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[映画]スターウォーズのAT-ATが好き!(コマ撮りアニメ)
で映画「スターウォーズ」に出てくるAT-AT(Imperial Walkerまたはスノーウォーカー)が好きと述べたが、好きになってこの1~2年、AT-AT関連の商品を買うようになってしまった。
私のブログでは、それらの各コレクションと買った経緯などを紹介していくことにしたい。
まずは比較的大きな模型で、是非「皆様に愚痴りたくてしょうがなかった」品を紹介しよう。
[一体これはなに?]
前の記事でmixiの「AT-ATコミュニティ」に入ったことを述べたが、そこで2005年9月上旬、下のような写真付のの商品(←リンク先はamazonの製品サイトであるが、現在では何故か写真が載っていない)がAMAZONで売られ始めたことが紹介された。
その時には(現在と違い)ひどくシンプルなタイトル「Star Wars AT-AT Walker」(スターウォーズAT-ATウォーカー)となっており、著者として「Wizards of Coast」、扱いはハードカバーの書籍として売られていた。それ以上は何も細かい説明がない。値段は4949円で、予約受付中になっていた。
mixiに投稿してくれた方がその時の画像をキャプチャーしてくれていたので、それを見て頂いた方が分かり易かろう。
さて、皆さん、これを御覧になって、一体これは何だと思うであろう?
本の分類に入っておきながら、画像はどう見ても立体の模型である。しかもデカそう。
これを見せられた私は、気になって仕方がなかった。というのも、レゴの小さいATATでコマ撮りアニメを撮ったりしていた私は、比較的大きいサイズのAT-AT関節可動模型、それもレゴではないヤツが欲しいと思い始めていたからだ。
上の報告がされてしばらく後、様子を見ていたが、商品は予約受付中のままで変わらない。「もしかすると一定数予約が取れたら販売開始なのだろうか」という、勝手な妄想で自分に言い訳をしながら、とりあえず予約をしてみたのが情報入手2ヶ月後の2005年11月。
[予約キャンセルがし易いamazon]
amazonを使ったことのある人なら知っていると思うが、amazonでは発送前なら結構簡単にキャンセルが出来る。すなわち注文、発送、到着という流れであるが、発送の前にキャンセルすれば購入者は何の損失もなく、違約金も払わなく済む。
勿論、インターネットでの注文、キャンセルなので24時間受け付け可能だ。
普通の店であればお店は客から予約や注文がされた時点で、問屋などに注文手続きをするであろうから、予約した人が買わないと恐らく店頭在庫になってしまう。人気絶頂の品ならともかく、私が買うような(マニアな、汗)商品が店頭で別な人に売れることなど、普通は見込みが立たないだろうから、その店にとってはキャンセルは迷惑な話に違いない。
けれども、amazonは全国規模で一店舖であるから、たとえ自分がキャンセルしても、そう遠くない先に買う人がきっと現れてくれる可能性が高いだろう。だから、キャンセルといってもamazonにとってはそれほど迷惑なことではないように思われ、しかも機械での自動化システムが整っているから、キャンセル手続きで手を煩わされるamazon内部の人もそんなに多くないに違いない(....と期待する)。
ということで、普通の店なら予約キャンセルなんて言うのは、頼んだお店に申し訳なくてなかなか出来ない小心者の私も、amazonなら結構あっさりキャンセルできるのである。
[発売は半年先!?大きい模型は嫌いなのだが...]
しかもこの商品、2005年11月頃になると、販売予定日の表示が2006年11月になっていた。1年以上後である。なんとも悠長な!
すなわち考え直してキャンセルする時間は1年もあるではないか!一年だよ、一年!
こうなっては、たとえ買わなくても
「世の中にはスターウォーズのAT-ATに注目するファンがいるのだぞ」
とamazonに見せつけるためにも、とりあえず注文しておくしかなかろう!っていう気分になった。
ちなみに、私はこの手の大きい模型は好きではない。
それは狭い住まい(畳み六畳+キッチン1畳)で場所を取るから。部屋の中に大きい分解できないものがあると鬱陶しいし、見る度に引越などのことを考えてちょっとブルーになる。
そんなわけだから、私の部屋には大きい模型はない。
そもそも模型などと言う、非実用的なもの自体、あまり好きではなく、その類は昔は中国青銅器の模型くらいであった。
だが普通サイズの模型に関しては、ここ数年の間にガンダムの水陸両用モビルスーツ
しかし嵩張る大きい製品は鬱陶しそうでやっぱりイヤだ。
そんな思いもあったから、キャンセルする可能性を濃厚に想定しながら「とりあえず」予約注文だけ、したのである。
[ゲームのコマ?...でも]
その後もまもなく、mixiのコミュで貴重な情報が流れた。
> これはゲーム用のコマの一種ですね。
> 向こうで流行っているゲーム用のコマとしてスターウォーズ各キャラの
> フィギュアがトレーディングフィギュアとして売っている
> んですが、そのフィギュア(2cm位?)に合わせてAT-ATを
> 作ったらこんなサイズになっちゃった、という事のようです。
> コマにしちゃでかすぎ?
> ゲーム用品だから書籍扱いなんですね。
ということらしいのだ。
また、以下のような情報もあることに気がつく。この情報から高さ約33cm、長さ38cmらしいことが判明した。
この写真で関節が動かないことは決定的になったが、写真を多く見せられてもカッコイイ印象は全く変わらないし、今までに世に出ている大きめなAT-AT模型に比べても大変美しく思われた。
しかもそれが入った箱も爽やかな空色を基調としたデザインで、非常に素晴らしく感じられる。
そこで、とりあえずは予約キャンセルせずにそのまま置くことにした。何より、キャンセルするかどうかを考える期間が1年間もあるのだから....
[かなり大きいスノーウォーカーの模型は...]
先ほど「今まで世に出ている大きめなAT-AT模型」と書いたが、スターウォーズAT-ATウォーカーの模型に関し、この大きさ以上のものはあまり多くない。
まず一番普及しているものとしてケナー社のものと、レゴの製品がある。
これらの大きさはよく分からないのだが、いずれにせよまず前者のケナー製はあまりに頭が体に対して大きくて何だかATATらしく全然ない。スリムなATATウォーカーらしく「スクっと」立っているというより、なんだか歩く度に頭が重くてふらふらしそうだ。可哀想に「AT-AT犬」なんて紹介されている頁もあった気がする。(といいつつ、その表現に笑ってしまったが。)
後者のレゴは結構壮観な品なのだけど、あくまでレゴはレゴでしかなく、イマイチだ。(レゴファンなら特に嬉しいのだろうけど、私はそうではないし。)
実はAT-ATの模型についてはトンデモないしろものが売られている。すなわちマスターレプリカと呼ばれる精巧な模型で20~25万もするらしい。
これは高さ48cmもある。だがいくらなんでも私はこれは買えない。しかもこれも関節可動じゃないし。
そうやって見てくると今回の品はサイズ高さ33cmで5000円強なら、ほどよく可愛いもんかあ、と思わないでもなかった。
ということで、予約したまま置いていたところ....
[何が一年後じゃあ~!]
それから一ヶ月も経たぬ2005年12月02日、amazonから「発送しました」のメールが....
何か読み間違ってしまったかと、慌てて注文時のメールを確認するが私の勘違いではなかった。
発売は2006年11月発売だったのじゃないのか、ゴラァ!
ということで、一年間じっくり考えるはずが、注文後一ヶ月と立たないうちに、どでかい荷物が六畳半の我がさび住まいに届いてしまったのだ!
「amazonに一杯喰わされた~」という感が強かったのは言うまでもない。
[届いてみると...]
もう発送されてしまったモノは仕方がない。
amazonでは返品も比較的簡単に出来るらしいので、最悪到着後に返品という手もなくはないし、今回の場合、amazonにも落ち度があると思われるのでクレームを言おうと思えば出来たが、「キャンセルするつもりだったのに」とは少々言いにくいし、まあもう発送されてしまったからにはとりあえず待つしかなかろう、という気分になった。
で、到着。
でかい。
商品がamazonの箱もでかかったが、ライトブルーの、目に眩しい紙箱もデカい。
「狭い部屋にこんなにデカいの置いておけるかぁ!、ゴラァ」
って感じがやっぱり最初はした。
まあ仕方ないなあ、しばらく様子を見て、やはり気にくわなかったらヤフオクで叩き売ろう。そう思って部屋に置くことにした。
私の部屋は狭い上に棚が少ない。棚を買うのをケチって段ボールで本棚や普通の棚に代用しているのだ。そんなわけでこんな模型、置くところもないので、仕方なく自作パソコンの上...に置いてあるフラットベッドスキャナの更に上が、ATAT君の居場所になった。
[結局、AT-ATウォーカー君は...]
結局南極、スノーウォーカー君は私の家にそのまま居座ることになった。
関節は予想通り全く動かないのだが、事前にたっぷり写真を見ていて想像していたようにフォルムはとても素晴らしい。
入っていた箱も、紙箱でこそあるけれども、鮮やかな空色で、手抜きのない、そのままショーケースに出来るような箱であった。AT-ATが歩いた雪原の空をイメージさせる、これ以上ないくらい、スノーウォーカー雰囲気ぴったりの箱である。
箱の方は置き場がないのでとりあえず仕舞ってしまったが、模型本体の方はパソコンの上に居座り続け、時々見つめてはわずニヤけてしまうようになった。(ニヤける理由が、その雄姿に惚れてか、買った経緯を思い出してなのかは自分でも定かではない。)
その後、私は引っ越しをして、新居で6畳部屋ながらもスチールラックの大きな棚を買ったおかげで、AT-AT君は棚の上に正式な居場所をキープし、今に至っている。
とりあえず売られる心配は当分無くなったようだ。
一つ教訓になったことは。
言うまでもない、
「amazon恐るべし」
ということである。
以上だが、お買いになる方はこちらからどーぞ。
現在は製品タイトルが
Star Wars AT-AT Imperial Walker: Colossal Pack (Star Wars Collectable Miniatures Game Accessories)
という名称に変更され、製品解説(英語だけど)も付いて、少しは...というかかなり分かりやすくなっている。ただし日本では中古でしか買えないみたいだけど。
(つづく)