前回の記事に書いたように、AMDのデュアルコアCＰＵ、Athlon64x2の価格ダウンはもっとも安い製品（具体的にはAthlon64X2 3400＋）が一万円を切ったことに象徴されるが、実際に下落幅が大きいのはミドルスペック以上の製品だ。
「シングルコアCPUからデュアルコアCPUへの
CPU交換記」シリーズ（全６回）
の一部です。このシリーズの他の記事は
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■広 告■
あなたが選ぶデュアルコアCPUは Core2ですか？それともAthlon64x2ですか？ |
［ここ2ヶ月あまりのAthlon64x2の値下がり状況］
すなわち、
2007年2月23日のCPU値段一覧
と
2007年4月13日のCPU値段一覧
とで各Athlon64x2の値段変化を見てみると．．．．
Athlon 64 X2 6000+ (3.0GHz,L2 1MB×2) 58,800 → 29,810
Athlon 64 X2 5600+ (2.8GHz,L2 1MB×2) 42,840 → 23,000
Athlon 64 X2 5400+ (2.8GHz,L2 512KB×2) 35,154 → 22,880
Athlon 64 X2 5200+ (2.6GHz,L2 1MB×2) 28,843 → 22,100
Athlon 64 X2 5000+ (2.6GHz,L2 512KB×2) 27,800 → 21,189
Athlon 64 X2 4800+ (2.5GHz,L2 512KB×2,TDP65W)27,793 → 16,779
Athlon 64 X2 4600+ (2.4GHz,L2 512KB×2,TDP65W) 24,380 → 15,400
Athlon 64 X2 4400+ (2.3GHz,L2 512KB×2,TDP65W) 22,029 → 15,000
Athlon 64 X2 4200+ (2.2GHz,L2 512KB×2,TDP65W) 19,380 → 13,020
Athlon 64 X2 4000+ (2.1GHz,L2 512KB×2,TDP65W) 18,690 → 12,880
Athlon 64 X2 3800+ (2.0GHz,L2 512KB×2,TDP65W) 13,780 → 10,164
Athlon 64 X2 3600+ (1.9GHz,L2 512KB×2,TDP65W) → 9,100
こんな感じである。
ぱっと見たところ、Athlon64x2 5600+ の値下げ幅が大きい。実際、Athlon64x2 5600+ の価格変動を見てみると、この3か月ばかりで1／3にまで値段が落ちているのだ！
もしこのCPUを買った場合、私のシステムは
- Athlon64x2 5600+ 2.8GHz
- CeleronD 523 2.53GHz→3.8GHzにオーバークロック
［だがその選択は両刀でなくなってしまう？］
しかし上のような両刀については、CeleronD 523+の方がもはやVistaでは実際上、使用が困難になっているので、両刀として使えなくなってしまう。ところがそれについては
上田新聞：Core 2 Duoの価格改定は4月22日
によるとローエンドデュアルコアのPentiumEというのが出るらしいのである。すなわち価格改訂後の低ランクCore2シリーズは
・Core 2 Duo (Allendale系 FSB800)
– E4400 ：2.00G(200×10)、2MB、$133 * 4/22から発売開始？
– E4300 ：1.80G(200×9)、2MB、$163→$113 (30%)
・Pentium E (ローエンドデュアルコア FSB 800)
– Pentium E2140 ：1.60G(200×8)、1MB、$74 * 6月中旬発売？
とかいう感じになるらしいので、このIntel新発売のローエンドデュアルコアを買えば良いではないか！（私のマザーがそのCPUに対応してくれればだが．．．．）
すなわち両刀として
- Athlon64x2 5600+ 2.8GHz
- Pentium E2140？ 1.8GHz
すなわち「ミドルクラス以上のCore2DUOと格安Athlon64x2」ではなく「ミドルクラス以上のAthlon64X2と格安Core2DUO」にするわけである。
以上のような決定を秋葉原のパーツ屋さんを周りながら決心したのだが．．．（つづく）
2007/04/18 初稿
