(「究極のBluetoothモバイルマウス」記事からの続き)
Bluetooth機器は価格が高いものがまだ多く、それも敷居が高かった理由だが、先日秋葉原のT-Zoneでブルーテュースのヘッドフォンマイクが3000円弱で売られているのに気がつく。
[店頭で半ば衝動買い?BTヘッドフォンが3000円!] 売っていたのは
ロジテック LBT-HP100C2
http://www.logitec.co.jp/products/bluetooth/lbthp100c2.html
という製品なのだが、「週末特価」と書いてあり、確かにこの3000円というのは、青葉(Bluetooth)ヘッドフォン製品としてはかなり安い気がする!
そこで思わず購入してしまった。(ちなみに後でBlessで平日に同額なのを発見。汗)
そもそも、コードの付いているヘッドフォンとかってずっと使っていると半年くらいでコードが痛んで壊れてしまうことが多い。すなわち「使い捨て」という思いがあるので、高額な値段を出す気にならないのだ。
でもでも、耳掛け型ヘッドホンならあまり外に持ち歩かないような気がするので長持ちするかもしれないし、しかも上記製品は「ヘッドセット」すなわちマイクも付いたヘッドフォンマイクであり、外で使わなくてもスカイプなどをするときに使えるので無駄になりにくそうだ。しかも3000円ということならまあBluetoothのヘッドフォン・ヘッドセットを初めて試すつもりでの購入なら、許せる範囲かな、という感じを抱いたわけである。
[WindowsXPデフォルトではプロファイルAVRCPは対応せず]
で使ってみたところ、私はBluetoothをWindowsXPの標準機能で使っていて、Blutooth用専用ソフトを使っていなかったのだが、そうするとこのヘッドセットがうまく認識できない。おかしいな、と思って調べてみるとWindowsXPデフォルトではBluetoothヘッドセットに必要なプロファイル(ドライバーのようなもの?)をサポートしていないらしいことに気がついた。
・Windows XP SP2 で の Bluetooth の動作と使用方法
http://support.microsoft.com/kb/883736/ja
仕方なく、Flybookを購入したときについていて早々にアンインストールしたBluetoothソフト「Bluesoleil」を再導入する。このソフトをアンインストールしていたのはOSの起動や通常時の動作が重くなる気がしたからなのだが....
とりあえずそのことは置いておいて購入したヘッドフォンマイクを使うためにBluesoleil導入してみた。
[Bluesoleilでの接続手順と製品の使い方]
この製品LBT-HP100C2はプロファイルが
A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)
HFP(Hands Free Profile)
HSP(Headset Profile)
の4つに対応しており、すなわち音楽用ヘッドフォンとしても、会話用ハンズフリーヘッドセットとしても使えるようになっている。
実際にはパソコンで操作する際はどちらを使うか選択するように出てくる。
すなわち機器の認識は最初にペアリングの必要があるが、一旦認識させれば登録されるので、次に使う際にはBluesoleilの画面を出し、ヘッドフォンのアイコンをクリック、そうするとヘッドフォンのアイコンとハンズフリーヘッドセットのアイコンの両者が点灯するので、どちらかをダブルクリックすると接続が行われる。
ヘッドセットの電源を入れるとすぐに自動認識しないのは少々不便だがまあ上の程度なら私は許容範囲だ。
本製品LBT-HP100C2の具体的な操作方法であるが、製品には電源ボタンとリモートコントロールボタンがついており、電源の長押し(4~5秒)でON・OFFを行う。4~5秒というのは操作すると結構長い時間のだが、この手の機器の電源はペアリングしていなければ待ち受け時間は結構長いのであまりこまめに電源を切る必要はないのかな?などと思ったりする。
コントロールボタンでは音量と曲送り・曲戻しなどが出来る。こういう製品の場合、音量については大概機能するが曲送り・曲戻しについてはプレーヤー側が対応していないと受け付けない(これについては後述する)。
ペアリングの際には電源ボタンとリモートコントロールボタンを同時に3秒以上押す。ただしこの操作は前述の通り、最初だけで良い。
[モバイルで鑑賞の際に思った以上に快適!]
そんなこんなで使い始めてみたのであるが、これが意外に快適なことに気がつく。
私はお気に入りのDVD映像とかを街中でもモバイルパソコンで立ち上げてパソコンの画面の隅に置いていたりするのだが、今までは音を聞くためには有線のイヤフォンを差さなくてはいけなかった。
それがBluetoothによりワイヤレスで済むようになり、使い勝手が結構良くなったのだ。電車の乗り換えなどでパソコンを一時的に鞄に入れる場合でもイヤフォンのケーブルが邪魔しなくて済む。
たかがワイヤレス、されどワイヤレス。
使い始めてみるとやっぱり有線に比べて結構快適なのだ。
写真にある有線のヘッドフォンでは結構鬱陶しいことがままあり、
一方でワイヤレスヘッドフォンの場合には
繋げたままで鞄にさっと入れられたりする。
しかもBluetooth機器は同時に複数の周辺機器が使えるので、このヘッドフォンを使いながら京ぽん2=WX310Kでダイヤルアップ、などというのも出来ちゃうのである!
[スカイプ用ヘッドセットとしても活躍!]
そんなことを思っていた矢先、久しぶりに台湾の友達が連絡してきてスカイプで話すことになった。
スカイプを使うのは久しぶりで、愛機がFlybookになってからは今回初めての導入となる。実は以前の愛機、BIBLO MC/30や工人舎パソコンの時にはSkypeを使う場合、なるべくモバイルノートを使わず、通信の安定さを最優先するためにデスクトップパソコンで使うようにしていた。
今回、このヘッドセットを試したかったこともあって、モバイル愛機であるFlybook v33iでSkypeを行ってみたわけであるが、正直、使う前にはこのヘッドセットLBT-HP100C2は耳のところにマイクがあるので、ヘッドフォンマイクとしてきちんと使えるのか、かなり半信半疑であった。
だが実際に使ってみるとなんの支障もなかったのだ。相手も特に声などは小さくないという。すなわちこの調子だと今までデスクトップパソコンで行うようにしていたスカイプも、愛機のモバイルパソコンで行って全く支障がなさそうである。
もっとも今回は静かな部屋の中で使ったので、周りの音がかなり入るようなところでのこのヘッドセットの使い勝手は分からないが。
[パソコンのプレーヤソフトでもっと活用する!]
前述のようにこのヘッドセットにはコントロールボタンがついていて、プレーヤー側が対応すれば曲送り、曲戻しなども出来るようになっている。
これに関しては私はてっきり携帯電話やポータブルオーディオでのみの話かと思っていた。ところが....
rabbitgray氏のブログ
「DRC-BT15PとBT-microEDR2で操作できるPCソフトを調べる。」
http://rabbitgray.blog99.fc2.com/blog-entry-59.html
でパソコンのプレーヤでも使えることに気がつく。すなわちパソコンの音楽ソフトで再生しているとき、Bluetoothのヘッドフォンの操作で曲送り、曲戻しなどが出来るそうなのだ!
ということで、私も調べたところ
Winamp 5.5.3.1
Windows Media Player 10
では曲送り、曲戻しが使えた!....のだけれども上のブログ記事では使えるとなっている
foobar 2000
では使えなかった。
私はパソコンの中のMP3をフォルダ構造で管理しているので、Fittleを愛用しているのだけど、上の記事を読んで、Fittleと同様にフォルダ構造での管理が出来ると聞いたことのあるfoobar2000を導入してみたのだけど、非常に無念ながら私のところではfoobar2000でBluetooth機器(LBT-HP100C2)の制御が使えなかった。
普段、ポータブルプレーヤを聞いているとき、曲送り・曲戻し、音量の調整はとても行うことが多く、そのたび毎にプレーヤをいじくらねばならないのを不便に感じていたのだがそれが耳元で行えるとなるととても便利だ。まあこれについてはまたの機会の課題としよう。
コメント
お世話になります。とても良い記事ですね。