない。
- アクティビティを一時停止してもGPSは停止しない。
- アクティビティを終了すればGPSも終了する。ただしログがいったん途切れてしまう。
- アクティビティの設定を変更するという形でGPS記録を止める方法があるが、若干操作が多く、手間である。
ということで、アクティビティを継続したままGPSだけ切るというのは手順が容易とは言い難い。
GPSを停止させたい場合に、その都度アクティビティを終了するとどうなるか。
たとえば1回(朝から晩まで)の外出で、長時間の3回、GPSがほとんど入らないところに入った場合、アクティビティをその都度終了するならバッテリーをかなり節約できるが、GPSログは4つに分断されることになる。また、GPS再開の際の操作忘れもあり得る。あまりアクティビティは分断させたくない。
アクティビティを継続しながら、バッテリー消費の激しいGPS使用だけ中断できれば良かったのであるが、出来ないようである。残念だ。
■充電、バッテリー交換
本製品の充電、パソコン接続で使われるケーブルは専用USBケーブルである。ケーブルの両端は、パソコンもしくは電源側はUSB Type-Cだが、Instinct3側は専用コネクタとなっている。

・[本製品GARMIN Instinct 3](欠点)ワイヤレス充電に非対応
本製品はワイスレス充電(非接触電力伝送、ワイヤレス給電、Qiなど)に対応していない。自分が使っていた12年前購入のRICOH腕時計 SHREWD REMINDER(シュルード・リマインダー) はワイヤレス充電で、専用の置台に置けば充電できた(もっともこの製品は充電頻度が数週間~2ヶ月に1回だったので別にワイヤレスでなくても良かったと思うが。)
本製品の場合、GPS機能を利用すると、毎日もしくは数日おきの充電が必要になると思われるので、ワイヤレスが望ましかった。

・[本製品GARMIN Instinct 3](欠点)充電用USBケーブルが専用端子
上述したように、ケーブルは専用の端子、充電ケーブルだ。すなわち腕時計側の接続は専用のコネクタ、接続部になっており、ケーブルはGarmin GPSウォッチ専用の製品となる。
この手のガジェットのケーブル、充電装置などは自宅、逗留先、職場、持ち歩き用など、別々に確保したい場合があるが、汎用のUSB Type-C(もしくはmicroUSB)にしてくれれば、手持ちのものが使えるのに専用の充電ケーブルだとわざわざ買い増さねばならない。
なお、正規品ではないが、変換アダプタが売っているようだ(下記写真参照)。

接続部(コネクタ)はきっちりカチャッとはめ込む形状になっており、簡単には抜けないようになっている。言い換えれば嵌めるのも抜くのも両手で持って行わないと難しいだろう。他の方のレビューで磁石で簡単に接続出来るようになっていないことを残念がる記述も見かけた。確かにそうなっていればワイヤレス充電並みに簡単に充電が出来たかもしれない。
ただ作りから考えると「簡単には抜けないようにしてしっかり充電する」というコンセプトであればまあ仕方ないのかもしれない。

・[本製品GARMIN Instinct 3](長所)充電速度は数時間、パソコンとの接続で充電もできる。
USBケーブルによる充電だが、満充電までの時間は自分の体感的には1~2数時間、ネット上の情報でも2時間ほどと報告されている。バッテリー容量をGarminでは公表しておらず、500mAhほどだと推測されているため、数時間で充電できるのは妥当だろう。RICOH腕時計 SHREWD REMINDER(シュルード・リマインダー)の時にはワイヤレス充電だったためか40時間とかかかった。
パソコンとの接続、データ吸い出しについては後節に記述するが、専用USBケーブルでパソコンと接続すると充電もできる。パソコンを常時持っている自分にとっては心強い。
専用コネクタ(接続部)なのは残念だが、前述のように小さな変換アダプタも売られている(前項参照)。
・[GPSウォッチ&本製品GARMIN Instinct 3](欠点)バッテリーの劣化は不安
昨今の電子機器はリチウムイオンバッテリーが普通だが、リチウムイオンバッテリーは劣化を免れ得ない。スマホは2年でバッテリーの劣化を感じるし、自分が12年愛用した多機能腕時計(RICOH腕時計 SHREWD REMINDER(シュルード・リマインダー) )は5年毎に稼働時間が1/10に劣化(2ヶ月→5、6日)し、メーカー修理によるバッテリー交換を必要とした。
GPSロガー端末は通常バッテリーの取り外しが可能になっていて、比較的入手しやすいものが使われていた。しかし腕時計の場合にはユーザによるリチウムイオン電池の交換は期待できない。
大手メーカーでない製品が不安なのはそのようなバッテリー交換修理の可否だ。上述した自分の前腕時計の場合にはメーカーはリコーエレメックスというリコーの関連会社だが、2021年に腕時計事業は撤退してしまった。だが2024年の春でもバッテリー交換はメーカーでしてくれた。
本製品はGarmin製。自分がGPSロガーを知った15年以上前から、GPSでは名を馳せていた超有名メーカーということで、バッテリーが劣化した場合にバッテリー交換修理が出来ることを大いに期待している。というか8万円もして、5年でバッテリー劣化したので終了、というのはたまったものではない。
その後にネットで調べたところ、GarminのGPSウォッチのバッテリー交換は15000円~20000円とかするらしい。うへぇ~、高いなぁ。上述したRICOH高機能腕時計 SHREWD REMINDERのバッテリー交換は最初が6804円(5年目)、その次は4400円(11年目)だったが。
まあ人生あまり先のこと(5年位?)は考えても仕方ない。その時まで幸いに生きていたら考えることにしたい。
■パソコン接続、データ吸い出し
・[本製品GARMIN Instinct 3](欠点)パソコン接続は専用USBケーブルのみ、Bluetooth接続非対応
本製品はBluetooth接続に対応しているが、それはスマートフォンとの接続専用で、パソコンとは充電でも使う専用USBケーブルでの接続となっている。
Bluetooth接続に対応しているならパソコンとの接続でも対応してほしかった。
・[本製品GARMIN Instinct 3](長所)専用USBケーブルで接続すると外部メディアストレージとして認識出来、ログデータのfitファイルを直接取り出せる。
本製品はパソコンと接続できるようになっている。パソコンでインストールしたGarmin ExpressでUSB接続した本製品を認識し、各種設定等を行うことが出来る。それは良いのだが、こういう製品で不安なのは専用ソフトウェアでしか製品にアクセス出来ない場合、今後継続的に(10年後、15年度)利用可能かどうかである。すなわちWindowsOSが変更されるとソフトが使えなくなったり、ソフトが使えても接続したメディアが認識できなくなったりすることがあるからだ。

しかしながら本製品の場合、Windowsパソコンと専用USBケーブルで接続すると外部メディアとしてこの製品の内部ディレクトリを全て見ることが出来て(すなわちMTPプロトコルに対応)、Activityフォルダにあるfit拡張子のGPSログデータを取り出すことが出来る。

このようにMTPプロトコルによって専用ソフトウェアに依存することなく、直接メディアストレージとして認識できる場合、将来的(10年、15年、20年?)に渡ってパソコン接続、認識が可能になる可能性が高い。これはとても心強い。fit拡張子はGarmin社の独自規格のようだが、自分が昔から重宝しているGPSデータ処理ソフトウェアGPS Utilityでは変換できるようになっている。
これらにより、今後(ないとは思うが)Garmin社が倒産などしてGarmin Connectなどのネット上サービスを全て終了したとしても、おそらくこのGPSウォッチは少なくともGPSログ取得機能は使い続けることが出来るだろう。
・[本製品GARMIN Instinct 3](長所?)microSDはないがデータ保存容量の心配はあまりない?
自分がバッテリーの持続時間を気にするのは
「一回のお出かけの間は少なくとも帰宅までバッテリーが持つのか」
「毎日充電せねばならぬのか、毎日までは不要ならどれくらいの頻度か」
などを気にするからだが、GPSログデータの保存容量についても同様なことが言える。すなわち以前のGPSロガーでは保存容量が限られていて、二日ほどで内部メモリがデータで一杯になり、古いデータが消えていく、というものがあった。この場合、消えていかないような頻度でデータの取り出し作業を行う必要があり、その作業は充電よりも得てして面倒くさかった。
近年のGPSロガーではmicroSDにデータを保存できるものがあり、それだと内部メモリに依存しないので、GBクラスのmicroSDを使えばほぼ上のような心配をせずに済む。だが流石にGPSウォッチでそれを期待できる製品は稀だと思っていたし、本製品もmicroSDは使えない。

事前に調べたところ、やはり本製品もデータ容量には上限があり、古いデータから消えていくとのことで、microSDのない昔のGPSロガーと同様な面倒を抱えることも覚悟していた。
実際に使ってみると、本製品はスマホのGarminConnectというアプリで同期が簡単に出来、同期をするとデータがクラウドに転送され、本体のデータが消えてもクラウドのデータは消えることはないようだ。GarminConnectでのスマホ接続はそれほど手間ではなく、またスマホで記録を確認したいときにも行うので、その点で「データ消去を危惧しての数日おきのデータ吸い出しが面倒くさい」ということはないようだ。
とはいえ、パソコンでデータを使うのに自分はfitファイルを直接取り出している。Webクラウドのものをエクスポートするより一括で転送できて便利だからだ。だからどれくらいの時間(正確に言うと容量だが)で古いものが消えていくのだろうかは気になる。(いざとなったらクライドのものをエキスポートできるので、過度な心配はしていないが。)
前項の画面でこの製品をパソコンに接続した時のストレージ容量全体が86.3MB、使用容量が41MBと出ている。この使用容量はこの製品のプログラムなども含まれており、データが保存されるActivityのフォルダを確認したところ、3週間録り溜めたデータで3MB程度しかなっていなかった(記録時間は100時間程度か)。使用容量がいくつになると古いデータが消えるのかは分からないが、危惧したよりも余裕がありそうで、数日で古いデータが消えるということはなさそうだ。
ただし、自分のこの3週間のデータは独自にアクティビティを使い、最低限のGPSデータしか保存していないことに注意する必要がある。すなわち時間、経度緯度、高度などの程度だ。本製品ではスポーツのデータ計測のために速度、温度、心拍数など、様々なデータを採取出来るため、通常のアクティビティではずっと記録ポイントが多いと思われるので、そうなるとデータの容量もあっという間に膨れ上がる可能性はある。
自分も今後、最低限のGPSログデータ項目から、いくつかデータ項目を追加していくつもりなので、データ容量の変化を見守りたい。
もっとも正直、小指の先ほどのmicroSD(microSDXC)が2TBもの容量を持つ時代、そして4TBの製品(microSDUC)がリリースされる直前というこの時代に、8万円もする製品でありながら記憶容量が100MB程度、1GBも満たないというのはケチくさい製品だなとは思う。
■設定変更に関して今後試したいこと
このスマホは本当に設定がいろいろある。現在の使い方(設定)で、ある程度雰囲気が掴めたら、いろいろ設定変更を試してみたいと考えている。
・現在はスマホとの接続を基本的に切っている。すなわち時計モードの時はバッテリー節約をオン、アクティビティの時にはパワーモードで「スマホ接続切」
→スマホとの常時接続を試す。
・現在はGPSは最高精度の「マルチGNSSマルチバンド」
→他のモードを試す。
・現在は「自動ポーズ」をオフにしている。そのためか、移動していない時に結構GPSログが乱れている。
→この設定をオンにする
・現在、アクティビティ動作の時には画面をタイムアウトして「ジェスチャー」(腕時計を見る操作)にしたときのみ表示されるようにしている。
→この動作とバックライトの設定をいろいろためしてバッテリー時間の長さを比較する。
・Garmin IQストアで追加アプリがインストール出来るらしい。
→バッテリーの減りを記録するアプリが欲しいのだがいちおうあるらしい。ぜひ試してみたい。
・現在は独自のアクティビティでGPSログを中心に最小限だけ取得している。
→他のアクティビティを試し、バッテリーの減り方、空き容量の減り方を確認する。
■GPSロガー目的だけなら8万円に対するコスパとしては疑問?
本製品における機能(おもにGPS)と8万円という価格に対するコスパを考えてみる。
自分が過去に買ってきた、関連しそうなデジタルガジェットの値段は、、、、
- GPSロガー専用端末は1~2万円。
- GeoTrackを導入してGPSロガーとして活躍している、バッテリー交換可能タフネススマホTORQUE G06 KYG03は7万6千円(値引きあり)
- ワンタッチアラームやストップウォッチ、ライトが便利だったRICOH腕時計 SHREWD REMINDER(シュルード・リマインダー) が3万円台。
- 高望遠コンパクトデジカメは3万~6万5千円程度。
●それらに対して
本製品GPSウォッチGARMIN Instinct3DualPower 50mm
は8万円。
本製品はスポーツをする人々にとっては確かに魅力的な管理がいろいろ出来るようだが、繰り返し述べているように自分はGPSログ記録にしかほとんど興味がない。腕時計の機能としては使うアラーム、ストップウォッチの機能は本製品の場合、取り立てて他より便利とも言えない。(フラッシュライトの機能は思ったより輝度が高くて嬉しかったけれども。)
GPSの機能だけならばもっと安い製品もあったが、そもそもGPSログの機能はバッテリーの消費が激しく、少しでも長いバッテリーの持ちを目指そうとすると、太陽電池を備えたり、大型の製品になったりしたこと、初めてのGPSウォッチということで折角なら昔(17年前)から知っているGarmin製を、ということで結局本製品となったわけだが。
だが、8万円はやはり高い。
精度はともかく、大体同様なGPSログを残せるGPSロガーが4個~8個も買えてしまう値段だ。あるいはGPSロガーの役割を含め、遥かにいろいろなことが出来るスマートフォン、バッテリー交換可能なタフネススマホTORQUE G06 KYG03が買えてしまう位の値段なのだ。
正直「初めてGPSロガーが欲しいです」という人へのアドバイスだったら、お試しで1万円くらいのGPSロガー端末か、スマホの買替あるいはセカンドスマホとしてバッテリー交換可能なタフネススマホTORQUE G06 KYG03の購入を勧めるだろう。
話は若干逸れるが、動機編に書いたように現在のGPSは地下や建物内では機能しないという欠点があり、歩行者位置測位、推測航法(Pedestrian Dead Reckoning、PDR) という機能が将来的には期待されているが、2025年現在、十二分にそれを備えたGPSウォッチはまだないという。それらに該当する機能でGPSを補完する製品は出始めているが10万円以上の上位機種らしい。
推測航法を備え、地下や建物内でもしっかり経路ログを残すような製品であれば8万円でも惜しくない気がするが、8万円の本製品でも各種センサーによるGPS補完機能は不十分であり、補完機能を加える程度で、10万円超え製品になるという。
そんなこんなでとどのつまり、GPSロガーとしての役割でのみ使用するなら(GPSロガーやスマホに比べて)本製品のコスパは全く良くないと思う。(他のGPSウォッチとの比較は分からない。)
まあただ、スマホとの比較で言えば、スマホは平均仕様年月が2~4年程度なのに対して、腕時計、GPSロガーは少なくとも5年、さらには10年以上の使用を期待している。(実際、2023年に壊れたGPSロガーは11~15年使用、先日まで使っていたRICOH腕時計 SHREWD REMINDERは12年使用。)
この製品も10年以上使うことが出来たら、それなりに8万円というのも納得できるものになるかもしれない。(恐らくは少なくとも5年でバッテリー交換は必要になると思うが、いくらだろうか?)
また、本記事はファーストインプレッション(初感想)で、十二分に
GPSウォッチGARMIN Instinct 3 Dual Power 50mm
を使い込んだとはまだ言い難い。
もしかするともっといろいろ設定変更を試みたりして使いこなせば
「おおおお、こんな機能があるのか」「この機能は意外に使える!」
「これなら8万円の価値は十分にあったな!」
と思うようになるかもしれない。、、、、、、ならない気はするが。
■関連リンク集(他の方のレビューなど)
ここでは
GPSウォッチGARMIN Instinct 3 Dual Power 50mm
もしくは兄弟機のレビューのうち、少しでも有用と感じたものを紹介する。なお、情報収集用のリンク(Garminオフィシャルサイト、Google結果、など)は「動機編 リンク集 情報収集用」にまとめているのでそちらを利用されたい。
・GARMIN instinct3 dualpowerまとめ|さしみつ|note
私と同製品「GPSウォッチGARMIN Instinct 3 Dual Power 50mm」のレビューがいろいろあります。「1週間後レビュー」「2週間後レビュー」「4ヶ月後レビュー」「一緒に買ったもの」などなどかなり有用だと思います。私のレビューとは違い(^^;)、本製品の機能を幅広く紹介しています。
ただし「バッテリー持ち詳細」で充電せずに1ヶ月近くもつというのは、GPSを使うのが1週間あたり1.5時間のランニング時だけだからなんでしょうね。
・Garmin Instinct 3 Tacticalレビュー:進化と選び方を解説 – 秋葉原ぶらり
Tacticalは自分の買った「GPSウォッチGARMIN Instinct 3 Dual Power」の上位バージョン。所謂ミリタリーウォッチの機能を向上させたものですが、自分はミリタリーは全く興味ないので、仕様も碌に見ずに却下。しかしマニュアルを読んでいると「これはTactialバージョンのもの」と書いてあったりして、ちょっと気になったり。本記事ではDual Pawer版(自分購入)、AMOLED版との違いなども詳細に記述してあるようです。
・この記事では、Instinctシリーズの歴史をまとめ、初代Instinctから最新のInstinct 3シリーズまで、その進化の軌跡を紹介します。 | カリフォルニア発 トライアスロン 日記
自分は「歴史」好きな人間なので、こういう視点の記事はむっちゃ惹かれます。前の機種との違いなどを記述しているのも丁寧で宜しいです。
本シリーズ製品は初代からMIPだったんですねぇ。
・Instinct 3 Dual Power実機レビュー|3ヶ月使って分かった釣り人目線の評価とは? | 空飛ぶアングラー
タイトルにあるように徹底的に「釣り人」目線のレビュー、以前に「ファーストインプレッション記事」も書いておられます。
バッテリー消費に関して2ヶ月に渡る記録で11日~12日毎の充電で済んだというデータが興味深いですが、本機種はGPSの使用(さらにはどのモードか)によってバッテリー消費が変わってくる機種(たとえば高精度マルチGNSSマルチバンド動作時は40時間保たない)なので、そのデータ(GPS使用がどのモードで何時間くらいだったか)も欲しかったですね。
・Garmin (ガーミン) Instinct 3 Dual Power レビュー!無限バッテリー&超タフ性能を徹底解説!/Gadget Frontier
かなり長い記事で、仕様紹介、先代機種Instinct 2Xの比較、使用した御自身の体験談、簡単なQ&A、向いている人・向いていない人、などなど充実しておられます。ただGPSについてはほぼ仕様以外の説明はないのは残念ですね。
ちなみに別記事で「AMOLED版体験」を含む紹介記事を書いておられたようです。