パソコン購入に関するアドバイスを欲しいという質問をよく見かけますが、パソコンの種類は多種多様ですので、まずは使用者がどんな機能を望んでいるかが大事になります。
もしノートパソコンの必要がなくて、そしてデスクトップパソコンの中から選びたい、そして特にそれ以上に細かい要望がない場合に、私がお勧めする観点は「拡張性が高いもの」ということです。これについてこの記事では書きます。
パソコンというのは多くの人にとって安い買い物ではありません。普通、新品で購入する場合には15万~25万はするのが普通です。そうである限り、一度買ったらばなるべく長く使いたいと思うのが普通の心情かと思います。
(もしもあなたが新しい製品を2,3年置き、もしくはそれより短い頻度でも、必要であれば15万~25万でパソコンを買い換えることを全く厭わない方の場合には、あまりお役に立つ記事ではありませんので、この記事は参考になさらなくて結構です。)
ところがパソコンの世界すなわちコンピュータの世界というのは現在でも大変進歩の早い世界で、これは他の電気製品とは比較にならないほどです。そうである場合に「一度買ったものをなるべく長く使えるようにする」という観点で見た場合に重要な要素が「拡張性が高いもの」ということなのです。
[大手メーカが大々的に売っているものは...]
現在、大手メーカ(特に日本メーカー)が大々的に、といいますか、全面的に売っているパソコンというのは、残念ながら「拡張性が高いもの」でないのが普通です。その理由には以下のようなことがあるでしょう。
- 拡張性が高い製品はどうしても大型になり、見た目には野暮ったいものが多い。メーカが売る際にあまりデザイン的に格好良くない。
- メーカとしてはユーザには「長く」「拡張しながら」使って貰うよりも定期的にゴッソリ買い換えて貰った方が良い。資本主義社会下の企業としてはやむを得ない面がある。
- 拡張性が高くすると現在もっとも安いパーツ等を使うとは限らないため、コストを最小限に抑えることがしにくい場合もある。
私としては意地悪な見方なのですが、2番目の観点で疑っており、その結果、メーカの勧めで安易に買うと得てして苦い思いをすることになったり、あるいは数年しか使っていないのに「それをするにはパソコンを買い換えないと駄目です」と言われる羽目になります。
その典型が、所謂「モニター一体型」(もしくは専用モニター付き)と呼ばれるパソコンです。個人的にはいろいろな意味で絶対に勧められません。
[自作パソコンは究極?の拡張性が高いパソコン]
「拡張性が高い」という点での究極と言えるのが、所謂「自作パソコン」なのです。「自作パソコン」というのはパソコンの基本パーツそれぞれを自分で購入して、それらを繋げ合わせて一組のパソコンに作り上げること言います。(誤解する方がいるようですが、単にパソコンを改造、拡張したりすることではありません。)
残り未稿
[デスクトップパソコン=拡張性が高い、ではありません]
未稿
[ノートパソコンは基本的に「使い捨て」]
未稿
[メーカ製の中でも拡張性の高い機種はないことはないが...]
●NEC(日本電気)
2007年5月現在、タイプGシリーズのさらにMTシリーズ
●富士通
個人向けでは、無くなった?
(個人でも買えるはずだが)法人向けラインナップにはESPRIMOのWシリーズがある模様。
http://www.fujitsu-webmart.com/pc/ui6000
●日立
個人向けでも法人向けでも、無くなった?
●IBM(Lenobo)
う~ん、IBMもなくなったか...
●東芝
TOSHIBAは個人向けにはノートパソコンのみ。法人向けにも
●SONY
拡張性の高いものとしてはSonyStyleのR Masterシリーズ
[BTOメーカのもの]
●エプソンダイレクト
●DELL
デスクトップパソコン
●ヒューレッドパッカード
デスクトップパソコン
コメント
メーカー製BTO機の拡張例です。NECの「PC-GV28WTZG1」を拡張しましたが、マザーボードのBIOSが公開されていないため、CPUの換装はできませんでした。また、別のHDD(OS)を組み合わせると、オンボードのイーサネットコントローラのドライバを入れられなかったため、別途LANカードが必要でした。