デジカメ購入(1)前のデジカメCOOLPIX L12とスマートフォンのカメラ達

 デジタルカメラを5年ぶりに買い換えた。携帯電話(PHS)やスマートフォンのカメラ機能のことを除けば、デジカメはこれが3台目になる。今回買った機種は
Canon PowerShot SX150 IS
である。

[推敲度 2/10]
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 この一連の記事では
・前のカメラのこと、そのカメラと平行して使うことになった5機種のスマートフォンのカメラ機能のこと
・スマートフォンのカメラ機能が高機能化する中においてもデジタルカメラを併用することに決めた理由
・今回のデジタルカメラの選んだポイントとPowerShot SX150 ISを選んだ経緯
・PowerShot SX150 ISの感想
などを書いていく。

 本記事では前のカメラと、それと平行して使うことになった5機種のスマートフォンのカメラ機能のことについて書きたい。

[前のデジカメの思い出]

 前のデジタルカメラの機種は
Nikon COOLPIX L12
であるが、記録を見ると2007年年10月に買ったようなので5年弱使ったことになる。当時使っていたデジカメ
Canon PowerShot A50
が不具合が出てきて、しかも性能が高くないのにごつくて少し重たいことに嫌気が差していた。しかも再就職して4ヶ月目ほど経ち、プライベートと職場兼用の、軽くてソコソコ性能の良いデジカメの必要性を感じていた。

 よく覚えているのだが当時欲しいデジカメのコンセプトが明確にあり、
光学ズーム3倍以上」「乾電池使用」「手ブレ認識あり」
というもので、もう一つがおまけで
「ポロシャツの胸ポケットにも入るようなコンパクトなもの」
というのが希望だった。それらを満足させる機種は限られ、下準備段階でNikon COOLPIXが挙がっていたところへ、型落ちが秋葉原のガード下で安売りをしていたところに飛びついたのだったと思う。

 そのカメラ
Nikon COOLPIX L12
はこの5年弱、仕事でもプライベートでもかなり使った。レンズを変な形で押し込んでしまい、壊れかけたことも何度かあったが、押し込み直してみると忘れたように元に戻った。日本製は頑丈だなあ、と感心したものだ。

 致命的な破損はなかったが、随分ガタも来て、最近は飛び出したレンズを引っ張らないとピントが合わなかったりする不具合も出てきた。友人からは「壊れてるんじゃん!」と言われる始末。確かにレンズを引っ張らないと撮れないカメラなど、人に「撮ってくれ」と頼めるしろものではなかった。

 だがその一方でデジカメの存在意義はこの5年間で明らかに低下してきていた。デジカメが不要になってきたのではない。カメラ機能を持つスマートフォンの台頭である。

[スマフォカメラとの共存]

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 ここ最近、携帯電話やスマートフォンのカメラ性能が著しく向上している。私の場合には携帯電話ではなく、スマートフォン(高機能携帯)であるが、本当に最近のスマフォのカメラの性能・機能は良くなってる。
 私が使ってきたカメラ付きのPHS、スマートフォンは全部で6機種で

京ぽん2ことWX310K(DDIポケットorウィルコムのPHS)
HTC Touch Diamond (S21HT、イーモバイル)
HYBRID W-ZERO3 (WS027SH、ウィルコム)
htc EVO WiMAX ISW11HT(au)
GALAXY SII WiMAX ISW11SC (持ち込み機種変更)
HTC J ISW13HT(SIM差し替え)

であるが、最初に使用したカメラ付きPHS「京ぽん2」こと「WX310K」のカメラ機能はまあおもちゃみたいなものだった。フラッシュもほとんどないに等しいし、解像度も悪い。手持ちにカメラが無くてどうしてもその場で記録を撮りたい時に使用した程度で、日常的にはほとんど使ったことがない。

 2009年4月に買った初めてのスマートフォンHTC Touch Diamondになって、カメラ性能は随分ましになったがそれでも大して変わらなかった。暗かったり、ぼやけた映像が多かったように思われる。

 WILLCOMのスマートフォンHYBRID W-ZERO3になると、そこそこ使えるようになり、特にパノラマ機能は自分のデジカメにはないものだったので面白かった。カメラのシャッターボタンまでついていて、携帯電話やスマートフォンのカメラ機能が将来デジカメに取って代わることを予感させた物だ。しかしそれでも基本的にはカメラで撮った方がピントや解像度が上で安心感があった。

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HYBRID W-ZERO3についていたパノラマ写真機能。
面白いことは面白いが常用する機能ではなく
カメラを含め使い勝手の良いスマートフォンではない。
特にAndroidが謳歌する世の中では。

[デジカメの存在を脅かし始めるまでに]

 私の中で、スマフォのカメラがデジカメの存在を脅かし始めたのは2011年4月に買った
htc EVO WiMAX ISW11HT
を使い始めたときだ。

 それまで、同じ記録を残すならスマートフォンでよりもデジカメの方が綺麗、安心感がある感じだった。しかしEVOの頃から「別にスマートフォンでもいいかな」と思うような性能になってきたのだ。

 しかもデジカメは私にとって「絶対に」身につけているガジェットではない。日常でも、会社でも身につけるのを忘れることがしばしばある。それに対しスマートフォンは(電話機と言うこともあり)必ず身につけている。しかもすぐに出せるようにしてある(電話が鳴ったときに取らなければならないし)。
 日常の中で「撮りたい」とふと感じたときに必ず身につけているのはスマートフォンの方だったのだ。

 だがそれでも、デジカメとスマートフォンの両方があるときに、確実に綺麗で、ピントのあった、明るい写真を撮れるのはデジカメの方であった。特にフラッシュに関してはスマートフォンのフラッシュ(ストロボ)はかなり貧弱だ。
 そんなわけで、具体的な数字を取ったわけでは、EVOの頃には気分的には半々で使い分けていたように思う。

 それが2010年4月に買った
GALAXY SII WiMAX ISW11SC
続いて買い換えた
HTC J ISW13HT
となると一層スマートフォンでのカメラを重宝するようになる。

(「スマフォカメラの長所とそれでもデジカメを手放せない理由」につづく)

最終更新日 2012年8月29日 14時08分