かつてはノートパソコンのHDDのスタンダードだった2.5インチIDEハードディスクであるが、2007年9月にWesternDigitalから250GBのWD2500BEVEが発売されて以降、それより大きい容量のHDDが出なくなってしまっていた。
それはノートパソコン用2.5インチHDDの主流もIDEからSATAに移ってしまったからであるが、今でもIDE HDDを使い続けるユーザも少なくあるまい。そんな方々にとって待望の320GB IDE 2.5HDDがやはりWesternDigitalから登場(型番:WD3200BEVE)した!
このブログの製品WesternDigital WD3200BEVEは |
[私は愛機モバイルノートのHDDは常に換装してきた!]
私がノートパソコンを利用するになってすでに10年以上経つ。だんだんと「寵愛」と呼ぶほど愛用するようになり、現在は愛機と呼んでいるが、2000年頃からそのHDDについては、容量を拡大するためしばしばHDD交換(所謂「換装」)を行ってきた。
●BIBLO MC923時代
4GB(標準)
(6GBくらい?)
●BIBLO MC30時代
6GB(標準)
20GB 2001/09
30GB 2003/12
60GB 2004/08
80GB 2005/08
100GB 2006/12
●工人舎パソコン時代
80GB(標準)
160GB 2007/05
●FlybookパソコンV33i時代
80GB(標準)
160GB
250GB 2008/02
我ながらよく換装して来たものだ!2003年末以降は長くて1年半以内、短ければ半年程度でHDDの容量をアップしてきたのだ。
私といえどもすべての容量を網羅していたわけではないと思うので(確か世の中には120GBのHDDとかあったと思う)、それだけ頻繁に2.5インチハードディスクの容量の大きい新製品が次々と出ていた、ということだと思う。
ところが前述のようにIDEの2.5インチハードディスクの容量の大きくなる新製品は、250GBで2007年09月にピタッと止まってしまった。それがSATAハードディスクの登場である。
[容量の大きいHDDはすっかりSATAだけに]
作成中
[うう!一年ぶりのHDDパワーアップだ!]
もうすっかりIDEの2.5インチHDDの新製品は出ないと諦めていた私であったが、そんなところに2月11日夜に
・WesternDigital WD3200BEVEの概要
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20090214/ni_cwd3200beve.html
の記事をハケーン!
キタ━━━━ヽ(・∀・` )ノ━━━━!!!!(って私は2ちゃんねる見ないんだけど^^;)
250GBの時も唯一製品を出していたWesternDigitalが今回も出してくれた!たった容量的には70GBしか増えないのだが、カツカツで苦労していた私としては即購入を決定!
上記の記事では9日に出された?ような気がするのだが私は発見したのが11日の夜。私は交代勤務なのでたまたま9日夕方から11日までは休日で、しかも奇しくも10日の昼から愛機の再インストールをしていたところだったので、この記事を2日早く知っていれば新HDDにインストールしていたのに!
[ソフマップで購入!9980円!]
翌日12日は会社が昼勤務の日(1直の日)なので通常通りの17時半過ぎに終わり、なんとか18時には会社を出てそそくさと秋葉原へ向かう。いつも1直の日はこんな感じで秋葉原に寄ることも少なくないのだがいつもは決まった用事などないのがほとんどなのでのんびりとしたものだ。しかし今日は買うものが上のHDDを含め、いろいろあるので気が急く。
上の記事では最初「ソフマップ 秋葉原 リユース総合館」しか書いていなかったので真っ先にそこへ向かう。どこかと思ったら地図で確認して中央通りのソフマップの表側から入って奥まで行ったら、裏通りに面する、TWO TOPと通りを挟んでマザボなどを扱っているコーナではないか(^^;)
ともあれそこでパーツ屋ならどこにでもぶら下がっているHDD一覧表を見るがWesternDigital WD3200BEVEはない。聞こうとしても店員さんがちょっと忙しそう。
すでに6時半で、店員が手が空くのを待つのももどかしく、ソフマップを出て向かいのTWOTOPに飛び込んで、一覧表を見るがやはりなく、店員をとっつかまえて聞くが
「2.5インチIDEの320GBはないですね」
と、さもIDE2.5インチでは存在しないかとのように曰(のたま)う。
「情報疎い店員め」
と心の中で思いつつ
「ああ、まだこちらでは入っていませんか、WesternDigitalから新しい製品が出たんですけどね」
と捨て台詞を残してTWO TOPを飛び出てソフマップに戻る。
(秋葉原パーツ屋店員ならAkibaHotlineくらい毎日読んでいてもよさそうなものだけど....–;)
アキバホットラインで流れるような最新情報だと一部の店しか扱っていないこともあるようなのでやはりソフマップで聞いてみると
「はい、確かに扱ってますし、まだ在庫あるはずですよ。一覧表の下に新製品としてチラシが垂れ下がっているでしょ」
と言われて初めて垂れ幕(というか垂れチラシ)の存在に気がつく。
新しすぎて通常のHDD一覧表に入る前らしい。とりあえず完売する前に確保すべしと「これ下さい!」と頼んで探してもらうが売り切れてしまった模様。しかし
「となりの総合館にはまだ在庫があるようです。」
とのことなので即向かう。
私はまだソフマップが本当にソフトウェア販売中心だった頃?から親しんでいるが最近では他のパーツ屋に比べると高い印象があってあまり入らなくなっていたので、総合館の上の方まで行くなんて久しぶり。総合館3Fでは意外に自作パーツを多く扱っていて驚く。
とりあえずそこでWesternDigital WD3200BEVEは無事ゲットした(^^)
その日結局ソフマップではその後1時間足らずの間に
Core2DUO E6600とか
DDR2メモリ2GB×2枚組セット3,480円とか
FDD 12枚組とか
買うのだがまたそれは別な話。(としてブログに書くかな^^;)
[インストールは全コピーで実行]
何しろつい2日前にXPの再インストールをしたばかりなので、その労力を繰り返す気力はなく、また必要もないのでLB パーティションコマンダー11【AA】で行った(2月16日)。
こんなところで吐露するのもなんだが、私が作っていたホームページ(ブログ記事ではない!)の中で未だに訪問者が多い頁として
・「Windowsの再インストールは極力避けよう」シリーズ
・Windowsの再インストールは極力避けようシリーズ3 ハードディスク交換編
があり、ハードディスク換装の際に専用のコピーツール(引っ越しツール)ソフトを使わない方法を指南しているが実はその後、私自身は専用ツールを使うようになり、現在では上述のようにLB パーティションコマンダー11【AA】を使うようになった。
このソフトはメーカーサイトの説明にあるように、容量の違うHDDへも引っ越しすることが出来る。またWindows上ではなく、CDで立ち上げて操作することも出来る。
私の勝手なイメージだがCDで起動した方がHDD引っ越し作業にパソコンの性能を最大に使えるような気がし、また引っ越しにはかなりの時間(数時間から長い場合には丸一日)かかるのでWindows上だと他のプロセスと関係で途中でハングしてしまう恐れがある。だからCD起動で使っているのだが、今回の場合には
からに引っ越しをするのに、Core2DUO E6600 2.4GHz
メモリ4GB(マザーボードASRock 775Dual-VSTAの関係上、認識は3GB)
という環境で3~4時間で済んだ。
こちらで紹介している容量認識ソフトを使って見てみるとハードディスクの中の構成は左から右のようになった。空き容量が拡大していることがわかる。(なお実際には一部のデータをドライブ間で移動している。) 左の図でもそれなりの空き容量があるが実はWindowsXPを再インストールしたばかりなのでまだ希望のソフトを全てはインストールしていない。カシミール3Dとか電子辞典エンカルタとか三国無双とかColin McRae Rally 04とか、容量を食うソフトがまだ残っており、それらを入れたら本当にギリギリか、全ては入らない状況だったろう。 |
[前のHDDはHDDケースでアプリインストイメージ保存用に活用♪]
さて取り出した前のハードディスク
であるが、実は昨月からWindows7ベータ版をインストールしたり、それをWindowsXPに戻したり、と頻繁にアプリケーションソフトをインストールすることを繰り返し、CD/DVDを取っ替え引っ替えするのがつくづく面倒だと感じていた。 私は以前から愛機にインストールするべきアプリケーションソフトのインストールCDは仮想化の為にイメージ化して複数のものをDVD-R(もしくはDVD-RW DLなど)にまとめてしまうことを実行していた。
http://dennou.stakasaki.net/jishangqi24-j.html#kirokuDVD
しかしいつの間にかそうやってまとめたソフトウェアの大部分は使わなくなり、使うとしてもまとめた中の1~2個になり、その代わりに別なCDROMが増えたり、特に最近ではDVD-ROMの形で提供されるソフトウェアがとても多くなってきた。
DVD-ROMの形で提供されてしまうとイメージにしても小さくならないので1枚のDVD-RやDVD-RW DLに複数のアプリケーションが入らないことが多い。
その結果「インストールCDを取っ替え引っ替えしなくても数枚のCD-Rで必要なソフトをほとんどインストールする」という状況から程遠くなってしまい、先月今月のインストールではかなりのCD/DVD-ROMを取っ替え引っ替えすることになってしまった。
で、考えてみればもはやCD/DVDの形ではインストールメディアを持たず、外付けHDDにインストールCD/DVD-ROMのイメージをまとめておけば良いではないか、今更ながらつい先日気がついた。
ということでそのために2.5インチハードディスクを「わざわざ」買おうかと思っていたところだったので、今回
に換装した結果、余ったをこの目的に流用することにした。 さて、IDE2.5インチハードディスク用のケースとしてお勧めする製品が以下の製品だ。
玄人志向の製品なのだが出し入れが簡単なのが特徴。で上では何故かケーブルも一緒に紹介しているがこれはなぜか?
HDDケースは通常HDDに電力を供給する必要があり、昔から
- 別にACアダプターを接続する。
- USBケーブルのパソコン側が二股に分かれていてパソコンの2つのUSBスロットを利用することで電力供給とデータ交換を行う。
- 一本のUSBケーブルで電力もデータ交換を兼ねる。
だがケーブルとパソコンの条件が整えばケーブル一本で足りる場合があり、上のエレコムの短いケーブルだとその可能性が高いのである。
ということでパソコンと結ぶのに、長い、しかもパソコンのUSBスロットを2つも占めるもので良ければ付属のケーブルで良いと思うが、それに不満を感じる人は上のエレコムの短いケーブルを買うことを是非勧める。(ただしどんなパソコンの環境によっても可能かは分からないのでうまくいかなかったらゴメンナサイ。コメント欄での報告をお願いします。)
[きっと半年以内に512GBのSSDが出るに違いない!]
実は2.5インチHDDのIDE版を諦めかけていたのはもうSSDで前述の250GBを上回る製品が出るのが目前になっているからだ!しかもSSDではHDDと違い、しっかりとIDEの製品が出続けている!
・IDE-SSDの高速/大容量モデルが発売に
256GBが54,800円もするが私は512GBが出たら3万~4万程度なら買おうと思っているのだ。今回の
WesternDigital WD3200BEVE
はそれへの繋ぎでしたないが、繋ぎで1万円以内の新製品ならば安いものである。(今まで私が買ったHDDでの高かった値段は2~3万だったと思う。)
このブログの製品WesternDigital WD3200BEVEは |
(「愛機のHDD換装の為、775Dual-VSTAをCore2DUO E6600にて復活」に続く)
(「キター!512GBのIDEのSSD」みたいな記事に多分続く)