前記事に書いたように携帯電話契約でトッピングを特徴とするpovo2.0を使い始めた。使い始めてみるとデータ通信量管理をするのにpovo2.0公式アプリが使い物にならないことがすぐに分かった。そこで使い始めたのがアプリ「My Data Manager」である。
[推敲度 4/10]
なお本文の「本記事で書いている不満はpovoではなくpovoアプリ」で書いているが、自分が不満を抱いているのはpovo本体ではなく、povo公式アプリである。povoの本質は「携帯電話の契約プラン」であって「povoアプリ」は重要な役割を果たすものではあるが、povoシステム全体としてはその一部にしか過ぎない。
【目次】
1■データ通信量管理の必要性とpovoアプリへの不満
1.1■こまめなデータ管理の必要性
1.2■povoアプリへの大不満
1.3■povoアプリのデータ残量更新頻度と通知
1.4■具体的にデータ量管理でしたいこと
2■My Data Managerの素晴らしさ
2.1■My Data Managerの素晴らしい点
2.2■ちょっと残念な点
2.3■My Data Managerを使用する際の注意、コツ(8/3追記)
3■本記事で書いている不満は「povo」ではなく「povoアプリ」
当記事は
「本家au契約からpovoに乗り換え~事前調査と導入後の感想」
(2026/07/14)
から派生した記事です。
povo2.0への乗り換えの経緯やメリット・デメリット、実際に使い始めた感想については、前編の記事で詳しく紹介しています。
【本文】
1■データ通信量管理の必要性とpovoアプリへの不満
本章では通信データ量の管理の必要性と、その観点からのpovo2.0アプリへの不満、povoアプリのデータ残量更新頻度に関する考察、などについて記述する。
1.1■こまめなデータ管理の必要性
povo2.0を契約して気になるようになったのは、自分の作業量とデータ通信消費量の関係だ。すなわち
「今の作業(操作)はどれくらいデータ通信量を消費したかな」
ということである。
それを知ることで次に買う「XXGB/XX日間」の目安を立てやすくなったり、「使い放題」の活用を検討したりしやすくなる。また残りデータ量が少なくなったときには通知が欲しい。それは1GBを買った人か100GBを買った人とでは当然通知のタイミングは違うだろうし、人によっても違うだろう。ところが、、、、、
1.2■povoアプリへの大不満
povo2.0には公式アプリが提供されている。というかpovoには「マイページ」の類がなく、トッピングへの申し込みや各種管理もこのpovoアプリで行うようになっている。ところがこのpovoアプリがデータ管理の観点からは全く以て使い物にならない。
- 「残量」がすぐに更新されない。更新に1時間以上かかる。
- ウィジェットが提供されていない。トッピング購入ウィジェットどころか残量表示のウィジェットすらない。
- 残量の通知であるメール、SMSの設定が変更できない。(残り1GB、500MB、0MBで固定)
- そもそもアプリがなかなか更新、起動しないときがある。アプリで上から下へのスワイプをすると更新しようとするが、ぐるぐる更新表示が出るばかりでなかなか更新されなかったり、アプリ起動・再起動では「povo」の灰色のロゴが出たまま進まない時がある。
1番目の更新、反映が遅いのは致命的だ。これについてはその頻度に関する考察を
「1.3 povoアプリのデータ残量更新頻度と通知」
どうしてデータ通信管理では致命的なのかを
「1.4 具体的にデータ量管理でしたいこと」
で述べた。
また2番目のウィジェットが提供されていないのも大いに不満だ。ウィジェットはAndroidのアプリの特徴、便利さの真髄と言える。povoが提供されてから今回のようなアプリでウィジェットを提供していないなど、企業の怠慢としか思えない。どうせアプリ制作陣はiPhone如きばかりを使っている輩なのだろう。
1.3■povoアプリのデータ残量更新頻度と通知
公式アプリpovo2.0の「データ残量」の更新頻度は自分で調べてみたがよく分からない。自分の利用環境では、データ使用が1時間半以上も反映しないことが通常だが、1時間程度で反映されたこともあった。1時間ほど間をあけて使用した2回のデータ通信量が、その1時間後くらいに反映されたこともあった。決まった時刻(正時すなわち00分など)に更新されるわけでもなさそうだ。
トッピング購入後には残量はすみやかに更新されるようだ。残量0GBのままでトッピング更新しても1~2時間更新されなければ重複購入をしてしまう可能性も高まるのでそりゃそうか。
公式FAQでは以下のように書かれているが、アプリでの残量表示の頻度、リアルタイム性については記述が曖昧だ。
Q.データ利用量が知りたい
A.月別のデータ利用量については請求書内「各種履歴」に「データ通信」として利用GB数を明記しておりますのでご確認ください。当月リアルタイムでどの程度データ通信を利用しているかについては、確認することができません。povo2.0アプリでは、適用中トッピングの「データ残量のみ」確認可能です。
上記で「当月リアルタイムでどの程度データ通信を利用しているかについては、確認することができません。」と書かれているが、上記FAQの論点は「データ利用量については請求書内で見ることが出来る。povoアプリではデータ残量のみ確認できる」ということであり、povoアプリでのデータ残量のリアルタイム性については明言していないように感じる。
ともあれ、こんな更新頻度も不明確なこのアプリpovo2.0は時間単位でのデータ通信量管理では「使い物にならない」。
「2時間の使い放題」のトッピングを提供しておきながら、その間、残量がほとんど更新されない程度のシステムとは全くお笑い草である。
その一方で、povoでは1GB、500MBを切った時にSMS(ショートメッセージサービス)による通知が届くが、のそれについては遅れがなく、すぐに届くようだ(自分の環境では)。その結果、それらの通知が届いたがpovoアプリの表示ではまだ1GB、500MBを切っていない、という間抜けなことがしばしば発生する。
1.4■具体的にデータ量管理でしたいこと
最初に述べたデータ量管理でしたい、スマホやパソコンで作業をしたときのデータ通信量が知りたいという「作業」「操作」というのは、詳しく書くと以下のようなものだ。
- povoを導入しているスマホ自身でWeb閲覧をする。
- 同スマホでスピードテストをする。
- 同スマホで各種のアプリを使う。
- そのスマホのテザリングで繋げたモバイルパソコン、タブレット、スマホで各種作業をする。たとえば、、、
- 同パソコンでWeb閲覧をする。どんなサイト閲覧が消費が大きいか。
- 同パソコンでWordPressブログ更新をする。
- 通常はmineoで使うメインスマホを上記povoのテザリングに繋げて各種作業をする。
それらをしたときにデータ使用量がどれくらい消費されるのかを知りたい。
ところが上述のようにpovo2.0アプリは残量の表示に1~2時間の遅れがある。数時間、、、どころか数十分遅れただけでも、個々の作業と通信量の関係性が把握できなくなってしまう。
そこで使い始めたのが通信データ量を管理できる
My Data Manager
である。このアプリはモビィディア(Mobidia Technology)が提供するデータ通信量管理アプリだ。自分はこのアプリをもともと随分以前に利用していたが、近年はデータ通信量管理の必要性を感じなくなり、インストールしなくなっていたものだ。
2■My Data Managerの素晴らしさ
2.1■My Data Manager素晴らしい点
以下、My Data Managerをpovoの通信データ量管理に使う点で優れた点を挙げていく。
・使用量と残り日数を示すウィジェットが提供されている。
・「マイプラン」というものを設定し、それをpovoで購入中のトッピングに合わせることで、現在何GB使用しているか、残りが何GBか、何日かを把握できる。
(povoアプリのずれも若干生じるがpovoの残量が反映された後は数日で0.01GB~0.02GB程度である。)
・使用量、残りは頻繁に更新される。(リアルタイムではない可能性があるがアプリを表示すると速やかに更新される。)
・データの使用量をグラフで把握できる。
・1日の中の時間毎のデータ通信量をグラフで見ることが出来る。
・1週間の日毎のデータ通信量をグラフで見ることが出来る。
・1ヶ月の日毎のデータ通信量をグラフで見ることが出来る。
・これらは当日、当時間帯のものもすぐに反映される。
(povo2.0アプリでは直近30日間、12ヶ月間のグラフはあるが前日までしか反映されない。)
・アプリごとのデータ通信利用量が時間毎、日毎、週毎で集計できる。これが特に素晴らしいところで、作業毎にこのアプリの「使用量」とにらめっこしていなくても今回の時間、あるいは前の時間で、どの類の作業がアプリを消費していたか、目処を付けることが出来る。
なおテザリングは「Tethering & portable hotspot」で一括して集計され、パソコンやタブレットで行う作業は細分されないがまあこれは当然しょうがない。
・通知バーを下ろした通知一覧(通知パネル、通知ドロワー)にも情報が表示される。
2.2■ちょっと残念な点
・ウィジェットが事実上1種類しか提供されていない(現在プランでの使用量と残り日数)。
「使用量」「残り」「残り日数」「今日の使用量」「予測使用量」などの中から組み合わせでいろいろなウィジェットがいろいろあると良い。さらにはこの1時間のデータ通信量の多いアプリトップ3を表示するウィジェットとか。
・マイプランが実質的に現在の1種類しか登録できない。povo2.0では複数のトッピングを併用する場合(たとえばXXGB/XX日間を利用中に使い放題を利用するなど)がしばしば起こるが、現在利用中のトッピングしか登録できず、使用中のトッピングが変わる毎にマイプランを作り直す必要がある。
・グラフでの集計で数値が把握できない。povo2.0アプリの「利用履歴」グラフでは各日をタッチするとその日の通信量が数値で表示される。この点だけではpovoアプリの方が優秀。
2.3■My Data Managerを使用する際の注意、コツ
ここではpovo契約でMy Data Managerを使い際の注意点などを述べる。
●povoでトッピングを購入したらマイプランを設定する
My Data Managerの機能「マイプラン」を使うと現在povoで購入中のトッピングのデータ残量、残り日数を管理できる。勿論、両者は連動しているわけではないので設定が必要だ。
My Data Managerの「マイプラン」には「定期プラン」か「先払い」の選択がある。「定期プラン」では「月」「週」「日」毎のプラン以外に「カスタム」により日数が指定できるので「XX日間」のデータ通信量を買い取るのが基本であるpovo契約ではこれを利用することになるだろう。「定期プラン」ではその日数毎に繰り返すことになるので、povoで「定期トッピング(サブスク)」を利用するなら「定期プラン」が良いと思われる。定期トッピングではなく、日数が終了後はまたどの日数を買うか分からない場合には「先払い」での設定で良いと思うが、「定期プラン」でXX日間設定しておき、その期間が過ぎたらまた「定期プラン」なり「カスタム」なりでプランを作ることになるので、本質的には大きな違いはない。
「データ使用量」は購入したばかりで未使用なら0GBからスタート、もしすでにデータ通信量を利用しているなら
「購入したGB」-「povo公式アプリの残量(ただし数時間使わずに確認した値)」
を入れる。この数字は「マイプラン」を使用開始後も修正することが出来るのでpovo公式アプリとずれがあると感じたら適宜修正することは可能だ。ただし本記事で強調しているようにpovo公式アプリは数時間の遅れがあるので、その遅れが反映されていないうちにMy Data Managerの「マイプラン」と合わせてしまうと最終的にずれてしまう。
●マイプラン使用での注意
My data Managerの「マイプラン」では複数のプランを並立することが出来ない。よって以下は注意する必要がある。
・期間のプランの途中で「使い放題」を使用する場合、「使い放題」での使用量を把握したいときは「容量制限なし」のプランを作り直してそれで開始する必要がある。また「使い放題」の時間、期間が終わったら、元の「XX日間」のプランを作り直して期間の途中から利用する形になる。これは「使い放題」を多用するユーザーにとっては少々使いづらいかも知れない。
・XXGB/XX日間のトッピングを使用していてGBを使い切り、新しいトッピングを買い直した場合、「マイプラン」を作り直す必要がある。定期トッピング(サブスク)を利用していて、現期間が終了するまで別なトッピングで繋ぎをする場合もMy Data Mangerでプランを作る必要があり、定期トッピングのために作った「定期プラン」の設定も廃棄することになる。
・以上のように「数時間」から「数日間」程度のトッピングを多用するユーザは頻繁なMy Data Managerでの「マイプラン」作り直しは面倒に感じるかもしれない。
●My Data Managerの1GBは1024MBの可能性あり
My Data ManagerではGBとMBが混在するが、そこでの1GBは1024MBの可能性がある。「1GB=1000MBではない」ことについての一般的な説明は別記事
「24TB HDDを購入、GBあたり2円未満は自分初」(2025/10/16)の「4.大きさの表示と転送速度」
で書いたので参照されたい。
GBのみの表示で使っている時には問題ないがMBが絡む場合には「1GB=1024MB」で計算しないとずれる可能性がある。
●「本日分の残り」等の計算式
以下は推測であり、確定ではない。
「本日分の残り」・・・(現在の残量 ÷ 残り日数)-「本日の使用量」
「1日の予算よりもx超過」・・・「本日の使用量」-(現在の残量 ÷ 残り日数)
「使用予測量」・・・不明、調査中
当記事は
「本家au契約からpovoに乗り換え~事前調査と導入後の感想」
(2026/07/14)
から派生した記事です。
povo2.0への乗り換えの経緯やメリット・デメリット、実際に使い始めた感想については、前編の記事で詳しく紹介しています。
3■本記事で書いている不満は「povo」ではなく「povoアプリ」
念のため書いておくと、本記事で書いている各種の不満の対象は
「povo2.0」というサービス、契約
ではなく、あくまで
「povo2.0公式アプリ」
である。povoについては乗り換えを機会に、そのメリットとデメリット、さらには自分の感想もまとめた以下の記事
「本家au契約からpovoに乗り換え~事前調査と導入後の感想」(2026/07/14)
を作成しているが、現在のところpovoというシステム自体には大きな不満、致命的な不満はなく、むしろユニークなシステムに感心している。
4■余談:メインスマホのアプリ300個
記事の中で「My Data Managerは長らくインストールしていなかった」と書いたが実は正確ではない。
確かに何年も使っていなかったが、近年の端末引き継ぎでは、使っていようがいまいがGoogleの機種移行で自動的にインストールされる。最近のアプリは管理権限の有効化が煩くなっているので、起動して権限を許可しないとほぼ動作しない。あまりに使う気がないアプリは気がついたときにアンインストールしているが、My Data Managerは端末移行でインストールされているのを目にはしていたが端末移行後に1度も起動せず、権限許可も与えず、さりとて「使う機会もあるかもしれない」とアンインストールもせずに放置していた類のアプリであった。
逆にそういうアプリだったので、今回のpovo2.0アプリが使い物にならないと分かったときに
「あれ?あのアプリ、こういう場合に使えるのでは?」
とすぐに思い出したのである。
自分の場合、最近の端末移行ではメインスマホではアプリ移行が300くらいになる。実際にはかなり使っていないアプリが多くなっているのは事実だし、恐らく他人が知ったら「使わないアプリならば削除すれば?」と意見するだろう。だが使わなくてもインストールしておく意味は、このようにあると思っている。(積極的に削除する運用であったら間違いなくアプリ名称も忘れるだろう。)
改めて調べたところ、自分が以前にMy Data Managerを使った記録が残っていたのは2017年5月であった。記録がすぐには見つからないだけで、これ以後も使用した可能性もあるが、自分の感覚としてもMy Data Managerを使っていたのは相当昔であり、その日以来の可能性もあると思う。
あらためてMy Data Manager(その提供元モビィディア、Mobidia Technology)には有用なアプリを提供し続けてくれたことに深く感謝したい(長らく使っていなかったけれど)。
4■終わりに
結局、自分は今後もデータ通信量管理はMy Data Managerを使うつもりである。povoアプリはトッピング購入専用と割り切るしかない。
当記事は
「本家au契約からpovoに乗り換え~事前調査と導入後の感想」
(2026/07/14)
から派生した記事です。
povo2.0への乗り換えの経緯やメリット・デメリット、実際に使い始めた感想については、前編の記事で詳しく紹介しています。














