(2)からの続き。
そんなこんなで、再度のランチャー探しが始まった。
[見た目からランチャーを探す]
だがランチャーは本当に種類が多く、自分の要望に合うのを探すのはかなり面倒であった。
特に、今回のランチャーについては見た目にもちょっと拘りたいと述べた。見た目が良いか否かというのは一般には説明の中に明確に書いていないことが多いので、そのようなランチャーを探すのは尚更難儀である。
もっともランチャーについてはVectorのサイトではピックアップされて「レビュー」で取り上げてられているものが大変多く、その点は便利だ。Vectorのレビューでは必ず画像を掲載しているので、ランチャーの見た目を概観できるからだ。
しかしながらそれらのレビューを一通り見ても、いまいち満足出来るものが見あたらなかった。
そうなるとそこで紹介されていないものから見つける必要があるが、数多のランチャーソフトにおいて見た目から探すなどうすれば良いのか。そこで思いついた案が「Googleのイメージ検索を使う」方法だ。
百聞は一見に如かず、こちらを見て貰うと分かるようにボタン型ランチャーを検索して画像を見ることが出来る。
そうして見つけたのがまず
nrLaunchである。これは見た目がかなり良い感じのタブ方式ボタン型ランチャーだった。
だが結局、前回述べたような不満な点が出てしまうランチャーだった。
[見つけた! ぷちらんちゃ]
そうこうしているうちにようやくたどり着いたのだがじぇーど氏の「ぷちらんちゃ」である。
このソフトは上のように以前から有名でソフト紹介サイトで十分紹介してあったのであり、私も上の紹介は目を通したはずだが、しかし上のソフトに注目することはなかった。なぜなら上のVector、窓の杜紹介でのキャプチャー画面は、このランチャーで可能な表示形式の一例であたのだが、その画面が私は気にくわなかったからである。
すなわちVectorレビューも窓の杜紹介のいずれも、小さいアイコンでの使用を紹介しているが、前述の通り、私は大きなアイコンでの利用を強く望んでいた。一見して分かりやすいようにしたいのと、タッチパネルパソコンで使えるようにアイコンが大きい方が良いからだ。
だかこれは見落としだった。作成者様のサイトの解説を見ると分かるが、さまざまな形の表示の仕方があるのである。だから自分がしたい大きなアイコンでの表示も可能であった。
[まさしく私の要望に関する設定が!]
さてこの「ぷちらんちゃ」が偉大な点は設定の中に
「ショートカットを登録した場合にはリンク先のパスで登録」
という設定のがあり、YesかNoかを選択できるのである。
この設定こそ私が第二回目の投稿でグチグチと文句を言った部分に関するものであり、多くのランチャーではこれが強制的にYesになっており、TabBarLaunchではやはり強制的にNoになっている
のである。
これによりようやくTabBarLaunchに引き続いて、ショートカット自体をランチャーに登録するソフトを見つけられただけでなく、それが設定で変えられるというのがまたスゴイではないか!
[カスタマイズ性の高い「ぷちらんちゃ」]
以上の2点「同じランチャーでも表示がいろいろ変えられる」「ショートカットを登録したときの起動実体を変更できる」というだけでも、この「ぷちらんちゃ」のカスタマイズ性の高さを知ることが出来るだろう。とにかく私が調べた中では「ショートカットを登録したときの起動実体を変更できる」ようなランチャーは全く無かった。
このソフトの「見た目」への拘りは、スキンなどを導入し、ユーザのカスタマイズ可能性をデザイン的にも高めている姿勢からよく分かる。スキンというのはWindowsXPのOS自身に導入されて以降広まったもので「服を作るかのようにユーザが見た目を替えられるようなシステムになっている仕組み」とでも言おうか。WindowsXPでは多くの人がXPの見た目を替えるスキンを提供しており、ThemeXPなどで公開されている。
そんなこんなな「ぷちらんちゃ」は極めて完成度の高いランチャーソフトであると言えよう。ランチャーソフト愛用している方は是非試しに使って欲しい。
[まあそうは言っても不満もないこともないが...]
だが不満な点もないことはない。
- 前述の設定をNoにしたときに登録されるアイコンがショートカットのアイコンである「矢印」がついてしまう。
- タブが一段までなので多くなるとわけが分からなくなる。
- 大きなアイコンとその下の文字、という表示があまりうまくできない。
3番目のような結果、私はそれまでのTabBarLaunchなどと少し異なる雰囲気のデザインにすることにした。
(右側が「ぷちらんちゃ」。左はカレンダーのフリーソフト「壁カレ」)
他の部分に関しては不満な点も残るが、まあ仕方ないと思っている。そんなこんなで、ようやく私のランチャー探しは終わったのであった。(完)