メインスマホOUKITEL WP21を使い始めて8ヶ月、順調に使いながらもレビュー記事第二弾を書きそこねているが、今回はサブスマホの話である。
自分はサブスマホとして現在、京セラ製 TORQUE G04 KYV43を使っているが、その後継機種
TORQUE G06 KYG03 (AndroidOS、タフネススマホ)
がまもなく2023/10/19にau KDDIから発売される。今回、購入を真剣に検討してみたので、その内容を記事として書くことにした。本記事で書いたのは
・自分が(サブスマホとして)TORQUEシリーズ(TORQUE G06、G04共通)を選ぶ理由
・自分が今回、TORQUE G06の購入を考え始めた理由
の2点である。
左がTORQUE G03(2016/7発売)、真ん中がTORQUE G04(2019/8発売)、右は取外し可能な予備バッテリー
なお、この記事は京セラスマホTORQUEシリーズ(トルク)およびTORQUE G06 KYG03の一般的な解説になっていない。たとえばTORQUEシリーズの最たる特徴はタフネススマホであることだと思われるが、自分は本記事でタフネスであることに言及、説明していない。TORQUE G06 KYG03に関する基本的な情報は公式サイト(au KDDI、京セラ)、他のWeb記事を参照されたい。
また、本記事では端末の特徴などに関する話が中心であるが、本機種TORQUE G06 KYG03を使用するのに通信会社はどうするのかという問題については翌日に作成した以下の記事を参照されたい。
・TORQUE G06 購入の為UQモバイルからau KDDIにMNP検討: まったりハマる生活
●自分が(サブスマホとして)TORQUEシリーズ(TORQUE G06、G04共通)を選ぶ理由
1・ユーザによるバッテリー交換が可能な機種である(極めて貴重)
2・au KDDI回線(電波)である(ただし自分は現在はUQモバイルにて使用)
3・おサイフケータイ(Felica)が付いている
4・超巨大ではない(サブスマホとして使うから)
(5・電源ボタンによる指紋認証が快適)
(6・おくだけ充電(Qi)が付いている)
【説明】
1・ユーザによるバッテリー交換が可能な機種である(極めて貴重)
自分はこのブログでたびたび書いているように、昔からスマートフォンのバッテリー交換可能に強い強いコダワリがあった。
・
自分は2009年にスマートフォンを使い始め、メインもしくはサブとして使った端末は18機種になる。平均して10ヶ月に一回はメインかサブスマホを買い換えていたことになる。 それらの買い替えの中で「この機能はどうしても必要」というものがいくつかあった。本記事ではそれについてくどくどと述べ、今回どうしてスマホを買い替えるに...
">Android端末の憂鬱。消えていく交換可能バッテリー、超大画面(幅80mm以上)、microSDスロット: まったりハマる生活
だがその記事にも書いたように、バッテリー交換可能な機種はほとんど絶滅しかけており、残っている稀な機種の一つが京セラのこのTORQUEシリーズである。
バッテリー交換可能なことに拘ってきた自分であるが、スマホに求めるものはそれだけではないので、メインスマホでは流石にそのことは諦めた。しかしサブスマホだけでもなんとかそこに拘りたかったのだ。
2・au KDDI回線(電波)である。(ただし自分は現在はUQモバイルにて使用)
個人的に勤め先の事情からau KDDI回線であることが望ましい。メインスマホとサブスマホのどちらかは必ずau KDDI回線にするようにしている。メインスマホでau KDDI回線を使う手筈が整えばサブスマホはその必要がないが、近年はサブスマホでau KDDI回線を使うようにしていることが多い。
基本的にはTORQUEシリーズは一貫してau KDDIから発売されており、自分の必要性と合致する。最近ではSIMロックフリーの端末、SIMロック解除の情報も増えているが、正直、それらを考えるのは面倒。
3・おサイフケータイ(Felica)が付いている
自分はスマホは2台持ちで、メインとスマホで役割分担をさせている。現在、おサイフケータイはサブスマホが担っており、過去でもほとんどそうだった。それはメインスマホでは(バッテリー交換以外で)拘りたいことがいろいろあり、必ずしもおサイフケータイ機種を選べないからだった。
よって自分にとってはサブスマホでおサイフケータイが使えることはかなり重要なことである。
4・超巨大ではない(サブスマホとして使うから)
前項で説明したように、自分にとってTORQUEはサブスマホであり、メインスマホは超巨大もこだわりポイントなので、サブスマホも巨大になってしまうと少々鬱陶しい。
5・電源ボタンによる指紋認証が快適
スマートフォンは18機種も使ってきたので、指紋認証の機種もいくつかあったが、使いやすい、指紋認証を普段は意識しなくて済んだのは(自分は)TORQUEシリーズが初めてだった。TORQUEシリーズの指紋認証は電源ボタンでの認識になっているが、スマホを手に持って親指で電源を押すときに認証するようになっており、これがごくごく自然な感じで意識しなくて済む。
一方で、サムスンのGalaxy S5 SCL23の正面のボタンを人差し指で撫でる方式とか、Galaxy Note10+の液晶の中にあるセンサーとか、もうとにかくそれらの指紋認証は使いにくくて、窓から100m放り投げて、足で踏み潰したいくらい、使いにくかった。
(6・おくだけ充電(Qi)が付いている)
これはどうしてもというわけではなく、TORQUE G04になってから重宝するようになった。「選ぶ理由」の一つに入れたものの、この機能がなくても残念には思うがそれほど致命的ではないだろう。
左はサブスマホTORQUE G04 KYV43、右はメインスマホOUKITEL WP21。両者ともタフネススマホであるが、タフネスに拘っているわけではない、むしろ軽い方が良い。ただ、一番重視するバッテリー性能の充実を追い求めた結果、2台ともタフネスに辿り着いてしまった。
●自分が今回、TORQUE G06の購入を考え始めた理由
現在サブスマホとして使っているのはTORQUE G04 KYV43であるが、実は致命的な不満はない。G04の前にTORQUE G03 KYV41を使ったことがあったが、G03もG04も自分の場合にはサブスマホとしての使用ということで、白ロム購入で中古を安く入手するようにしてきた経緯もあり、値段が張ることになる最新機種はむしろ避けてきた。
もしTORQUE G06 KYG03を買うことになると端末代金は約10万ということで、これは今までスマートフォン(メイン、サブ)18機種を買ってきた自分の中では最高価格確定であり、エクセルで日々コスト計算をしているような自分としては、特にサブスマホであることを考えると、嬉しくないことである。
それにも関わらず、TORQUE G06 KYG03の購入を検討し始めたのは何故か?
1.購入を見送った現行最新機種のTORQUE G05に比べるとコンパクトになった。
京セラTORQUEシリーズのスマートフォンははG03、G04と気に入ったので、現段階の最新機種であるTORQUE G05を検討したこともあったが、G04より1cmも縦が大きくなり、サブスマホとして使いたい自分は買う気にならなかった(無論、値段が高いのもあったが)。
参考・「TORQUE 5G」と「TORQUE G04」の違い – フォトスク
今回の新機種G06はサイズがそれより小さくなり、大きさがG04と遜色がつかないコンパクトなレベルになった。
参考・「TORQUE G06」と「TORQUE 5G」の違い – フォトスク
2.希少なバッテリー交換可能機種としてTORQUEを応援したい思いが出てきた。
ご存じの方も多いが、TORQUEを発売している日本メーカー・京セラは2023年5月に個人向けスマートフォン機種からの撤退を発表、ところがその後、シリーズTORQUEに限っては人気機種であることから販売継続を発表された。
・京セラが個人向けスマートフォン事業から撤退へ――「シニア向けスマホ」はアクセシビリティを強化するiPhoneにシフトか:石川温のスマホ業界新聞 – ITmedia Mobile(2023/5/28)
・コンシューマーから撤退も「TORQUE」は継続、京セラが高耐久スマホに注力する理由 – 佐野正弘のケータイ業界情報局(107) | マイナビニュース(2023/8/25)
自分はスマートフォンに関して必ずしも日本メーカーの機種に拘っておらず、実際、スマートフォン購入歴代18機種のうち、日本メーカー製はたった4端末であった。しかしかつては携帯電話端末、スマートフォンを多く出していた日本メーカーが(パソコンと同様)続々と撤退してしまったのは電子立国・日本に生きる人間として残念な思いで眺めていた。
上のようなニュースからして、京セラのスマートフォン製造は決して将来安泰というわけではなく、辛うじてTORQUEは継続することにしたという程度であろう。新端末の発売状況が悪かったらTORQUEも開発終了になるのは間違いない。
自分としては自分が拘るバッテリー交換可能機種を未だに出してくれている京セラには感謝の念が耐えない。そんな京セラを応援したいと思う際に、ここで買わずして一体いつ買うべきだというのだろう?もう次のTORQUE G07が発売される保証はないというのに。
無論、私一人が買ったからと言って応援としては微々たるものにしかならないが、TORQUE G03 KYV41とTORQUE G04 KYV43は白ロムで購入し、京セラにはまともにお金を払ったとは言い難いこともあり、TORQUE G06 KYG03の購入でお詫びしようという思いもある。
3.TORQUE G06は5G対応である。
自分は未だにメインもサブも4Gであり、特に4Gで不満はない。だが5Gが登場して3年、5Gのエリアも次第に広がり、そろそろ5Gの回線を持ってもいいかなと思い始めていた。今年2月に買ったメイン機種OUKITEL WP21は4G端末で5Gに対応していなかったのだが、それを知ったとき、少し残念なような、別にどうでもいいような、微妙な思いを抱いたものだ。
何しろ自分は、2G、3G、3.5G、3.9G、4Gと、携帯端末20機種(そのうちスマホ18機種)で渡り歩いてきた人間だから、最新の5Gにだって全く興味がないわけではない。5Gを導入してみるのもそろそろ頃合いだろう。
4.現在のTORQUE G04でのUQモバイル回線使用に若干不満がある。
TORQUE G04 KYV43に致命的な不満はないと述べたが、致命的でない不満が実はいくつかある。
まず現在のTORQUE G04はUQモバイルで使用しているが、場所と時間により回線がやたら遅くなることが時々ある。具体的には通常60~80Mbpsが5~20Mbpsになってしまう(ダウンロード)。テザリングで繋げたパソコンを使っていると明らかにネットサーフィンが遅く、Webサイトがばかなか出てこない。メインスマホ(mineo、ソフトバンク回線)では同じ場所、同じ時間で問題は起こらないので、そういうときはメインスマホに切り替えてしまう。テザリングは通常専らサブスマホで使っているので、微妙に面倒くさい。
(a)UQモバイルは所詮MVNOだからなのか?
(b)4Gだからなのか?
(c)TORQUE G04端末の問題なのか?
((d)UQモバイルの契約プランの問題なのか)
(e)場所と時間的にどうしようもないのか(しかしmineoソフトバンク回線は大丈夫だぞ?)
などが考えられようが、この手の原因究明はとても面倒であり、もしTORQUE G06 KYG03への変更でauにMNPすれば上の原因の可能性5項目のうち4項目を変更することになるから、解消の可能性はそれなりに高いと思う。
5.現在のTORQUE G04でなぜかGeoTrackなどが動作しない。
以前からスマホでもGPSロガー(アプリ)を愛用している。昔はGoogle謹製のMyTrackを重宝していたが、廃止されてしまったのでGeoTrackを使うようになった。
ところがTORQUE G03の時には問題なく動作していたのだが、TORQUE G04になってGeoTrackがうまく動作されなくなってしまった。バックグランドで記録してくれないのである。結局G04で使うのは諦めてしまった。
確か歩数計アプリも同様になってしまったような気がする。
自分はメインスマートフォンとサブスマートフォンで役割分担をすることで、バッテリー消費などのバランスを取ることを目指しているが、サブスマホに動作させたかったアプリがTORQUE G04でいくつか動かなかったのは実は不満に思っていた。
これらがTORQUE G06で解消されるかは分からない。
6.現在のTORQUE G04の予備バッテリーが膨らんで使えなくなってしまった。
バッテリーは数年使うとしばしば膨らんで本体に入りづらく、または入らなくなってしまうが、TORQUE G04の予備バッテリー2つがその状態になりはじめた。
バッテリーは3000円くらいはかかるので、2個だと6000円。自分は現在のTORQUE G04を2.7万円で買っているので端末の20%相当の費用になる。
今後2~3年はこの機種を使い続ける気ならばこの費用は躊躇いがないのだが、そこまでの覚悟が出来ないのなら、これを機会に新機種に買い換える、その費用に使ったほうが良いのでは?という算段である。
以上のような理由で、ここ最近、真剣にTORQUE G06 KYG03を買うことを検討し始めた。書きたかったことは以上であるが、auショップ、UQモバイルショップで店員さんに話を聞いたので、その記事も続けて書くかもしれない。
結局のところ、購入の最大動機は京セラへの浄財なのかもしれないな。
以上だが冒頭にも書いたように本機種を使うにあたり通信会社をどうするかについて以下に書いた。
・TORQUE G06 購入の為UQモバイルからau KDDIにMNP検討: まったりハマる生活