Flybook W33iをWindows7β版からXPに戻した~Windows7の感想
先月の記事で愛機のモバイルパソコンにWindows7ベータ版を入れたことを書いたが、なんとか2週間半使い続けたけれども、結局WindowsXPに戻すことになった。
本記事ではモバイルノートFlybook V33iでWindows7ベータ版を使った感想とWindowsXPに戻した理由について箇条書きで書き出していく。
●Windows7ベータ版であるが、ベータ版とはいえ、十分使える形に仕上がっている。
ベータ版だと強く感じるのはヘルプに日本語がないこと、時々ダイアログが英語のメッセージであることくらいであった。
●起動が早いのが嬉しい。Vistaよりも圧倒的に早く、ただしXPよりは遅い。
●しかしFlybook W33iの性能が
http://www.flybook.co.jp/product02_02.php
にあるように
Intel Pentium-M 733 ULV(1.1GHz)
1GB (DDR SDRAM)
であるためか、通常の動作はもっさり感が否めない。すなわちプログラムの起動、OSのシステム的な動作など、全体に遅い感がある。
●個別のアプリケーションの速度についていえば例えば....
やはりもっさり感はあるものの、遅くてどうしようもないというほどのものではない。
VirtualPCでWindows98を導入し、その中でConnectix Virtual Game Station(CVGS)というプレイステーション(PS)のエミュレータを動かして3D格闘ゲーム(ソウルエッジ)をしたりしても何とかプレイを楽しむことが出来る。
Windows98ではなくWindowsXPをVirtualPC上で動かすこともそんなにストレスなく出来る。がやはりXPの時にVirtualPC上でXPを動かすときよりは少々遅いのを感じた。
●Windows Media Playerが立ち上がらないことが多い。起動しないことがしばしばある。
起動してもWindowsMediaPlayerの中が真っ白で、ライブラリの中身が出てこないままで固まってしまう。こういう場合、一般的にはプロセスを殺して再起動すると解決したりするものだが、本件の場合タスクマネージャでWMPのプロセス(WMPlayer.exe)を殺せない。
一般にWindowsXPではなかったことでWindows7で起こっていることに「タスクマネージャでプロセスが殺せない」というのがあり、この場合がまさしくそうでWMPlayer.exeのプロセスが殺せないのである。
この解決にはWindows7を再起動すると直る。
結局これは解決できず、Windows7 β版を諦めてWindowsXPに戻す理由の一つになった。
●スリープ、シャットダウンに関してしばしばうまくいかないことがある。
すなわち画面が黒いままで復帰しない、「シャットダウンしています」の画面で進まない、などなどが発生し、5秒押し強制終了をしなければいけない場合が多かった。
またスリープに入るのも少し遅い。少し待たされる。
●もともと私が愛機にWindows7を入れたのは、XP標準でBluetoothに関してA2DP、AVRCPのプロファイルがないことだったがそれについては確かにWindows7で解決し、またDUN接続に関して複数の接続設定を作ることも出来た。
ところがシリアルポート通信のプロファイルがない?ようでGPSロガーが使えなくなってしまった。
結局これについては東芝スタックの導入で解決し、それは結局Windows7を導入しなければならない動機がなくなってしまった。
●Flybookはタッチパネルパソコン(タッチスクリーンパソコン)であるが、TabletPC機能特に手書き文字認識が非常に有効であった。
これはもともとXPではTabletEditionとして提供されていたのがVistaでは標準になったものである。(ただしFlybookW33iでのXPはタブレットエディションではない。)
工人舎パソコンの時にVistaが載っていたのでこのTabletPC機能を使ったことがあり、非常に評価していたがその素晴らしさはWindows7でもきちんと引き継がれた。
タッチパネル(タッチスクリーン)機能付きのパソコンならばこれだけでも十二分にWindows7を導入する意義があると感じた。XPの時にFlybookについていたメーカ提供の文字認識があまり使えなかったのと雲泥の差がある。
しかし同時に「私の場合には」それほど手書き文字認識の必要度が高くないとも感じた。すなわちTouchDiamondでも感じるが手書き文字認識はいくら性能が良くてもキーボードに比べてまどろっこしい部分があり、TabletPCでもピュアタブレットの形にしている時などしか必須さを感じないことが今回初めて気がついた。
特にFlybookの場合はそんじょそこらのタッチパネルパソコンと異なり、キーボードの上にクリックポイントが配置されていてピュアタブレットの形にせずに両手で抱えて操作することが出来、ピュアタブレットにすることが少ない。その結果、立ちながらの操作でも手書き入力よりもキーボードを使ってしまう傾向にあった。
なお、右クリックに関して長押しでメニューが出てくるのには重宝した。
●結局私がWindows7の使うのをやめて、XPの復活をした理由は
の2点である。
●WindowsXPに戻したが、その際、前には導入を見送っていたSP3(ServicePack3)を導入した。
本記事ではモバイルノートFlybook V33iでWindows7ベータ版を使った感想とWindowsXPに戻した理由について箇条書きで書き出していく。
●Windows7ベータ版であるが、ベータ版とはいえ、十分使える形に仕上がっている。
ベータ版だと強く感じるのはヘルプに日本語がないこと、時々ダイアログが英語のメッセージであることくらいであった。
●起動が早いのが嬉しい。Vistaよりも圧倒的に早く、ただしXPよりは遅い。
●しかしFlybook W33iの性能が
http://www.flybook.co.jp/product02_02.php
にあるように
Intel Pentium-M 733 ULV(1.1GHz)
1GB (DDR SDRAM)
であるためか、通常の動作はもっさり感が否めない。すなわちプログラムの起動、OSのシステム的な動作など、全体に遅い感がある。
●個別のアプリケーションの速度についていえば例えば....
やはりもっさり感はあるものの、遅くてどうしようもないというほどのものではない。
VirtualPCでWindows98を導入し、その中でConnectix Virtual Game Station(CVGS)というプレイステーション(PS)のエミュレータを動かして3D格闘ゲーム(ソウルエッジ)をしたりしても何とかプレイを楽しむことが出来る。
Windows98ではなくWindowsXPをVirtualPC上で動かすこともそんなにストレスなく出来る。がやはりXPの時にVirtualPC上でXPを動かすときよりは少々遅いのを感じた。
●Windows Media Playerが立ち上がらないことが多い。起動しないことがしばしばある。
起動してもWindowsMediaPlayerの中が真っ白で、ライブラリの中身が出てこないままで固まってしまう。こういう場合、一般的にはプロセスを殺して再起動すると解決したりするものだが、本件の場合タスクマネージャでWMPのプロセス(WMPlayer.exe)を殺せない。
一般にWindowsXPではなかったことでWindows7で起こっていることに「タスクマネージャでプロセスが殺せない」というのがあり、この場合がまさしくそうでWMPlayer.exeのプロセスが殺せないのである。
この解決にはWindows7を再起動すると直る。
結局これは解決できず、Windows7 β版を諦めてWindowsXPに戻す理由の一つになった。
●スリープ、シャットダウンに関してしばしばうまくいかないことがある。
すなわち画面が黒いままで復帰しない、「シャットダウンしています」の画面で進まない、などなどが発生し、5秒押し強制終了をしなければいけない場合が多かった。
またスリープに入るのも少し遅い。少し待たされる。
●もともと私が愛機にWindows7を入れたのは、XP標準でBluetoothに関してA2DP、AVRCPのプロファイルがないことだったがそれについては確かにWindows7で解決し、またDUN接続に関して複数の接続設定を作ることも出来た。
ところがシリアルポート通信のプロファイルがない?ようでGPSロガーが使えなくなってしまった。
結局これについては東芝スタックの導入で解決し、それは結局Windows7を導入しなければならない動機がなくなってしまった。
●Flybookはタッチパネルパソコン(タッチスクリーンパソコン)であるが、TabletPC機能特に手書き文字認識が非常に有効であった。
これはもともとXPではTabletEditionとして提供されていたのがVistaでは標準になったものである。(ただしFlybookW33iでのXPはタブレットエディションではない。)
工人舎パソコンの時にVistaが載っていたのでこのTabletPC機能を使ったことがあり、非常に評価していたがその素晴らしさはWindows7でもきちんと引き継がれた。
タッチパネル(タッチスクリーン)機能付きのパソコンならばこれだけでも十二分にWindows7を導入する意義があると感じた。XPの時にFlybookについていたメーカ提供の文字認識があまり使えなかったのと雲泥の差がある。
しかし同時に「私の場合には」それほど手書き文字認識の必要度が高くないとも感じた。すなわちTouchDiamondでも感じるが手書き文字認識はいくら性能が良くてもキーボードに比べてまどろっこしい部分があり、TabletPCでもピュアタブレットの形にしている時などしか必須さを感じないことが今回初めて気がついた。
特にFlybookの場合はそんじょそこらのタッチパネルパソコンと異なり、キーボードの上にクリックポイントが配置されていてピュアタブレットの形にせずに両手で抱えて操作することが出来、ピュアタブレットにすることが少ない。その結果、立ちながらの操作でも手書き入力よりもキーボードを使ってしまう傾向にあった。
なお、右クリックに関して長押しでメニューが出てくるのには重宝した。
●結局私がWindows7の使うのをやめて、XPの復活をした理由は
- WindowsMediaPlayerが立ち上がらないのが頻発し、再起動が必要なことがあまりに多すぎること。
- シャットダウンの失敗も多く、5秒間強制終了もかなりあり、このままではHDDを痛めかねないと感じたこと。
の2点である。
●WindowsXPに戻したが、その際、前には導入を見送っていたSP3(ServicePack3)を導入した。
- やはりXPの方がきびきび動いて快適である。
- スタンバイ(Windows7ではスリープ)に入るのが非常に速い。
- Bluetoothの諸問題については東芝のスタックの導入でほぼ解決したようだ。
- Windows7に比べて不便、寂しいのは「長押しで右クリックメニューが出ない」「手書き文字認識が使えない」「ガジェットがない」くらいか。
この記事へのコメント
Win7に興味があり読ませていただきました、わたしはWinXPユーザーなんではっきりいってVistaには憎悪感と敵対感があったのですがWin7はSp1が出る頃にPC本体ごと買い換えたいと思います。