[主張] 大好きな作品があるあなたへ~Youtube、P2P、違法コピーの問題性

皆さんは音楽や映像作品から何を受け取りますか?

心を弾ませてくれるような音楽がありますか?

好きで好きでたまらない曲がありますか?

本当に素晴らしいと思う映画がありますか?

何回見ても飽きない、そんな映像作品がありますか?

それがあるから人生って素晴らしい、そう思う作品たちがありますか?

もしそれらがある場合、作った人たちのことに思いが至りませんか?

 それらを作ってくれた人が世の中にいて、作られたものがCDやDVDあるいは他の形で提供される。
 その人達が作品を作れるのはCDやDVDが売れてこそです。

 そういう作品を作ってくれた人を応援したい気持ちにはなりませんか?

 もしかすると、応援することで、もっともっと自分が好きになる曲や作品を作り続けてくれるかもしれない、そうは思いませんか?

 YoutubeやP2Pのシステムには、本来ならばDVDで買わなければ見られない、もしくは正規のルートでレンタルしなければ見られない作品が多く「落ちている」そうです。

 誰だってタダで見られれば嬉しいでしょう。けれども、もしあなたがその作品を本当に素晴らしいと思うのならば、それをタダで見てしまうというのは、その作品の制作者に対して、むしろ裏切りの行為になるとお感じにはなりませんか?
 自分さえタダで、もしくは安価に入手できたらいいのでしょうか?

 本当にそれぞれの音楽や映像を愛するなら、そのような方法を気軽に取る気にはならないと思うのですけどね。

 あなたは本当に心からその作品が好きなのですか?

[作家たちを応援するために]

 以下、作品とは
・音楽(曲)
・映画
・書籍(本、コミック)
・ソフトウェア
などを指します。

■少しでも応援になる方法

◎その作品を一般公開の場所で鑑賞しにいく(映画上映コンサートなど)
◎その作品のDVD、LD、ビデオを新品で買う
◎その作品の関連グッズを新品で買う(サウンドトラック、グッズ←無論、オフィシャルなもの)

○その作品を作った作家(アーティスト)さんの、他の作品のDVDなどを新品で買う
○その作品のDVD、ビデオなどを正規のレンタル屋さんで借りる(友人等に借りることは、これには該当しません。後述の通り。)

■応援になるか微妙な方法

△その作品を中古で買う(微妙)
△その作品が新品で入手できないか、小売店や販売元に尋ねる(かなり微妙...というかならないかも)

 なお、すでに新品で出回っていない場合には中古の製品の入手もやむを得ないのが現実です。その場合にはなるべく同じ作家さんの新しい作品などを新品で買うよう努力しましょう。

■応援にならない方法もしくは応援どころか裏切りになる行為

×その作品のDVDやビデオを友人知人に借りる
×その作品のDVDやビデオを友人知人に貰う
××その作品のDVDやビデオのコピーを友人などに貰う
××P2PすなわちたとえばWinMX、Winny、LimeWire等を通じて手に入れる
××インターネット上(Youtubeなど)に無料で落ちているものを観たり聞いたりする

×××××その作品のコピー、映像などを丸ごとネット上に流す

[法律さえ守ればいいのかな?]

 未稿

■著作権に関して参考になるサイト:

CDレンタルと著作権について
 http://cdvnet.jp/modules/rental/

格安DVD販売認める 「著作権消滅」と東京地裁
 http://www.asahi.com/business/update/0711/146.html
DVD化で揺れる人気映画の2次利用
 http://www.yomiuri.co.jp/net/feature/20060802nt06.htm

「著作権について~マンガとの関係~」
 http://www.linkclub.or.jp/~yoo/copyright/
「しゅんしゅんの著作権講座」
 http://www.geocities.jp/shun_disney7/
「ネットワーク時代の知的所有権入門」
 http://www.imasy.or.jp/~ume/copyright-ml/inetmag/index-j.html

「ネット環境下の著作権と公正利用(フェアユース)」
 http://www.nic.ad.jp/ja/materials/iw/1997/proceedings/fujimoto/fairuse.html
「引用と著作権の問題を考えるページ」 (アーカイブ)
 http://web.archive.org/web/20010806152337/www.geocities.com/poli_wag/
「パロディ・モンタージュ写真事件」
 http://ensis.jura.niigata-u.ac.jp/~w-semi/resume1998/paro.html
「聖書と著作権」
 http://park10.wakwak.com/~ebible/bsrch/chosakuken.html

「著作権至上主義は文化の衰退をもたらす」(アーカイブ)
 http://web.archive.org/web/20051104053819/hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20011130204.html
「著作物は誰のため? 作品の再利用をめぐる米国の現状」(アーカイブ)
 http://web.archive.org/web/20040603091030/hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20021018207.html

「Yahooアンケート:動画共有サービスが人気ですが、あなたは使ったことがある?」
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php?poll_id=625&wv=1&typeFlag=1
「Yahooアンケート:YouTubeで動画を視聴するときに、著作権侵害を意識したことがありますか?」
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php?poll_id=140&wv=1&typeFlag=1
「YouTubeに違法投稿された動画、「問題ない」との意見が8割以上」
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20343597,00.htm

「YouTubeの可能性と危うさ」
http://www.itmedia.co.jp/news/topics/youtube.html

「日本の著作権関係23団体・事業者の要請で、YouTubeが約3万の著作権侵害ファイルを削除」
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20282707,00.htm
「YouTubeの著作権侵害問題–ある映像制作者が抱える不満」
http://japan.cnet.com/special/media/story/0,2000056936,20195547,00.htm
「YouTubeの存在は、罪でしかないのか」
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20347315,00.htm

最終更新日 2006年11月28日 23時29分

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コメント

  1. dj s より:

    いやあ この記事は納得できないね。買うほど見たくないから、借りるわけで、それを裏切り行為だなんて。。。
    だったらレンタル屋は、裏切屋ですか??

  2. 管理人 より:

    上記dj s氏のコメント内容ですが、正規のレンタルショップで借りることについては「少しでも応援になる方法」に分類してあります。私の文章を斜め読みし、思いこみだけで批判コメントをされたようで甚だ残念であります。

  3. 大賛成 より:

    まったく管理人さんがまっとうで正しいです。youtuveはメディアそのものの魅力よりも著作物を無料で横流しする輩の手を借りて成長していると言っても過言ではないと思います。

  4. 鳥取の古本屋 より:

    長文なので分割します。
    私も、違法な複製を容認はしておりません。
    しかし、中古への訝しげな視線と友人からのリースを批判するのには頷けません。
    自分の商売と離れた視点から見たとしても、とてもではないですが頷ける物では有りません。
    良い作品を知る手段の一つが友人からのリースです。
    近しい人が読んで、見て、面白いなら、ハズレであることも少ないからです。
    友人の薦めで漫画やラノベを借りて読み、そこからシリーズをフルコンプリートというのは良くある例だと思います。
    私が高校時代に必死で揃えたラノベと漫画は殆どが友人から貸してもらったことのある作品でした。
    また、経済的に全てを買うことは出来ないが、友人が持っているというのなら、
    一時的にでも見せてもらうことに関しては咎め立てるべきではないでしょう。
    (以下続く

  5. 鳥取の古本屋 より:

    (先の続きです
    新品で入手できない物に対する最善の策が正規品の中古です。
    「収集中のA氏著の作品Bは欠巻があり、それは既に絶版である」様な時は、
    どう有っても中古に頼らざるを得ません。
    「その作品を見たい」のに無いからと同じ作家の他の作品を買った所で、しょせん充足できる物ではないからです。収集欲が強ければ尚更でしょう。
    確かに作家に利益が行かないという点では薦められた物ではありませんが、
    新品で手に入らない物である以上は容認されるべき事かと思います。